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○○○年 七月 二十四日
ああ……憂鬱だわ。
現実って非情よね。
うん、知っていたわ。
なにしろメネレアを妹に、そのイケメンの兄との結婚を妄想していた矢先に──相手がすでに、誰かの物になっていたと知らされるのだからね。……ふぇっへへへへぇ……まったく、笑えるわ。
聞けばあのお兄さん、冒険者としても、そこそこの経歴を持っていたらしいけど、ギルドの運営の方が性に合っていたらしく、各地のギルドを回る監査官になったらしい。
まぁ別にいいけどね! 「頼れる同僚」と言ってもらえたし! メネレアたんを妹にできなかったのは残念だけど、私たちの物語はこれからよ!
そんな決意をしてから戦士ギルドへ向かう──ああ、どこかに理想的なイケメンは落ちていないかしら。
贅沢は言わないわ。
私よりも強くて逞しくて、そこそこ顔が良ければ、後は目を潰れる……じゃない、瞑れるわ。
はぁ、それでついでに可愛い妹が付けば、言うことないのだけれど。
私の冒険は、まだまだ先が長そうね……




