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獣耳幼女の話  作者: 椛餅
3/5

獣耳幼女の話 三

「お兄ちゃーーーーーーーーーん!!おっきろーーー!!!!」

「わかったから目潰しだけはやめて」

俺が目を覚ますと目の前にみかんの二本指がせまってきていた。

そのまま起きていなかったら、まぶたの上からグチャとやられていただろう。

「朝ご飯つくっといた!ほらチャーハンの上にハンバーグ!」

絶対これ、オムレツつくろうとしただろう。下の奴はチャーハンで、上の奴は卵こんがり真っ黒で、それをハンバーグと言っているのだろう

「ちょっと腹減ってないからいいや」

「でも、朝ご飯健康にいいって言うし、みかんのつくったやつ、食べてくれないのー?」

下から目線で目輝かせるのをやめなさい。

「じゃあ…じゃんけんで負けたら食べて!」

「わかった」

結果、食べることになった。

「上の黒いの捨てていい?」

「だめ」

真っ黒卵は苦かったが、チャーハンは結構うまかった。

「そういえば、今日は仕事休みだったな」

「ほんと?!やったー!」

「じゃあ近くのショッピングモール行くか、服買いに」

そう言って、俺は外に出た。

少し曇ってはいるが、傘を持っていけば、大丈夫だろう。

「お兄ちゃん、みかんの傘は~、靴は無しでいいけど傘ほしい」

「帰りには雨が降ってると思うからついでに買っておくか」

俺がそう言うと、みかんも靴をはかずに、外に出てきた。  

家の門から出ると、友達に会ってしまった。

「よぉ。って何そいつw 猫みてぇな耳して、尻尾生えてるし」

「あー、路地の奥で一人ポツンと立ってたから拾ってやった」

「名前あんの?」

「うん。みかん」

「みかんw」

そう言って笑った瞬間友達が吹っ飛んだ。

「おい、てめぇ兄のつけてくれた名前笑うとかふざけんなよ」

それは、あのみかんだった。

赤く光る目が友達に向けられている。

「す、すいませんでしたぁ!」

そう言って友達は走り去っていった。

「さぁ行こ!お兄ちゃん!あれ、どうしたの?」

俺は驚きのあまり、地面にすわりこんでしまっていた。

その後、ショッピングモールに向かっている間にみかんに聞いてみたのだが、「そんな記憶はないよ」とみかんは言っていた。

どうやら、いつの間にか狂気が出ていたらしい。

みかんと話している間にショッピングモールに着いた。

今回はみかんの狂気(中二病)が出ました。

あのみかんがまさか主人の友達を吹っ飛ばす程の力を持つとは…

まさに、野生の本能ですね!

それでは、次回もぜひごらんあれ!

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