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最高の能力が欲しい  作者: 大路
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幻獣の森

 そう決まり俺達は一旦雲の神殿で休憩を取り

 幻獣の森に向かう事にした。


 神殿に着き手際よく料理の準備をするアキさん

 それを手伝う俺と修也。

 料理が出来上がり次々に運び皆んなで食事を取る。


 兄であるカインの死が確定的になった

 アキさんやリリス!


 相棒で長年を連れ添って来た神崎が死んだ

 カムイ!


 悲しみを背負った仲間達は数多くいる。

 もう誰にもこんな思いはさせたくない!

 そう思い俺は皆んなに向け言葉をかけた!


「早くこんな争いは終わらせよう!そして俺達で

 この世界の未来を守ろう!」


 皆んなは俺を見て決意に満ちた顔で頷いた。

 その中で修也が口を開く。



「でも直樹君と付き合いも長いけど不思議だよね!

 直樹君の言葉には人を惹きつける何かがあるよ」



 何気無い修也の一言だったがこれに対し反応を

 見せたのはマダラとガランだった。



「言われてみれば直樹の一言は妙に心に響く

 もしかしたらシャックスの黒のカリスマに対抗

 出来る何かかもな」


「我もそう思うぞ!白のカリスマとでも呼ぶか?」


「ガラちゃんそれ良いね!」



 そんな事を皆んなが口々に話していた。



 白のカリスマか・・・



 そして休憩も終わり今は全員で幻獣の森に

 向かっていた。

 ガランとカムイに乗り空を行き目的地を目指す。

 かなりのスピードであっという間に到着しカムイが

 口を開く。



「ここが入り口だぜ!」

「ここが?」



 そこは何もない唯の荒野だった。

 そこに降りたったカムイは俺達に退くように指示を

 出し何もない荒野に特大のブレスを放った!



「荒っぽいがこれがここのチャイムだ!」



 カムイがそう言うと辺りはいつの間にか森に

 変わっていた。

 俺達が驚いているとガランが口を開く!



「早速お出ましだぞ!」



 そう言われ見た先には体長20メートルはあるミミズ

 そのミミズが俺達を見て何か液体を放ってくる。

 それを避けながら修也が斬撃を放つが傷をつける

 だけで切断出来ない。


 そしてガランにミミズは巻き付き始める!

 しかしそれをガランは力任せに引き剝がしブレスを

 浴びせミミズは跡形も無く消えた!


「この様な者も入ればもっと強力なモンスターも

 ゴロゴロ居る!我も何が居るのか把握しきれて

 いない!話の出来る者は片っ端からスカウトする

 しかあるまい!」


 という事なので俺達は森の奥を目指し歩き始める。

 すると突然辺りが暗くなる。

 何かが上空で光を遮っている!

 一斉に上を向くと上空には真っ赤な龍が二体!

 そいつらは俺達を見つけると地上に降りたった!



「誰かと思えばガランにカムイだぜ!兄ちゃん!」

「神龍様の二体が一緒にとはな!クルワム!」

「クロウとクルワムかよ・・・」

「まだ生きていたか・・・」



 二体を見てガランとカムイが嫌そうな顔をしている

 そんな中クロウにデセオが話し掛ける。


「おいクソ馬鹿兄弟!お前ら俺らの仲間になれや」

「あん?デセオにマダラまで居てるぞ!兄ちゃん」

「仲間になれとはどういう事だデセオ?」



 デセオやマダラも知っているみたいでそう

 聞いてくるクロウにマダラが説明をする。

 二体は何かを考えた後口を開いた!



「嫌に決まってんだろ!なぁ兄ちゃん」

「当たり前だ!クルワム!」



 そう言うと攻撃を仕掛けて来た!

 それを受け止めるガランとカムイ!


「龍族は俺らに任せてお前らは他をあたれ!」

「我も久しぶりに本気を出す」


 そう言われ俺達はガランとカムイに任せ森の奥に

 進む事にした。


 その道中聞いた話しでは狭間界であの

 兄弟龍はかなり悪名高い存在で有名らしい。

 数々の暴虐な行いに龍人族が神龍に依頼し封印

 されたらしい。


 しかしガランが人間界に行きカムイやラグナも

 龍魔戦争で傷つき封印が弱まり二体は逃げ出す。

 その時にマダラとデセオと戦闘になったらしい。


 その時切れたデセオが殴りつけ作った次元の穴に

 二体は嵌りそこから消息不明だったと・・・


 デセオが人間界に送りこんだんじゃ・・・



「しかし彼奴らの実力は相当だぞ」



 マダラはそう最後に呟いた。





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