表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/49

第十一話:薬草探して三千里・・・いやそんな歩けねぇわ

レッツゴー!

「はっ!・・・セィ!ドォララァアア!」

清々しい早朝。俺は魔物を狩っていた。

「グワァア!」

ライオンのようなソイツは、牙を煌めかせ、鋭利な爪で、俺を引き裂こうとしている。

それを避けつつ、右手の剣を振る。

飛び掛かり着地したタイミングで、強攻撃を加える。

魔物を中心に、その周りを回るように斬りつける。

俺の父さんが考えた覇刀流【サイクル】。

最後の一振りを決めると、ちょうど魔物が力尽きた。

「ふぅ・・・」

剣を軽く振り、背中の鞘にしまう。

剣は背中、刀は腰に差すことにしている。なんとなく、そういうことになった。

「そろそろ村に戻るか」

今朝の稽古も順調に済んだ。最近は、この実践練習のついでに、魔物の肉などを調達するのが日課になっている。

少し先に、俺が先日作った、お肉ボックスがある。以前、そのまま放置していたら、魔物に全部食われたためである。俺だって学習するんだもん!

・・・まぁ、発案者は俺じゃないけどね。サーシャが考えてくれたんだけどね。

ありがとうサーシャ!君は俺の女神だ!


さて。風が冷たくなってきたし、帰るか・・・。


そのとき、視界の端で何かが光った。

「・・・ん?なんだあれ?」

俺の横に立ちそびえる巨大な岩壁。その上のほうで、なにか植物的なものが、朝日を浴びて虹色に輝いていた。

・・・食えるのかな?まぁ、今は疲れてるし、明日でもいいだろう。

俺は、お肉ボックスを担いで村に帰った。



俺たちは、村長ニーナの屋敷に住んでいるので、ご飯は一緒に食べる。

今この場にいるのは、俺・リリア・サタラ・エクス、そしてニーナである。飯は当番制で、今朝は俺が作った。

ちなみに和食。この世界に米があって本当に良かった。

「いただきます」

『いただきます!』

ニーナの掛け声に呼応して、俺たちも手を合わせる。

ちなみに、英語圏には、「いただきます」という意味合いの言葉はないそうだ。いただきますの英訳は「Let's eat」要するに「さぁ食べよう」的な感じなのだ。

いただきますもごちそうさまもお粗末様も、日本の文化なのだ。じっちゃんが言ったいた。「感謝の心を忘れた者に、生きる価値はない」と。この世界に、いただきますがあって良かった。

「いつ食べても、リュージの作る料理は美味しいですね」

「まぁ、なかなかだな」

「ははは!サタラ君は素直じゃないなぁ~」

「っな!?」

いやぁ、微笑ましいなぁ・・・。美少女が囲む食卓!う~ん、素晴らしい!

