第1話 人×血
作者 坂み条あきひさ
第1話 人x血
1995年の冬
ここはそこそこ大きい街、エルゼントという街だ。
この街にはひとつだけ道場がある。
その道場は30人ほどいるそこそこ大きい道場だ。
ところで今日は何日だって?
今宵は12月25日クリスマスだ。
クリスマスといえばカップルがいちゃいちゃ歩きやがる
迷惑な日だろ?
だけどそんなクリスマスに道場で竹刀を振り続ける
少女がいた。
少女の名前は如月 白
う~ん...いい名前だw
白はいつでもこの道場で竹刀を振り続ける
なんでそんなに振ってんの?って感じだよなw
あ、ちなみに俺は瀬戸 遊戯
こいつ、白の幼馴染だ。
ちょっと声をかけてやるか...
遊戯「おい白、今日は何日かわかってんのか?」
なんの同様もなず、普通に返しやがった
白「知ってる、25日クリスマスでしょ」
おいおいわかってんのに竹刀なんか振ってんのかよ(汗
遊戯「外遊びに行こうぜ」
白「なんで私が遊戯なんかと外行かなきゃなんないのよ?」
ちょっとまて白さん、この人平然とひどいこと言ってるよ!?
遊戯「いやいや幼馴染じゃん」
白「それがどうかしたの?」
ありゃありゃ駄目だこの人...
俺がそんなことを言っていると外から変な悲鳴が聴こえてきた
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
遊戯「なんの騒ぎだ!?」
白が竹刀を持って、悲鳴のする方へ行った。
あ、あいつなにするつもりだ!
俺は白の跡を追いかけた。
...
なんだこれ。
俺のみた光景はとんでもないものだった。
さっきまでイチャイチャしてたカップルたちがものすごい血を出して倒れていた。
白は急に竹刀を構えだして言った
白「遊戯のことは私が守るから」
遊戯「守るってどういうことだ?」
白の顔は今までみたどの表情よりも柔らかく、綺麗な顔だった。
白は背中からなにやら長いものを取り出した
遊戯「なんだよそれ、ってか今どこから出した!?」
白が取り出した長いものは...
白「これ日本刀、背中から出したの」
日本刀って背中から出せるものなのか!?
っとか俺が驚いているうちに、目の前の空間が捻じ曲がった!?
俺と白の目の前に変な化け物が現れた
遊戯「な、なんだよこの化け物!?」
その化け物は身体が大きく、身長で言ったら
そこらのビル並みだった。
白が冷静に言い出した
白「こいつは悪魔、名前はガイアス
この世界の裏側にいるモンスターなの」
遊戯「ちょっと待てよ...なんで白がそんなこと知ってるんだ?」
白「私は、こいつらモンスターを狩る者だから」
そういうと白はジャンプした。
おいおい、人間ってあんなに飛べるものなのか!?
白は軽くビルの上より高くジャンプしていた。
そして白は持っていた日本刀を逆さに向けて化け物の上に落ちた。
ぐちゅっと音をたて化け物の頭に刺した。
化け物の頭が割れ、化け物は消えた...
白は俺の方を向いて言った
白「遊戯だって戦うことになる」
そういうと白は道場に戻っていった。