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風魔法使いの転生無双  作者: Syun
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第五十七章 忘れてなかったけどタイミングが合わなかっただけの人と

 聖国と共和国は隣り合っている。なぜなら、かつて人間と魔族が争っていた頃に築かれた防衛線が聖国の原型だからだ。当時最も活躍した聖魔法使いが初代の聖女であり、没した地が聖都である。その残滓が残り続けているからこそ、この地は聖女を育てるのに最適の“場”になっている。

 という大嘘を聞いたことがあるってだけだが。

 それならそれで何らかの遺構や痕跡があるはずだがそんなものないし。ユメさんとかどう説明するんだよと。

 だが、長く続く嘘というのは微妙に説得力があるのも事実。本来は逆で両種族の交流拠点とかだったんじゃないかと思うけど、その辺りの歴史ははっきりしないらしい。

 どうにもこの世界は創造論的なところがあるんだよな。獣人や魔族のことを考えるとそうなるのも当然なのかもしれないけど、実のところどうなんだろうか。

 いい加減歩いているのも飽きたので、オレたち三人はダラダラと駅馬車での旅に切り替えていた。それでもレヴは疲れたのか飽きたのかオレにもたれかかって眠ってしまったけど。

 反対側からは同じようにしたいけどどうしようか悩んでいそうな視線を感じる。別に構わないんですけどね。オレが他から嫉妬の視線を向けられるだけだから。

 だというのに、違うことがふと頭に浮かんでしまった。これもまた先送りにしていたことで、いつになるかわからなかったことの一つだ。


「ずっと触れないでいたんだけどさ、ララ」

「は、はい。なんでしょう?」


 やろうとしていた事を咎められたと思ったのか、ビクリとその身体が跳ねた。思わず笑ってしまいそうになるが、これからしようとする話はその顔ではできない。

 そう覚悟しても聞いていいものか悪いものか悩むのだが、前置きしたとおりいつかはしなくちゃいけない話だと思う。流れとは言え普通に聖国に来た今がいい機会なのかもしれない。


「ご両親は健在なのか?」

「あ、そういう……どうでしょうね」


 聖女見習いは幼少期に親と引き離される。二十年近く聖都にいるのなら同じ時間だけ親とは会っていないはずだ。


「会いたくないのか?」

「いえ、会いたい気持ちはありますね。けど、まだ娘だと思ってもらえているでしょうか?」


 なるほど、そういう不安はあるか。長年の音信不通に近いんだものな。

 忘れているってことは無いと思う。疎むようなこともないと思うし、憎む要素もないと思う。誇りに思っているか、ただただ心配だけしているか。どちらにせよ会ってみないことにはなんとも言えないとは思う。