「リュージさん。どうしてニヤけているんですか?」

いかん、顔に出ていたか。

「いや、賑やかだなぁと思ってな」

嘘ではない。

「ええ。でも、食事は大人数で食べた方が楽しいし、美味しいです♪」

ニッコリ笑顔いただきました!まぁ、確かにその通りだ。


「リュージ。今日は何をしますか?」

「ん?あ~、そうだなぁ・・・」

ちなみに、なにというのは、特訓のことであり、ナニのことではない。

「今日は村の手伝いでもするかなぁ・・・。なんかあるか?ニーナ」

そうですねぇ・・・と首を捻るニーナはとても可愛い。なにこの生き物。テイクアウトしたい。

と、その時。

バタンッと荒々しく扉が開く音と共に、一人の少年が、家に駆け込んできた。


「村長ッ!」

「あら、リズちゃん。どうしたの?そんなに慌てて」

リズと呼ばれた同い年くらいの少女は、それはもう体全体から、緊急事態警報を発していた。

「お姉ちゃんが・・・お姉ちゃんが倒れたの!」

それを聞いた瞬間、ニーナの表情は鋭くなり、立ち上がった。

「行きましょう」

その声には、いつものほんわかした雰囲気を感じさせない、威厳と重さがあった。

「・・・私たちも」

そういって、リリアが立ち上がり、全員がそれに従う。



「お姉ちゃん!村長連れてきたよ!」

「セイ!大丈夫ですか!?」

リズの家に行ってみると、奥の布団で一人の少女が横たわっていた。セイというらしい少し年上に見えるその少女は、こちらを向き、薄く笑った。

「村長・・・すいません、お騒がせして・・・」

そういうと、本当に申し訳なさそうな顔をするセイ。その顔には、嫌な汗が滲み出ていた。

「構いませんよ。それよりも、一体どうしたんですか」

ニーナの質問に、セイに代わってリズが答えた。

「今日の朝、二人で一緒に山菜を採りに行ったの。その帰りに突然、お姉ちゃんがふらついて・・・それから段々顔色が悪くなっていって、熱も出てきて・・・」

「・・・・・・少し、見せてください」

そういったニーナは、セイの枕元に座った。

「熱は・・・かなりありますね。セイ。口を開けてください」

それに従い、口を開けるセイ。その動きだけでも重そうだ。

口の中を覗き込むニーナの表情は険しい。

「もう閉じて大丈夫ですよ」

次に、背中に回ると「少し、失礼します」といって、首筋を指で触れた。

「―――ッ!!!」

セイの顔が、苦痛で歪む。

「ごめんなさい・・・今、おなかは痛みますか?食欲は?」

「―――時々、痛いです。食欲は・・・あまりありません・・・」

わかりました。といって、ニーナは立ち上がった。

「セイ。貴方は虚弱病きょじゃくびょうです」

虚弱病?なんだ、それ。と、その疑問が顔に出ていたんだろう。サタラが説明してくれた。

「虚弱病ってのは、その名のとおり、体の機能が低下して虚弱になり、最後には動けなくなっちまう病気のことだ」

「動けなくなる・・・。その病気は、治るのか?」

俺が聞くと、ニーナは渋い顔をした。

「・・・治すには、千年草という草が必要です。それを煎じて飲めば、あとは普通の治療で回復します」

「じゃあ、その千年草ってのを採ってくればいいんだろ!?」

「えぇ・・・ですが・・・」

口篭もるニーナに代わり、リリアが答えた。

「千年草は成長に時間がかかり、なかなか見つけられないんです。虹色に輝く草なので、あればわかるんですが・・・」

・・・あれ?それって朝のやつじゃね?

「俺、それ見たぞ。いますぐ採ってこよう」

そういって俺は立ち上がった。

「本当ですか!?じゃあお願いします!」

よっしゃ!行くぜ!

「待って!」

その声に振り向くと、声を上げたのはリズだった。

「・・・私も行く。お姉ちゃんが苦しんでるのに何もしないなんて、耐えられない!」

大丈夫だ、と言おうとして。リズの目を声が詰まった。

本気の目だ。この娘の心はもう固まっている。なら、俺からはもう何も言えない。

「わかった、行こう。リリアとサタラは、ニーナと一緒にセイを看ててくれ」

二人が頷く。ホント、頼りになる奴らだ。

「リュージさん」

ニーナが、何かを差し出す。

「傷薬です。塗ると、血が早く止まり、感染症にも罹りにくくなります。でも、使うときは、水などで傷口をしっかり消毒してください」

「・・・ありがとう。行ってくるよ」

傷薬を受け取り、リズと一緒に駆け出した。



「は・・・は・・・は・・・。大丈夫か?リズ」

「はぁ・・・はぁ・・・そろそろ・・・限界かも」

それを聞き、俺は一旦足を止める。

「じゃあ、少し歩こう。ここで体力を使い切っても、あとが辛いだけだ」

「・・・うん」

リズは少し悩んだようだが、頷いた。確かに急ぎたい気持ちもわかるが。

「もう少し行ったところで今朝見かけたんだ。虹色に光ってたし、多分あってると思う」

これで間違いでした、とかだったら、俺は腹を切る覚悟があるね。


しばらく歩いていると、二体の魔物が出てきた。

馬の顔を持った馬頭めずのような魔物だ。手にはトゲトゲの棍棒を持っている。おい、それは鬼の持ち物だろ。

「リュ、リュージ・・・」

リズが、心配そうな顔で俺を見る。いや、こんなとこで時間食ってる場合じゃねぇよ。

「大丈夫だ」

そういって俺は、腰の刀を抜く。

『おや?なんか闘志がギンギンじゃないかいリュージ君?』

(あぁ。今は時間ないしな。遊んでる場合じゃねぇんだわ)


