6話 えっ?16歳の公爵令嬢‼︎
6話 えっ?16歳の公爵令嬢‼︎
一度話は中断されて、お医者様の診察になった。
王子様や両親は一度退室して、お医者様と私の2人。
相手は医者とはいえ、2人にしていいのかしらね。
問診票みたいのを開いて、私に聞いたことを記入してるみたい。
「ふむ、特に記憶以外は問題ないようですな。
姫様、他に違和感等はありませんかな?」
う〜ん、逆にいいくらいなのよね〜。
慢性の肩こりもないし。
姫様って私よね。
ここでも姫様ってことは、やっぱりただものじゃないわよね。
少なくとも平民ではないわね。
「大丈夫です。
あの先生、私はどうして眠っていたのですか?
先ほど、王子様とお父様、お母様にお会いしました。
長い眠りについてたとおっしゃってました。
私にはわからないのです」
さぁ、話して〜。
情報プリーズ。
「姫様、慌てないことです。
混乱もすると思いますが、私からは話せることはないのです。
大丈夫、身体は異常ない様子。
とはいえ、暫く寝ていた身体ですからな。
ゆっくりリハビリして行きましょう。
お3人ともドアの前でお待ちです。
まずは身体に問題がないことをお伝えしましょう」
う〜ん、流石はお医者様。
ホッとする雰囲気をお持ちだわ。
言いくるめられた気もするけど。
「旦那様、奥様、王太子殿下どうぞ。
診察結果をお話ししましょう」
ずっと待っていてくれたのね。
「まず、体調面は健康そのものです。
心拍数、脈拍数、体温良好。
詳しいことは採血結果が出ないとハッキリとは言えませんが、まず問題ありません。
ですが、記憶に若干…。
ご自分のこともご家族、殿下のことも、おわかりにならないようです。
この国のことも 」
3人共真剣な様子で傾聴しているけど、どうして王子様まで一緒なのかしら?
「目を覚ましてくれたのです、私達夫婦はそれだけで十分。
リリーナ、先生をお見送りして来なさい」
「えぇ、さぁ先生どうぞ」
お母様が先生と一緒に出て行く。
何かお母様がいたらいけない話なのかしら?
「殿下、私の方から話をさせていただいても?」
「構いません」
「サラ、記憶のない君には混乱するかもしれないが、話そう。
エドワード様は隣国マジーナ王国の世嗣ぎの王太子殿下だ。そして君は、フルール王国筆頭公爵である私の娘。
3年前こちらのエドワード様と婚約している」
えっ、公爵令嬢で王子様の婚約者なの‼︎
エル様これ、やりすぎじゃないかなぁ…。
この王子様の婚約者なら、10代半ばよね、サラは。
中身10歳おばさんだけど、大丈夫かしら…
「ごめんなさい、思い出せません。
申し訳ありません…」
少しだけ残っている、サラの身体の記憶が確かにお父様の言うことを本当だと言ってる。
でもやっぱり情報量が少なすぎるのよね。
多分、この王子様のことも大好きだったんだわ…
可哀想なサラ。
きっとこの王子様の花嫁になりたかったわよね。




