第十一話:薬草探して三千里・・・いやそんな歩けねぇわ
レッツゴー!
「はっ!・・・セィ!ドォララァアア!」
清々しい早朝。俺は魔物を狩っていた。
「グワァア!」
ライオンのようなソイツは、牙を煌めかせ、鋭利な爪で、俺を引き裂こうとしている。
それを避けつつ、右手の剣を振る。
飛び掛かり着地したタイミングで、強攻撃を加える。
魔物を中心に、その周りを回るように斬りつける。
俺の父さんが考えた覇刀流【サイクル】。
最後の一振りを決めると、ちょうど魔物が力尽きた。
「ふぅ・・・」
剣を軽く振り、背中の鞘にしまう。
剣は背中、刀は腰に差すことにしている。なんとなく、そういうことになった。
「そろそろ村に戻るか」
今朝の稽古も順調に済んだ。最近は、この実践練習のついでに、魔物の肉などを調達するのが日課になっている。
少し先に、俺が先日作った、お肉ボックスがある。以前、そのまま放置していたら、魔物に全部食われたためである。俺だって学習するんだもん!
・・・まぁ、発案者は俺じゃないけどね。サーシャが考えてくれたんだけどね。
ありがとうサーシャ!君は俺の女神だ!
さて。風が冷たくなってきたし、帰るか・・・。
そのとき、視界の端で何かが光った。
「・・・ん?なんだあれ?」
俺の横に立ち聳える巨大な岩壁。その上のほうで、なにか植物的なものが、朝日を浴びて虹色に輝いていた。
・・・食えるのかな?まぁ、今は疲れてるし、明日でもいいだろう。
俺は、お肉ボックスを担いで村に帰った。
◆
俺たちは、村長ニーナの屋敷に住んでいるので、ご飯は一緒に食べる。
今この場にいるのは、俺・リリア・サタラ・エクス、そしてニーナである。飯は当番制で、今朝は俺が作った。
ちなみに和食。この世界に米があって本当に良かった。
「いただきます」
『いただきます!』
ニーナの掛け声に呼応して、俺たちも手を合わせる。
ちなみに、英語圏には、「いただきます」という意味合いの言葉はないそうだ。いただきますの英訳は「Let's eat」要するに「さぁ食べよう」的な感じなのだ。
いただきますもごちそうさまもお粗末様も、日本の文化なのだ。じっちゃんが言ったいた。「感謝の心を忘れた者に、生きる価値はない」と。この世界に、いただきますがあって良かった。
「いつ食べても、リュージの作る料理は美味しいですね」
「まぁ、なかなかだな」
「ははは!サタラ君は素直じゃないなぁ~」
「っな!?」
いやぁ、微笑ましいなぁ・・・。美少女が囲む食卓!う~ん、素晴らしい!
「リュージさん。どうしてニヤけているんですか?」
いかん、顔に出ていたか。
「いや、賑やかだなぁと思ってな」
嘘ではない。
「ええ。でも、食事は大人数で食べた方が楽しいし、美味しいです♪」
ニッコリ笑顔いただきました!まぁ、確かにその通りだ。
「リュージ。今日は何をしますか?」
「ん?あ~、そうだなぁ・・・」
ちなみに、なにというのは、特訓のことであり、ナニのことではない。
「今日は村の手伝いでもするかなぁ・・・。なんかあるか?ニーナ」
そうですねぇ・・・と首を捻るニーナはとても可愛い。なにこの生き物。テイクアウトしたい。
と、その時。
バタンッと荒々しく扉が開く音と共に、一人の少年が、家に駆け込んできた。
「村長ッ!」
「あら、リズちゃん。どうしたの?そんなに慌てて」
リズと呼ばれた同い年くらいの少女は、それはもう体全体から、緊急事態警報を発していた。
「お姉ちゃんが・・・お姉ちゃんが倒れたの!」
それを聞いた瞬間、ニーナの表情は鋭くなり、立ち上がった。
「行きましょう」
その声には、いつものほんわかした雰囲気を感じさせない、威厳と重さがあった。
「・・・私たちも」
そういって、リリアが立ち上がり、全員がそれに従う。
◆
