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○○○年 五月 十日
今日は雨降り、お傘の日、冒険者にはキツイけど、雨が降らなきゃ、パンも食えぬ。
私の家の香草にも、水をやらねば、枯れるでしょ。枯れる前に、食べるけど。
昼食後に遇いたくない奴がやって来た、わりと本気で来ないで欲しい。
こいつは私を狙っているらしい、同僚たちの間でも噂になっている。
鏡を見たことがないの?
貸して上げましょうか?
そう言ってやりたい。
というか顔の前にゼフェク(蜥蜴人)くらい一人で倒せるようになりなさい。
お前のパーティにいる小娘が、私を遠くで睨んでる。
ならあんたが、こいつをベッドまで連れて行きなよ。
私はそう望んでる。