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ある受付嬢の非公開日誌  作者: 荒野ヒロ
七月から九月の終わりまで

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○○○年 七月 十四日

 この街のギルドでは、割と顔の知れた一団がやって来た。銀階級が二人、魔法銀ミスリル階級が四人いるパーティだ。

 街から離れた場所にある鉱山だった場所──どういうわけか、土と岩で封印されていた遺跡らしき物を掘り抜いてしまい、そこは鉱山ではなくなってしまった──その山の中にある、遺跡探索を中心に活躍している一団だ。


 今は楽しげに、その一団のリーダーとメネレアが話している。

 どうやら最近は他の街を渡り歩いて、新しい冒険場所を捜していたらしい。あらあら、あの鉱山遺跡には愛想を尽かしてしまったのかしら。


 だがどうやら、彼らはまた鉱山遺跡で戦闘経験を積むべく戻って来たらしい。余所よその場所でも彼らに見合った冒険場所はあるはずだが、今は仲間の実力と実績を上げる方に専念することにしたらしい。


 戦いの勘は戦うほどに磨きが掛かり、戦技に熟達する近道は、厳しい戦闘を行うことが一番だと考えられている。

 彼らは魔法使いや神官などの魔法習熟度にも気を使って、着実に地力を付けていっているパーティなのだ。


 本当に、おバカで浅はかで軽率な、若さと勢いだけが取りみたいなガキ冒険者にも見習って欲しい。


 尊敬できる先達せんだついるのだから、教えを請うくらいしたらどうなの。


 ああ、でもそうね。何かを手本とするような知能もないのなら、それを行えと言うのは無茶なことよね。

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