「お姉ちゃん!村長連れてきたよ!」
「セイ!大丈夫ですか!?」
リズの家に行ってみると、奥の布団で一人の少女が横たわっていた。セイというらしい少し年上に見えるその少女は、こちらを向き、薄く笑った。
「村長・・・すいません、お騒がせして・・・」
そういうと、本当に申し訳なさそうな顔をするセイ。その顔には、嫌な汗が滲み出ていた。
「構いませんよ。それよりも、一体どうしたんですか」
ニーナの質問に、セイに代わってリズが答えた。
「今日の朝、二人で一緒に山菜を採りに行ったの。その帰りに突然、お姉ちゃんがふらついて・・・それから段々顔色が悪くなっていって、熱も出てきて・・・」
「・・・・・・少し、見せてください」
そういったニーナは、セイの枕元に座った。
「熱は・・・かなりありますね。セイ。口を開けてください」
それに従い、口を開けるセイ。その動きだけでも重そうだ。
口の中を覗き込むニーナの表情は険しい。
「もう閉じて大丈夫ですよ」
次に、背中に回ると「少し、失礼します」といって、首筋を指で触れた。
「―――ッ!!!」
セイの顔が、苦痛で歪む。
「ごめんなさい・・・今、おなかは痛みますか?食欲は?」
「―――時々、痛いです。食欲は・・・あまりありません・・・」
わかりました。といって、ニーナは立ち上がった。
「セイ。貴方は虚弱病です」
虚弱病?なんだ、それ。と、その疑問が顔に出ていたんだろう。サタラが説明してくれた。
「虚弱病ってのは、その名のとおり、体の機能が低下して虚弱になり、最後には動けなくなっちまう病気のことだ」
「動けなくなる・・・。その病気は、治るのか?」
俺が聞くと、ニーナは渋い顔をした。
「・・・治すには、千年草という草が必要です。それを煎じて飲めば、あとは普通の治療で回復します」
「じゃあ、その千年草ってのを採ってくればいいんだろ!?」
「えぇ・・・ですが・・・」
口篭もるニーナに代わり、リリアが答えた。
「千年草は成長に時間がかかり、なかなか見つけられないんです。虹色に輝く草なので、あればわかるんですが・・・」
・・・あれ?それって朝のやつじゃね?
「俺、それ見たぞ。いますぐ採ってこよう」
そういって俺は立ち上がった。
「本当ですか!?じゃあお願いします!」
よっしゃ!行くぜ!
「待って!」
その声に振り向くと、声を上げたのはリズだった。
「・・・私も行く。お姉ちゃんが苦しんでるのに何もしないなんて、耐えられない!」
大丈夫だ、と言おうとして。リズの目を声が詰まった。
本気の目だ。この娘の心はもう固まっている。なら、俺からはもう何も言えない。
「わかった、行こう。リリアとサタラは、ニーナと一緒にセイを看ててくれ」
二人が頷く。ホント、頼りになる奴らだ。
「リュージさん」
ニーナが、何かを差し出す。
「傷薬です。塗ると、血が早く止まり、感染症にも罹りにくくなります。でも、使うときは、水などで傷口をしっかり消毒してください」
「・・・ありがとう。行ってくるよ」
傷薬を受け取り、リズと一緒に駆け出した。
◆
「は・・・は・・・は・・・。大丈夫か?リズ」
「はぁ・・・はぁ・・・そろそろ・・・限界かも」
それを聞き、俺は一旦足を止める。
「じゃあ、少し歩こう。ここで体力を使い切っても、あとが辛いだけだ」
「・・・うん」
リズは少し悩んだようだが、頷いた。確かに急ぎたい気持ちもわかるが。
「もう少し行ったところで今朝見かけたんだ。虹色に光ってたし、多分あってると思う」
これで間違いでした、とかだったら、俺は腹を切る覚悟があるね。
しばらく歩いていると、二体の魔物が出てきた。
馬の顔を持った馬頭のような魔物だ。手にはトゲトゲの棍棒を持っている。おい、それは鬼の持ち物だろ。
「リュ、リュージ・・・」