二体の馬頭めずは、俺を警戒しているのか、それぞれ武器を構えて動かない。

「まぁ、そういうわけだ。今は余裕無いから・・・・・・手短に終わらせるぞ!」

そういって俺は一気に駆け出し、馬頭の片割れを斬りつけ、そのまま通り過ぎる。

一体が倒れ、動かなくなる。

仲間が倒れて怒ったのか「ブォオオオ!」と叫ぶと、武器を持って突進してきた。逃げてくれればよかったのに・・・。

俺は刀を握りなおすと、再度突進。馬頭が棍棒を振り始める前に近付き、刀を下から振り上げる。そのまま五メートルほど滑って停止。振り向くと、ちょうど馬頭が倒れるところだった。


「すご・・・」

リズが若干放心状態で呟いた。

「まぁ、時間かけてる場合じゃないし・・・」

刀を鞘に収めながら答える。

「じゃ、行こうぜ」

「あっ、ちょっと待って!」

リズが慌てて後を追ってくる。

あ、魔物は放置。まぁ山だし、そのうちなくなるだろ。この場合、不法投棄に当たるのか、少し考えてしまった。


なんとか到着した。

「それで!千年草はどこにあるの!?」

姉のことが心配なのだろう、声に焦りが見える。

え~、と。たしか・・・。

「・・・あ、あそこだ。あの崖の上」

のポ○ョ・・・いや、ふざけてる場合じゃねぇや。

「って、おい!危ねぇぞ!?」

なにしてんのあの娘!一人でスイスイ登ってっちゃったよ!?

・・・まぁ、そんだけセイさんのことが心配なのだろう。ここは温かく見守ろう、落ちないように。


あとちょっとだ。

「いいぞリズ!頑張れ!」

「・・・はぁ、はぁ・・・」

下から、リュージの声がする。もう少し・・・、もう少しで、お姉ちゃんが・・・!

手を伸ばす。高さは結構あるが、そんなことはどうでもいい。

(届け・・・!)

そして。手が、届いた。

「やった!」

その時。

『ブオォオオオオオオ!』


「!?これは・・・」

『リュージ君。コイツは結構てこずりそうだよ』

森の中から、巨大な化け物が出てきた。

「なんだ、こいつ・・・」

体長は三メートルほどで、顔が平面だ。まるで、巨大な土の人形が動いてるような、そんな感じがした。

「きゃぁあああああ!?」

悲鳴に振り向くと、魔物の咆哮に驚いたのか、リズが落下していた。

「って!?危ねぇ!!」

慌てて駆け出しジャンプ、空中でキャッチ、そのまま着地する。

「とっ。大丈夫か?」

「う、うん・・・つぅ!?」

リズが痛みに呻く。見ると、左の二の腕に、少し傷がついていた。そこからは血が出ている。

そういえば、傷薬を貰ってたな。あれを使おう。

が、そんなことを待ってくれる魔物ではない。

魔物がその巨体で駆けてくる。

リズを抱えて横に跳ぶと、そのまま岩壁に突っ込んだ。

腰の刀、エクスが輝き、人型に変わる。

「リュージ君!アイツはボクが食い止めておくから、リズちゃんに薬を!」

わかった、と頷くと、エクスは剣を片手に駆け出していった。


とりあえず後退して、木の陰に座らせる。

「よし。じゃあ傷見せてみろ」

「う、うん」

うーん。血が結構出てるなぁ。まぁ傷薬には止血作用もある、みたいなこと言ってたから、大丈夫だと思うけど・・・。

「あぁっと!確か、薬を塗る前に、消毒しないといけないのか!」

でも、この辺に水なんてないし・・・。

「大丈夫。そのまま縫って?それよりも、早く魔物をどうにかしないと・・・」

「そうは言っても、ちゃんと使わないでなんかあったら困るだろ?」

とは言ったものの・・・どうしよう。

考えろ・・・考えろ俺。頑張れ脳ミソ!出でよおばあちゃんの知恵袋!

