天界から追放された龍王の子は人里に降る～下界に降りたら天界の息がかかった魔王が下界侵略をはじめたので最強の守護龍となって阻止します～

　龍の中では珍しく白い体を持つ主人公エルドラ・ドラグロードは龍王の息子にもかかわらず、白い龍は災いを呼ぶとして龍族から忌み嫌われ、龍王である父からもぞんざいな扱いを受ける辛い日々を送っていた。そんなある日、天界に前代未聞の大地震が起こり甚大な被害が出る。それからエルドラに対する天界民達の反発がますます強くなっていったため、何の思い入れも無かった龍王は息子だからという理由で殺しはしなかったものの代わりに天界への一切の入場を禁止し、下界へと追放した。
　下界に追放されたエルドラは龍を信仰していると聞いていた人間に扮して生活をはじめる。ようやくエルドラが下界での生活に馴染んできた時、突如として下界で魔王の侵略が始まってしまう。実はこの魔王による侵略は下界からの信仰を失いつつある天界の策略であった。ひょんなことから魔王と天界の繋がりを知ったエルドラは人間側で戦う事を決めるのであった――
　これは天界から追放された龍王の子が下界最強の守護者として天界と戦う物語。お前は龍なんだから天界側につけって？　追放したのはそっちじゃないか。