表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
風魔法使いの転生無双  作者: Syun
(14)
123/239

Bridge 本選出場者選抜予選

 当たり前だが、「明日、騎士学院と魔法学院の希望者で勝ち抜きトーナメントをやるぞ」などと言われるはずがない。さすがにそれは面倒だとか横暴だとかのレベルの問題じゃない。

 告知は一ヶ月前。その間に参加表明をすること……だったのだが、予想外に参加者が増えているらしい。


「正式な場でお前と戦いたいやつが多いんじゃないか? 俺もだし。さすがに敵うとまでは思っちゃいないけどさ」


 エントリーしたというスヴィンに何気なく話を振ったらそう返された。いや待て。待ってくれ。


「……どうしてオレが出るって知ってる?」


 誰にも言った覚えはないぞ。誘引の二の轍は踏まない。

 まさかエルブレイズ殿下から広まってるわけないだろうしリーデライト殿下なんて絶対ありえない。じゃあなんでだ本当に。


「え? 当たり前だろ? お前が出ないわけないし」

「…………」


 なるほどこれ情報が漏れてたわけじゃないな。「ユリフィアス・ハーシュエスが出ないわけない」っていうただの思い込みだ。


「っていうか、このクラスの奴はほぼみんな参加希望だぞ。セラとレアの二人も」


 マジか。セラとレアも。なんで。

 何より、クラスの全員とか。


「……どうするんだそれ。全員参加したらどうなるんだ」

「ん? いや、ギルドランク上位とか法士爵持ちとかは免除らしいけど、予選をやって選抜することになったらしいな。さすがに数百人で総当りとか無理だろうし」

「なんだそうなのか、じゃない。大げさに過ぎるだろ」


 数百人って単位、両学院の一学年それぞれくらいじゃないか。いや、下手したら二学年分を超えるのか?


「安心しろ。絶対に予選は突破するからな」

「……うん、そう。そうだな。期待してる」


 約束って、しすぎると安っぽくなっていくような気がするけど。まあ、成り行きを見守るしかないな、うん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