「行ってみるか?」

「リーズとは違いますけど、そんな急に覚悟はできません。それに……」


 ララはそこで言葉を切った。

 続きを待ったが、なかなか出て来ない。


「ごめん。不安なら無理にとは言わない。覚悟ができたら付き合うよ」

「いえ、そうではなく。まだ健在かどうかも……ネレのようにもしかしたら」


 そうか。そういう可能性もあるか。音信不通なのはある意味お互い様だものな。


「その点で言えばエルの家族の話も聞いたことがないな。色欲封じがなくても案外オレは冷たい人間だったのかな」

「それはありえないですけどね。気にしてくれてありがとうございます、悠理。もしその時が来たら付き合ってもらえますか?」

「もちろん」


 お礼を言われるほどのことかわからないが、いつかララと両親が再会できることを祈ろう。それが優しく幸福な形であることも。



 聖都もそれなりに広い。だが、長年お膝元でもあっただけあってララの案内は正確だった。

 正確だったが。だいたいエルシュラナ邸とかファイリーゼ邸くらいのサイズかな、目の前の建物。


「なあ。モラーレ家って貴族だったっけ?」

「違いますね。ただ、彼の肩書ならこのくらいは当然でしょう」


 ヴァリーの肩書。聖騎士。いや、十年以上経ってるんだからいくらなんでもヒラではないか。

 大体どのあたりまで昇ったのかと考えていたら、レヴが首を傾げた。


「モラーレって誰?」

「レヴが聖都に来てくれたとき、私と一緒に騎士がいたでしょう? 彼です」

「ああ、あの人」


 レヴに話したことなかったっけ、ヴァリーのこと。

 そういえば年食ったようにも見えなかったな。転生前は同い年だったから今は……はい。


「約束もしてないし、今日はどこか宿を探すか」

「そうですね」

「うん」


 ひとまず現状の一つは把握したということで歩き出す。人の家を長時間覗いてるのは良くないだろうからな。特に貴族相当の階級だと。

 宿屋街を目指して歩いている中で、いくつか馬車とすれ違う。そのうちの一台が通り過ぎてすぐに停まった。


「待った、ユーリ!」


 扉が開いて飛び降りてきたのは誰であろう、カヴァリエ・モラーレその人だった。


「よう、ヴァリー」

「やあ。ソ……ララさんも。それにレヴさんだったっけ」

「どうも、モラーレ卿」

「お久しぶりです?」


 挨拶は互いにぎこちない。

 しまったな。ノリだけで愛称を呼んでしまったが、自分の外見を考えてなかった。御者さんに変な目を向けられている。


「失礼。道が詰まるといけないから乗ってもらえないかな? うちに招待するよ」

「では、お言葉に甘えましょうか」


 ララがそう言うと、ヴァリーがオレを見て頷く。

 そうか、授業でやったな。こういう馬車に女性が乗るのは男が手助けしろという。


「ララ」

「どうも」


 ララの場合は身長はオレのほうが低いくらいだから助けになるかはわからないけどな。


「レヴも」

「ありがと、ユーリ」


 二人が乗り込んだのを確認してオレたちも乗り込む。さすがに四人乗るとそこそこ窮屈だな。


「偉くなると移動まで大げさになって良くないね」


 馬車の持ち主が苦笑する。たしかに職場との往復くらい自分の足でできるよな、成人男性はもちろん騎士なら余裕で。


「どこまで偉くなったんだ?」

「プロメッサルーナ聖国聖騎士団副聖騎士長ですね」


 ヴァリーの現在の地位は当人以外が答えてくれた。

 副聖騎士長。それはまた。


「……出世したな、ヴァリー」

「二番目に偉いってことだよね?」

「それだけ長くいるってだけだよ」


 いやいや。少なくともあの場でララと共闘していたのだから、ともすれば聖騎士長より腕は上だったりするんじゃないか? まあ、オレの聖騎士長のイメージってアレだけど。


「しかしユーリがこうなってるとはね。初めて会ったときから不思議な奴だとは思ってたけど、若返ってるとまでは思わなかった」

「オレだって最初からこうなるとは思ってなかったさ。あらゆることが決まっていたらそれこそなにもなくてつまらないけどな」

「違いない」


 その辺りのことは腰を落ち着けてゆっくり話したいところだ。

 来た道を戻るのに時間はかからない。二人が降りるのに手を貸して、ヴァリーに続いて屋敷の中へ。


「ただいま」

「旦那様。お帰りなさいませ」

「本日もお疲れさまでした」

「父上、おかえりなさい」

「おかえりなさいませとーさま」


 出迎えてくれたのは……奥さん二人と男女の子供二人。ほー。


「いい人生送ってるな、青年」

「急に真面目になるなよ」


 仕方ないだろ。男女の付き合い方について悩んてたはずが、この世界最初の親友がこうなってたら。

 まあ、顔も性格もいいもんなヴァリー。何気にモテてたし。しかも今の立場から言って優良株だし。弱点ねーじゃん。


「旦那様、そちら……ひゃわ」

「ようこそいら……えっ?」

「“はじめまして”、お二人とも」


 悲鳴を上げられる前にララが自分の口に指を当てる。誰かわかっても言うなってことだな。


「一人は君たちの思う通りの人で、彼女はこの方の友人。彼は……僕たちの古い友人かな」

「はじめまして、奥方様御二方。ユリフィアス・ハーシュエスです」

「レヴと申します。よろしくおねがいします」

「こちらこそはじめまして」

「これはご丁寧に」


 はじめまして、ね。相手はともかくオレが言うのはなんとなく白々しいな。

 なんとなく覚えてるぞ。聖侍女だったろ二人とも。ヴァリーの言った僕“たち”ってのは二人のことだよな。その節はお世話になりました本当に。


「急で悪いんだけど、夕食は多めにお願いできるかな?」

「了解いたしました」


 当然のようにいる執事さんにそう言付けると、彼は素早く歩いていく。こういう生活をすることになったとしても慣れないだろうな、オレは。当分偉くならなくていいや。



 夕食後、ララとレヴと奥様方は女性同士で話をすることになり、こっちはヴァリーと二人で話をすることになった。説明義務はオレにあるし気を使わなくて済むからありがたくはある。

