意味は証明します
意味はありましたか。意味はあったのですか。それは落ちていたかもしれません。もしくは、流れてきたのかも知れません。ですが、あえて聞きましょう。本当に、それは意味なのですか。聞き間違いや、見間違いという可能性は無いのですか。何故、そう思い込んでいるのでしょうか。理解が出来ません。
まぁ、ある時はあるでしょうけど、ある時は神を拾う時だってありますし、青い鳥が流れていってしまう事もあるかもしれませんね。言葉の彩と言うものですよ。実際に拾うものなんて、大体は紙クズでしょうし、青い鳥はいろんなものを流しすぎです。多少は、彩があっても良いかも知れないですけどね、色眼鏡を取ってしまえばモノクロの世界ですよ。まるで、遺影ですね。
さて、どうですか。多少は面白いと思ってくれましたか。意味なんて無いんですけどね、言葉の羅列と、強いて言えば黒と白のモノクロな模様です。貴方に色が見えているなら、それは色眼鏡の仕業です、基本的に手遅れですね。できることと言えば、目玉を刳り抜く事位ですかね。眼だって似たような仕組みなんですが、レンズに色が付いてしまったら何も見えない。これで、多少は見えるんじゃないですか。未完全ですね。
では、視界が広がったと思いますので、もう一度聞きますね。遺未はありましたか。遺未はあったのですか。いつか落とす命にそれはありましたか、未だに流れてそれはありましたか。だから、もう言っているじゃないですか、死んだら何も残らないよ。未完成だと残らないよ。寂しいですね、虚しいですね。拾ったとて、流れてきたとて、それは貴方の証明になるでしょうか。はい、どうですか。
まぁ、つまりは。1つの意味を確認したかっただけなのです。これは1つの答えですが、間違いなく答えだと確信しています。私は大丈夫です、いつでも大丈夫なように、日ごろから自身の証明を作成しています。なので、お気遣い無く、いざという時はこれらを読んでください。よろしくお願いします。
「では、皆さんさようなら。ここに色は遺していませんよ。私は未完ですがこれで良かったと思います」
貴方が忌むなら、忌みますよ。ふざけるな、お前にそんな権限は無い。黙ってろ。