リズが、心配そうな顔で俺を見る。いや、こんなとこで時間食ってる場合じゃねぇよ。
「大丈夫だ」
そういって俺は、腰の刀を抜く。
『おや?なんか闘志がギンギンじゃないかいリュージ君?』
(あぁ。今は時間ないしな。遊んでる場合じゃねぇんだわ)
二体の馬頭は、俺を警戒しているのか、それぞれ武器を構えて動かない。
「まぁ、そういうわけだ。今は余裕無いから・・・・・・手短に終わらせるぞ!」
そういって俺は一気に駆け出し、馬頭の片割れを斬りつけ、そのまま通り過ぎる。
一体が倒れ、動かなくなる。
仲間が倒れて怒ったのか「ブォオオオ!」と叫ぶと、武器を持って突進してきた。逃げてくれればよかったのに・・・。
俺は刀を握りなおすと、再度突進。馬頭が棍棒を振り始める前に近付き、刀を下から振り上げる。そのまま五メートルほど滑って停止。振り向くと、ちょうど馬頭が倒れるところだった。
「すご・・・」
リズが若干放心状態で呟いた。
「まぁ、時間かけてる場合じゃないし・・・」
刀を鞘に収めながら答える。
「じゃ、行こうぜ」
「あっ、ちょっと待って!」
リズが慌てて後を追ってくる。
あ、魔物は放置。まぁ山だし、そのうちなくなるだろ。この場合、不法投棄に当たるのか、少し考えてしまった。
なんとか到着した。
「それで!千年草はどこにあるの!?」
姉のことが心配なのだろう、声に焦りが見える。
え~、と。たしか・・・。
「・・・あ、あそこだ。あの崖の上」
のポ○ョ・・・いや、ふざけてる場合じゃねぇや。
「って、おい!危ねぇぞ!?」
なにしてんのあの娘!一人でスイスイ登ってっちゃったよ!?
・・・まぁ、そんだけセイさんのことが心配なのだろう。ここは温かく見守ろう、落ちないように。
あとちょっとだ。
「いいぞリズ!頑張れ!」
「・・・はぁ、はぁ・・・」
下から、リュージの声がする。もう少し・・・、もう少しで、お姉ちゃんが・・・!
手を伸ばす。高さは結構あるが、そんなことはどうでもいい。
(届け・・・!)
そして。手が、届いた。
「やった!」
その時。
『ブオォオオオオオオ!』
「!?これは・・・」
『リュージ君。コイツは結構てこずりそうだよ』
森の中から、巨大な化け物が出てきた。
「なんだ、こいつ・・・」
体長は三メートルほどで、顔が平面だ。まるで、巨大な土の人形が動いてるような、そんな感じがした。
「きゃぁあああああ!?」
悲鳴に振り向くと、魔物の咆哮に驚いたのか、リズが落下していた。
「って!?危ねぇ!!」
慌てて駆け出しジャンプ、空中でキャッチ、そのまま着地する。
「とっ。大丈夫か?」
「う、うん・・・つぅ!?」
リズが痛みに呻く。見ると、左の二の腕に、少し傷がついていた。そこからは血が出ている。
そういえば、傷薬を貰ってたな。あれを使おう。
が、そんなことを待ってくれる魔物ではない。
魔物がその巨体で駆けてくる。
リズを抱えて横に跳ぶと、そのまま岩壁に突っ込んだ。
腰の刀、エクスが輝き、人型に変わる。
「リュージ君!アイツはボクが食い止めておくから、リズちゃんに薬を!」
わかった、と頷くと、エクスは剣を片手に駆け出していった。
とりあえず後退して、木の陰に座らせる。
「よし。じゃあ傷見せてみろ」
「う、うん」
うーん。血が結構出てるなぁ。まぁ傷薬には止血作用もある、みたいなこと言ってたから、大丈夫だと思うけど・・・。
「あぁっと!確か、薬を塗る前に、消毒しないといけないのか!」
でも、この辺に水なんてないし・・・。
「大丈夫。そのまま縫って?それよりも、早く魔物をどうにかしないと・・・」
「そうは言っても、ちゃんと使わないでなんかあったら困るだろ?」
とは言ったものの・・・どうしよう。
考えろ・・・考えろ俺。頑張れ脳ミソ!出でよおばあちゃんの知恵袋!
