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最高の能力が欲しい  作者: 大路
98/120

幻獣の森スカウト部隊

 二体の龍をカムイとガランに任せ俺達は

 森の奥に進む。

 奥に進む道中は中々強力なモンスターが

 襲いかかってきた。


 それを難なく蹴散らしていく。

 しかしスカウト出来そうなモンスターには

 出くわさない。

 そんな中何かを発見した神宮寺が口を開く!



「ちょい待ち!あれ何?」



 そう言って神宮寺が指をさしたのはモンスターの


 死体の山・・・


 更にその死体を食い漁る虫型のモンスター達。

 それを見て奈美が気持ち悪がっている。

 そんな奈美を見てマダラが口を開く。



「こんな場所じゃあ良くある事だ」



 そう呟くマダラにデセオが口を開く。



「良くある事でも無さそうだぞ!クソマダラ!」



 そう言って指をさしたのは一つの死体!

 それを見た瞬間目を見開き驚いたマダラが口を開く



「ま、まさかベモスか!!」

「間違いねぇ!」



 どうやら死体の中に狭間界で知っている者が

 混じっていた様だった。

 しかもそのベモスという人物は

 かなりの実力者らしい。


 そんな人物を殺す何かが此処には居るのか・・・

 先程よりも重い緊張感が辺りを漂う。


「逆に考えれば其奴をスカウト出来ればかなりの

 戦力アップを狙えるね」


「この殺し方を見る限り上手く行きそうな気は

 しないがな」



 楽天的な言葉を言う修也に対してそう答えるマダラ

 まぁ修也の言う事も一理あるがこれは

 気を引き締めないとな・・・


 そんな事を考えていると後方で爆発音が聞こえる。

 恐らくガラン達によるものだ。


 ガラン達が頑張ってくれているんだ!

 俺達も頑張らないとな!


 そう思いながら更に歩を進めて行く!

 先程の死体の山から程なくして

 一面草木が無い拓けた場所に出る!


 急に森の雰囲気が無くなり不思議に思っていると

 ガラン達から北野作の通信用アイテムに連絡が入る



「直樹!この森には少し厄介な者が居るぞ!」

「厄介な者?」

「狼の様な者だ!通り過ぎるのを見た!」

「狼?そっちの戦闘はどうなんだ?」

「我が負ける筈な・・・」



 プツン!!



 突然通信が途絶えた・・・



 再度此方から通信しようとするがガランが通信に

 応じない!


 何が起こった?



「直樹君!ガラン達は?」

「厄介な者が居ると言って通信が途絶えた!」

「厄介な者?」



 そんな事を修也と話し全員で取り敢えず

 ガラン達の元に戻ろうという話になる。

 そして俺達が来た道を戻ろうとし振り返るとそこに

 1匹の巨大な狼が立っていた!



 こいつがガランが先程言っていた・・・



 そんな事を考えているとその狼は口を開く。



「此処に何の用だ?」

「あ、えっと仲間になってくれる者を探しに」

「仲間?」



 俺が事情を説明する。

 するとゆっくり俺達を見渡し狼は口を開く。



「残念だが貴様等もそこの死体の山行きだな」

「やはりお前がベモスを?」

「ベモス?ああその狭間界の雑魚か」

「なっ!?」



 マダラと話していた狼がそう言うとあり得ない

 スピードで俺達に攻撃を仕掛けてくる。


 突進を受けたマダラが吹き飛ぶ!



「う、うわぁ!」

「な、何だよ!」

「チッ!ギフト「雷」」



 突如聞こえた声の方を振り返ると小太郎君、正志

 神宮寺が地面に穴が開き引きずり込まれていた!

 神宮寺はギフトを使い贖う!



「クソッ!どうなってる!!」

「直樹君!危ない!」



 ガキン!!



 三人を救出に向かおうとした瞬間に何者かの攻撃が

 俺を襲う!

 それを修也が受け止めてくれた!


 その方向を見ると巨大なゴリラの様な化け物が

 此方に岩を投げてきていた。


 突然に様々な出来事が起こり出来た俺達の隙を

 ついて狼は素早いスピードでゴリラと共に

 去って行く!


 急いで追おうとする俺達!


「待て!!」


 そう言って止めるマダラ!



「冷静になれ!此方は奴等のテリトリーだ」

「しかし小太郎達が!」

「仲間の心配は分かるが焦っては全滅するぞ!」



 そう俺達に言って諭すマダラ。

 そうだ冷静にならなくては!



「北野さん!三人に通信出来ないか?」

「出来ないが微弱に三つの反応が固まっている!

 恐らく地下にある部屋か何かだ!」



 三人は地下に引きずり込まれて恐らく交戦中!

 取り敢えずガラン達の元に向かうか。


「マダラありがとう!お陰で冷静になれた!

 良し皆んな!一旦ガラン達と合流しよう!」


 俺の言葉に全員が頷く!

 三人共頑張ってくれ!

 すぐに何とかして行くから!!



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