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#:16 ~イライラ苛立ち~

更新が、お久しぶりとなってしまいました。(意味不)

実は、パソコンが故障してしまいまして…。;;

祖父が直してくれたので、問題はないのですが。

「お嬢様の理不尽な命令」の更新を待っていて下さった方、本当に申し訳ありませんでした。当分pc投稿ができず、ipodからの更新になると思うので、かなり遅いと思います。ご了承下さいませ。

このようなことを前書きに書いていいのやら…^^;とりあえず、他の更新する小説にも一応記載します。

あの、事故チュウ事件後。神崎は、俺のことを避け続けた。話しかける隙も与えてくれない。


というわけで、現在守くんは傷心中…


「で?何があったわけ?」


自分の部屋で頬杖をついてぼんやりしていたところ、いつの間にか宏明さんが入ってきていた。宏明さんが声を発したところで、俺は宏明さんの存在に気がついた。


「ボーッとしてんなよ、守くん?」

「すみません…」

「で、どうしたんだよ。」


どうやら、引く気はないようだ。それどころか、内容が既に分かっているような挑発的な目で俺をみている。


…くそ兄貴。


「何にもないですよっ。それより宏明さん、部屋から出て行ってもらってもいいですか?僕疲れちゃって。」

「僕、ねぇー。ふーん。…わざとらしいよ、馬鹿。」


宏明さんが、心なしか怖く見える。気のせいであってほしい。


「…少なくとも、ライバルに言うわけないじゃないですか…。」

「あ、奈緒のことか。はーん…」


宏明さんは、俺を見て嘲笑った。こんなにも真剣に悩んでいるというのに、ひどすぎる…。


「安心しろよ。俺は、ライバルじゃねぇよ」


その発言に、体が大袈裟に反応した。声にならない声も若干出た。


「…っ!それ、どういう…」

「どーゆーことでしょう?じゃ、話してみろよ」


はぐらかす宏明さんに納得がいかないが、とりあえず話してみることにした。


「実は……」



「あーっはっはっはっは!!!やべぇ!超うける!なんだよそれっ!まじどーでもいいわ!」


腹を抱えて笑う宏明さんに、少し苛立つ。人の真剣な悩みを、こんなにも笑わなくたっていいじゃないか。


「ふーん…お前、面白いな…まぁ、俺は引くつもりはないけどね。」

「へ」


思わず、間抜けな附抜けた声を出してしまった。先程彼は、「ライバルではない」とはっきり言った。なのに、今は引くつもりはないと言っている。


「………宏明さん。卑怯ですよ。ライバルじゃないとか言っておきながら、ライバルの不幸話を聞いて喜ぶなんて…!」

「いやー、騙されるお前にも要因はあるよ。あー、いい話聞いたわ~」

「…ひでぇ…鬼畜…」

「あ?なんか言ったか?」

「イエナニモ。」


話している内に、何故か宏明さんへのライバル心が薄れつつあった。何故だろうか?この人は、俺にとっての最大の恋のライバルなのに。


「ただいまぁ~」


神崎が帰ってきた。俺の蒼白した顔を見て、また宏明さんは笑いそうになった。俺は、神崎と遭遇しないように、そーっと別の部屋に移ろうとした。



が。



「守。ちょっと、来て。」


遅かった――――――…



我儘お嬢様・神崎奈緒様。俺を、直々に呼び出しました。さて、何を言われるのやら。

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