・・・・・・あっ!
思い付いた。とて古典的で、でも確かに効果があり、子供でも知っていることだ。
問題は傷の位置だ。
リズからは届かない。俺がやるしかないのだが・・・。
「うっ、くぅ!」
軽く風が吹いただけで、傷に染みるのか、リズは顔を歪める。
・・・やるしかないな。
「リズ。傷、こっち向けてくれ」
「え?うん」
不思議そうにしながらも、言われた通りにするリズ。
まぁ、多少躊躇われるが・・・よし。
「え?ちょっ!なに!?」
リズが戸惑いの声を上げる。まぁ、そうなるだろ。
俺は、リズの腕。正確には傷口を、舐めた。
唾液には消毒作用がある。怪我をしたら唾をつける。小学生でも知っている、とても古典的な方法だ。
「あ!・・・ひぁ・・・くぅ・・・///」
やっぱり染みるのか、顔をしかめるが、まぁ舐めるのなんてすぐ終わる。
「・・・よし、終わったぞ」
「はぁ・・・はぁ・・・、もうお嫁に行けない///」
・・・ゴメン。
俺は懐から、傷薬を取り出し、それを傷口に塗る。振り向くと、エクスが刀を魔物に叩きつけているところだった。
「早くアイツ倒して、セイさんに薬草を持っていかないとな」
「・・・お願い」
「任せろ」
俺は一度頷き、立ち上がる。
「エクスッ!」
エクスを呼ぶ。俺の声に反応したエクスは後退、俺の横に立った。
「ふう・・・。リズちゃんは大丈夫みたいだね」
「ああ。ところで、アイツはどんな感じだ?」
「そうだね・・・。素早さはそれほどでもないよ。その代わり、一撃の重さと耐久力は相当だね」
エクスは、その姿を変えながら答える。
「なるほどな。まぁ、たとえどんなヤツが相手だろうが、ぶっ潰すことにかわりはねぇ。最初から飛ばしていくぞ」
その手に刀を握り、言う。
『ふふふ。ここは1つ、キメ台詞でも言って盛り上げてみるかい?』
「なるほど、ナイスアイディアだな」
しかし、俺という人間は、咄嗟に物事を判断することが苦手らしく、思わず頭に浮かんだセリフをそのまま口走ってしまった。
「さぁ・・・祭りの時間だ」
『イッツ・ショウ・タイム♪』
なんか、どっかの悪役みたいだなぁ。と感じながら駆け出した。
◆
駆け出すと、魔物が拳を振り下ろしてきた。
それを横に避けて、そのまま腕の側面を斬りつける。
「グゥウウウ!」
という呻きと共に腕を引く。それを追うように懐に入り、三度斬りつけ側面に回り右から左へ刀を振るい、一回転して再度斬り付ける。そして、左に飛んだ刀を引き戻し、右下に振り下ろした。
怒ったように魔物が腕を振るが、その下を潜り抜け、下から左上へ斬り上げる。
そこで一度離れると、魔物が突っ込んでくる。
俺は、それに向かって走り出し、軽くジャンプして魔物の腹に刀をブチ当てる。
グオォオオ!と魔物が唸り、その口から氷の矢を噴き出した。
それを転がるように避ける。後方からバキィン!という音。って、後ろに生えてた木がへし折れてるんですけど!?しかも砕けたところの周辺は凍ってるし!