・・・・・・あっ!

思い付いた。とて古典的で、でも確かに効果があり、子供でも知っていることだ。

問題は傷の位置だ。

リズからは届かない。俺がやるしかないのだが・・・。

「うっ、くぅ!」

軽く風が吹いただけで、傷に染みるのか、リズは顔を歪める。

・・・やるしかないな。

「リズ。傷、こっち向けてくれ」

「え?うん」

不思議そうにしながらも、言われた通りにするリズ。

まぁ、多少躊躇われるが・・・よし。

「え?ちょっ!なに!?」

リズが戸惑いの声を上げる。まぁ、そうなるだろ。

俺は、リズの腕。正確には傷口を、舐めた。

唾液には消毒作用がある。怪我をしたら唾をつける。小学生でも知っている、とても古典的な方法だ。

「あ!・・・ひぁ・・・くぅ・・・///」

やっぱり染みるのか、顔をしかめるが、まぁ舐めるのなんてすぐ終わる。

「・・・よし、終わったぞ」

「はぁ・・・はぁ・・・、もうお嫁に行けない///」

・・・ゴメン。

俺は懐から、傷薬を取り出し、それを傷口に塗る。振り向くと、エクスが刀を魔物に叩きつけているところだった。

「早くアイツ倒して、セイさんに薬草を持っていかないとな」

「・・・お願い」

「任せろ」

俺は一度頷き、立ち上がる。

「エクスッ!」

エクスを呼ぶ。俺の声に反応したエクスは後退、俺の横に立った。

「ふう・・・。リズちゃんは大丈夫みたいだね」

「ああ。ところで、アイツはどんな感じだ?」

「そうだね・・・。素早さはそれほどでもないよ。その代わり、一撃の重さと耐久力は相当だね」

エクスは、その姿を変えながら答える。

「なるほどな。まぁ、たとえどんなヤツが相手だろうが、ぶっ潰すことにかわりはねぇ。最初から飛ばしていくぞ」

その手に刀を握り、言う。

『ふふふ。ここは1つ、キメ台詞でも言って盛り上げてみるかい?』

「なるほど、ナイスアイディアだな」

しかし、俺という人間は、咄嗟に物事を判断することが苦手らしく、思わず頭に浮かんだセリフをそのまま口走ってしまった。

「さぁ・・・祭りの時間だ」

『イッツ・ショウ・タイム♪』

なんか、どっかの悪役みたいだなぁ。と感じながら駆け出した。



駆け出すと、魔物が拳を振り下ろしてきた。

それを横に避けて、そのまま腕の側面を斬りつける。

「グゥウウウ!」

という呻きと共に腕を引く。それを追うように懐に入り、三度斬りつけ側面に回り右から左へ刀を振るい、一回転して再度斬り付ける。そして、左に飛んだ刀を引き戻し、右下に振り下ろした。

怒ったように魔物が腕を振るが、その下を潜り抜け、下から左上へ斬り上げる。

そこで一度離れると、魔物が突っ込んでくる。

俺は、それに向かって走り出し、軽くジャンプして魔物の腹に刀をブチ当てる。

グオォオオ!と魔物が唸り、その口から氷の矢をき出した。

それを転がるように避ける。後方からバキィン!という音。って、後ろに生えてた木がへし折れてるんですけど!?しかも砕けたところの周辺は凍ってるし!

