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ある受付嬢の非公開日誌  作者: 荒野ヒロ
五月から六月の終わりまで
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○○○年 六月 十五日

ブックマークや評価してくださった方、ありがとうございます。


 港町ルプナバートから荷物を運んでいる荷車が、ルゲールトにもやって来た。外国から船で運ばれて来る物は、珍しい物が沢山。


 衣服、装飾品、武器から調味料まで……けどね。


 私の欲しい物は、お酒なの。


 この荷車が運んできた物は調味料や香料……


 ちぇっ、使えないわね。


 まあいいわ。



 昼食後には珍しい、エルフのお嬢さんが戦士ギルドへやって来た。くっきりした目鼻立ちに、大きな翡翠色の瞳、白い肌。流れる様な美しい銀の髪。


 すらりと長い手足をした、そのエルフは、受付に来ると──人を探していると言った。


 珍しいこともあるものだ、エルフが人間を捜しているなんて。


 彼女は行商人を捜していると言っていた。生憎あいにくだけど、ギルドに物資を運んで来ている商人以外のことは分からないわ。


 私がそう言うと彼女は、大して期待していなかったのか、すぐにギルドから出て行った。


 けれど数日後に私は、エルフが口にした行商人の名前を他の場所で聞くことになったの。


 その行商人はローエンデイン。


 様々な薬草や、薬を売り歩く行商人なんですって。

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