またあれを出される前に・・・!と、俺は一気に駆け出す。
魔物が拳を振って、右ストレートをかましてくる。それを跳んで避け、そのまま腕の上を走っていく。
顔面に近付き、俺は刀を腰に構える。
「―――ふッ!」
と、一息に顔と思われる部分を横一閃。そのまま跳びあがり、魔物の頭を超えて、頭上で刀を振り上げる。
「オォオオオオオラァアアア!!!」
重力にあわせて、俺の体が落下する。さらに、そこに体重を乗せて、魔物の頭頂部から斬り付ける。
下に到着すると、ちょうど魔物が倒れ込んだ。
◆
「コイツどうしようか?」
コイツ、とは、この巨大な魔物のことである。前回サーシャとの時は、肉を切り取って後は放置だったんだが・・・。
「コイツは・・・食えるのか?」
「無理だと思うけど?」
ですよねぇ~。
「まぁ、放置するしかないんじゃない?」
というリズの意見は、満場一致で可決され、そのまま施行されることとなった。こんな感じで、国会の会議もすんなり終わればいいのに。
「あぁっと!んなことより、早く戻らないとな!」
「うん。早くお姉ちゃんのところに戻らないと・・・」
本当にお姉ちゃんが大事なんだなぁ。まぁ気持ちはわかる。俺も妹がいたからな。アイツになんかあったら、それこそ自分のことよりも心配するね。・・・・・・別にシスコンじゃねぇからな!
「じゃあ、一番早い方法で帰ろうか・・・リュージ君。リズちゃんをおんぶしてあげて?」
・・・この娘はなにを言っているのだろうか。
「ちょ!おんぶ!?ダメに決まってるでしょ!」
「そうだぞ。リズだって女の子なんだ。憧れはお姫様抱っこだろう」
「そういうことじゃない!」
えぇ~?違うんですか?
「ていうか、それならエクスがおぶってやればいいだろ?男の俺よりは全然いいだろうし」
「ははは!ボクじゃあ体格差があって無理だよ」
まぁ確かに。エクスは見た目小学生だし。いや、ギリギリ中学生?とにかく無理そうだ。
「それに、お姫様抱っこは危ないと思うよ?」
そういえば。前回サーシャが死にそうになってたっけ?
「仕方が無い・・・ほれ」
俺がリズを促す。
「~~~!お姉ちゃんのため!」
なんか言い分けっぽいことを宣言しながら、リズが俺の背にもたれかかる。持ち上げてみると、あら軽い。奥さん聞いて?こんなに軽いのよ?あらホント。すごく軽いわ~。でもお高いんでしょう?とかやってる場合じゃねえや。
「変なとこ触ったら、その頭を捻り取るからね」
さらっと怖いこと言わないで。なに捻り取るって!俺の頭は果物じゃないんだよ!?
「じゃあ行こっか♪」
二人で一気に駆け出す。ちなみに、馬なんかより全然早い。ので、風の壁が半端ない。
やむなく、リズは俺の背にくっつき、顔を守るしかないわけで。
密着した背中がとても温かかったです。
リズは着痩せするタイプだったようだ。
二つのお山がwww
俺はクズ野郎だと自覚した瞬間だった。
◆
「これを飲めば、すぐに良くなりますよ」
そういってニーナが、千年草とその他諸々をぶち込んでゴリゴリグツグツした液体を、セイさんは一気に飲み干した。青汁でさえ引いていた俺には信じられない光景だった。
その後、セイさんの体調は回復に向かったそうです。良かった良かった!
『そしてリュージ君はまた。一人の少女にフラグを建設しています』
なんの話だ?
リリア「最近出番が、このコーナーだけになってきたんですが・・・」
サタラ「新キャラがどんどん出てきて、オレたち旧キャラは埋もれていった・・・」
リュージ「あれ!?二人が、普段からは考えられないほどに落ち込んでいる!」
エクス「まぁ、主人公の君と、その武器であるボク。それと、滞在している村の住人たちがメインになってるからねぇ・・・」
リリア「しかぁし!このコーナーだけは!せめてこのコーナーだけは守り抜きます!」
サタラ「そうだ!ぽっと出の新米なんかに、オレたちの後書きは譲らねぇ!」
サーシャ・リズ『え?なになに?』
リリア・サタラ『出てくんなぁあああああああ!!!』
ニーナ「次回もお楽しみに♪」