またあれを出される前に・・・!と、俺は一気に駆け出す。

魔物が拳を振って、右ストレートをかましてくる。それを跳んで避け、そのまま腕の上を走っていく。

顔面に近付き、俺は刀を腰に構える。

「―――ふッ!」

と、一息に顔と思われる部分を横一閃。そのまま跳びあがり、魔物の頭を超えて、頭上で刀を振り上げる。

「オォオオオオオラァアアア!!!」

重力にあわせて、俺の体が落下する。さらに、そこに体重を乗せて、魔物の頭頂部から斬り付ける。


下に到着すると、ちょうど魔物が倒れ込んだ。



「コイツどうしようか?」

コイツ、とは、この巨大な魔物のことである。前回サーシャとの時は、肉を切り取って後は放置だったんだが・・・。

「コイツは・・・食えるのか?」

「無理だと思うけど?」

ですよねぇ~。

「まぁ、放置するしかないんじゃない?」

というリズの意見は、満場一致で可決され、そのまま施行されることとなった。こんな感じで、国会の会議もすんなり終わればいいのに。

「あぁっと!んなことより、早く戻らないとな!」

「うん。早くお姉ちゃんのところに戻らないと・・・」

本当にお姉ちゃんが大事なんだなぁ。まぁ気持ちはわかる。俺も妹がいたからな。アイツになんかあったら、それこそ自分のことよりも心配するね。・・・・・・別にシスコンじゃねぇからな!

「じゃあ、一番早い方法で帰ろうか・・・リュージ君。リズちゃんをおんぶしてあげて?」

・・・この娘はなにを言っているのだろうか。

「ちょ!おんぶ!?ダメに決まってるでしょ!」

「そうだぞ。リズだって女の子なんだ。憧れはお姫様抱っこだろう」

「そういうことじゃない!」

えぇ~?違うんですか?

「ていうか、それならエクスがおぶってやればいいだろ?男の俺よりは全然いいだろうし」

「ははは!ボクじゃあ体格差があって無理だよ」

まぁ確かに。エクスは見た目小学生だし。いや、ギリギリ中学生?とにかく無理そうだ。

「それに、お姫様抱っこは危ないと思うよ?」

そういえば。前回サーシャが死にそうになってたっけ?

「仕方が無い・・・ほれ」

俺がリズを促す。

「~~~!お姉ちゃんのため!」

なんか言い分けっぽいことを宣言しながら、リズが俺の背にもたれかかる。持ち上げてみると、あら軽い。奥さん聞いて?こんなに軽いのよ?あらホント。すごく軽いわ~。でもお高いんでしょう?とかやってる場合じゃねえや。

「変なとこ触ったら、その頭を捻り取るからね」

さらっと怖いこと言わないで。なに捻り取るって!俺の頭は果物じゃないんだよ!?

「じゃあ行こっか♪」

二人で一気に駆け出す。ちなみに、馬なんかより全然早い。ので、風の壁が半端ない。

やむなく、リズは俺の背にくっつき、顔を守るしかないわけで。

密着した背中がとても温かかったです。


リズは着痩せするタイプだったようだ。

二つのお山がwww


俺はクズ野郎だと自覚した瞬間だった。



「これを飲めば、すぐに良くなりますよ」

そういってニーナが、千年草とその他諸々をぶち込んでゴリゴリグツグツした液体を、セイさんは一気に飲み干した。青汁でさえ引いていた俺には信じられない光景だった。


その後、セイさんの体調は回復に向かったそうです。良かった良かった!


『そしてリュージ君はまた。一人の少女にフラグを建設しています』

なんの話だ?

リリア「最近出番が、このコーナーだけになってきたんですが・・・」

サタラ「新キャラがどんどん出てきて、オレたち旧キャラは埋もれていった・・・」


リュージ「あれ!?二人が、普段からは考えられないほどに落ち込んでいる!」

エクス「まぁ、主人公の君と、その武器であるボク。それと、滞在している村の住人たちがメインになってるからねぇ・・・」

リリア「しかぁし!このコーナーだけは!せめてこのコーナーだけは守り抜きます!」

サタラ「そうだ!ぽっと出の新米なんかに、オレたちの後書きは譲らねぇ!」


サーシャ・リズ『え?なになに?』


リリア・サタラ『出てくんなぁあああああああ!!!』


ニーナ「次回もお楽しみに♪」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