 書斎らしき場所でテーブル越しに向き合う。


「酒が飲める年齢じゃなくて悪いな」

「酔ってたらそれこそ卒倒する話をするんだろうから、逆に良かったんじゃないかい?」


 かもな。

 と言っても、ヴァリーにするのはみんなに説明したよりずっと単純なことだ。


「ユーリ・クアドリはこの世界の人間じゃなかった」

「……、うん」


 驚いた顔はしているが、返るのは相槌だけ。「まずは話すことを全部話してくれ」ってことかな。


「死んだはずがこの世界にいて……ララに救われた辺りはヴァリーも知ってるよな」

「ああ。公然の秘密だったのはもちろん、君からも聞いたからね」

「まあ、その後のことは知ってのとおりというかやってのとおりだが、聖国を出てこの世界をそれなりに巡って知り合いもできて、ここで生きてるんだなって実感ができたときにふと思ったんだよ。“俺”は何者なんだろうかって」


 この世界に戸籍はない。偽名でも生きていけるし、セラだってある意味本名で入学も冒険者登録もしてないからな。フレイアは士団に入ってから経歴を洗われたみたいだが、人格に問題のある騎士や魔法士がいたことから見てもそこまで徹底されているわけではない。

 それでも、ユーリ・クアドリはある日この世界に生えた完全なイレギュラーだ。この世界の存在じゃない。


「もともと俺はこの世界の人間じゃない。そう思うと、世界が現実でも俺自身はただの夢の存在なんじゃないかって思えてきた。ある日突然弾き出されて消えてしまうんじゃないかって」

「それはないとは思うけど、気持ちはわかるよ。家族ができて、死と残していくものを意識して怖くなることがある。ユーリの考えたことがそれと同じだとは言わないけどね」

「いや、本質的には同じだと思う」


 死と消失は表裏一体というか、主観では同じだろうからな。


「死自体も完全に予期できるものじゃないが……なんでこの世界に来たのかもわからないからな。何かの拍子に俺の存在が嘘になるんじゃないかって。だったらユーリ・クアドリでいることをやめてこの世界の人間になってしまえばいい」

「いや……うん。発想としては正しいね。適切な着地点を通り過ぎてはいるけど」

「かもな。で、魔法で転生してこうなった。今のオレは風魔法使いのユリフィアス・ハーシュエス。まぎれもなくこの世界の人間になれたと思う」


 これで大まかな説明は終わりかな。

 ヴァリーになら他のことも話していいんだろうけど、それは今じゃなくてもいいと思う。今回はオレのことだけで。


「異世界に、魔法による生まれ変わりか。シラフで聞いててよかった。それこそ夢かと思うところだったよ」


 苦笑されてしまった。でも疑われてはないな。


「……なんでみんな『冗談だろ』とか『嘘ばっかり』って笑わないんだろうな」

「それはどこか納得できるからだよ。もともと変わってるからね、ユーリは」


 それで納得できることでもないと思うんだけどな。というかやっぱり変人枠なのかオレは。


「でも今ならその理由がわかるよ。ユーリはユーリの目で物事を見てたんだな。自分の元いた世界の感覚で」

「この世界の常識に囚われないって意味ではそうだな。九羽鳥悠理の世界では魔法はなかったし、剣技が廃れて長い。代わりに創作での非現実としてはなんでもありだったから」

「そういう世界も興味深いな」


 いつかヴァリーにもミアさんの力で疑似体験させてやれるのかな。


「話してくれてありがとう、ユーリ」

「こちらこそ聞いてくれてありがとう、ヴァリー」


 やはりカヴァリエ・モラーレは得難い友人だと思う。最初にできた親友が彼で良かった。


「それだけじゃなくて、転生する前からこの前までずっとララを守っていてくれてありがとうな。なんだかんだでオレは役に立たなかったからさ」

「役目ではあるし、ララ様の気持ちもよくわかってたからね。でもユーリが役に立たなかったなんてそれこそそんなことないし、僕にも十二分に返してもらったよ。家族に被害がなかったのは君のおかげだ」


