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徒然なる詩

こころ

作者: 綴嘉哉

残さないと本当に後悔すると思った

怖かったんだ 今までの自分を裏切ってしまうんじゃないかって


何も選べずにいた 選ぶことをやめてしまったと思っていた


けれど、そうではなかったんだ


周りに言われたことに不安になって


周りを見て人の真似ばかりをするようになって


それが安全で心地よくて楽だったんだ


だから、それが自分自身なんだと思い込むことにした


思い込むことで自分自身を言い聞かせた


そうすることで成長できたと思っていた


自分で自分を見えなくさせてしまっていたんだ


自分は自分でしかないのに


繕った自分も自分自身なのに


それから目を背けて奥底にいる身近な自分を見ることをやめてしまった


いつだってそこにいて 見守っていてくれている僕なのに


変わることが怖かった


置いてかれている気がして嫌だった


だから、見ないふりをして捻じ曲げた


変わらず自分は歩いていけていると信じたかった


それも終わらせなくてはならない


変わることは怖いけれど 


悪いことじゃない


自分を、世界を広げてくれる一種の反動なんだ


求めなければ 何も与えられない


欲しなければ何も手に入らない


当たり前だった


自分が求めて欲するもの


それ以外は手に入れたとしても


自分が望んだものではない


自分に嘘をつくのはやめよう


悲しくて辛いことだけど


気づいた時に泣きたくなるくらい嫌なことだけど


その涙で洗い流そう


見えなくなってしまった窓を拭こう


ぴかぴかに磨いてあげよう


それで外を眺めるんだ


自分が行きたかった景色をその目にうつそう


そうして歩き出すよ


今って時間を踏みしめて


嗚咽を漏らして


目を真っ赤に腫らして


ごめんと謝りながら


ちょっと前に歩き出すから


こんな時間に投稿してなんだと思われるかもしれないが、今考えたことは本当に大切なことだと思うんだ。

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