 そういえばそうか。あれだけ魔人が暴れまわったのにその形跡もないもんな。オレの手柄だけじゃないけど。


「なら、貸し借り無しでこれからも友達でいいか?」

「もちろんだよ。いつでも訪ねて来てくれよ」

「ありがとう。あらためて、これからもよろしくなヴァリー」

「こちらこそよろしく、ユーリ」


 お互いに手を伸ばし、拳と拳をぶつける。握手よりもそれらしい気がする。


「それでだな。こんな生活をしてるヴァリーに聞きたいことがあるんだが」

「ん? 突然なんだい?」


 期せずして、最高の親友が最高の先生にもなっていた。これ以上の僥倖はあるまい。


「奥さんが二人いる身としての夫婦生活円満の秘訣を教えていただきたくてだな」

「え、聞くことってそれ? なんだかんだでララ様は君のこと愛してくれてるだろ? 何も問題は無いんじゃないのかい?」

「いやだから、ララだけじゃなくていろんな子から好意を告白されてて」


 そうじゃなきゃ聞かないだろ、複数人の配偶者のいる相手を選んで。


「へー、さすがはユーリだね。ちなみにどのくらいなんだい?」


 何がさすがなのかはわからないが、そういえば人数をちゃんと数えてないな。


「ララに」

「うん」

「エルに」

「うんうん」

「ネレに」

「うん?」

「レヴに」

「彼女もか」

「リーズに」

「んん?」

「フレイアに」

「んんん?」

「アカネちゃんに」

「う、うん?」

「姉さんに」

「え?」

「レア」

「あ、ああ」

「これだけだな」

「ええ……」


 こうして名前を上げてみると、なんだか思考が鈍化してくるな。現実だけど異常だ。


「えーと。ちょっと待ってよえーと、ララ様、エルさん、ネレさん……レアさん。九人。九人!?」


 そんなにか。多いなって感覚しかなかったけど、多すぎだな。二桁いないことを良しとすべきか悪いとすべきか、ってそういう問題じゃねーよ。


「いやー、それは見事に男女問わず敵だねユーリ」

「……だよな」


 生暖かく見守ってくれてるとは言え、至近にいるセラにとってはそれはそれで地獄なのでは? 今度なにかちゃんとお詫びとお礼をしておこう。


「とまあそれは第三者的にはってことで、当人たちからすれば幸せだってことはわかってるよね? いやまだなんとも言えなくはあるんだけど、ユーリは誰かを切り捨てるようなことはしないだろうし」

「それは一応」


 だからなんとも言えない面もあるというか。みんな断られることは考えてないように見えるのもちょっと怖く感じるときもあるし。


「別にそれで問題ないんだけどさ。ただ、オレの常識だと一夫一妻だったからな。この世界でも基本的にはそうだろ?」

「そうだね」


 やっぱりそうか。

 そもそも転移前だと結婚できるだけで優良物件みたいな時代になってたからな。一夫一妻じゃなければ婚姻関係はわりと重複化してたのかもしれない。そう考えると二つの世界はほとんど真逆なのかも。


「僕の場合は、彼女たちから『それでいい』って言われたね。いや、『それがいい』か。どちらかが不幸になるのはお互い許容できないし、許されているのだから問題ないって」

「強いな、二人とも。あのねじ曲がった場所で自分を保ってただけのことはある」

「あ、二人が聖侍女だったってちゃんと覚えてたか」


 数少ないララの仲間候補でもあったからな。いじめの舞台みたいなので表立って味方できなかっただけであって。

 ただし、覚えてたことは奇跡だったりするかもしれない。オレはアカネちゃんをすっかり忘れてたような奴だ。他のやらかしがそのうち出て来る可能性は大いにある。


「あの騒動でお互いを認識して、訓練とかの上がりや怪我をしたときに世話をしたりされたりで意識するようになって、とかか?」

「正解。言ってみるとなんのひねりもない話だけどね」


 ありがちだが微笑ましい話でもあるな。それに加えて聖女の味方という同志でもあるわけだし、自然でもある。


「僕も二人を心から幸せにできている自信はないよ。でも幸せだって言ってくれてるし、家族もそれぞれみんな愛しあって尊重しあってる。関係としては難しいのかもしれないけど、大事なのはそれだけでいいんじゃないのかな」


 オレの場合も好意はみんな明言してくれてるな。その上で両手両足を掴んで引っ張り合いになってるようなこともないし抜け駆けしようってのもない。

 問題はオレの心持ちだけだというのもわかってる。意味不明で無駄で最低な逡巡だってことも。


「ユーリだって少しは傲慢になっていいんじゃないかい? なんだかんだ誰かを救ってばっかりなんだろ、君は。それで得られた縁がララ様たちなんじゃないか」

「……そうだな」

「ちゃんと人から好かれる性格と人格してるんだ。自信持っていいよ」

「そうする。ありがとうな、ヴァリー」


 まさかこんな話をするとは思わなかったが、想定以上に得るものがあった。

 何より、古い友人の幸せな姿を見ることができたのならこれ以上はないだろう。


「……いやでも九人は大変だろうなあ。何が大変とは言わないけど。いろいろ全部大変だろうし」

「……オレもそう思う」

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