表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最高の能力が欲しい  作者: 大路
90/120

魔王VS死神part2

 カインside


 俺が魔法を唱えると空間が無かった様に消えていく

 焦りの表情を見せるロアと歩美!


 ざまぁ見やがれ!!


「カイン!貴様も死ぬ気か?」

「俺もラグナもそのつもりだぜ」


 ロアにそう答える俺と無言で頷くラグナ。


「まさか貴様に一杯食わされるとはな」


 そんな会話の中俺達を包む様に永遠の闇が訪れる。

 最後にラグナを見ると笑顔を見せてくれた。

 俺も微笑み返す。



 アキ、リリス後は頑張れよ!



 魔王カイン・アクレピオス

 神龍ラグナ




 二人の物語はここに幕を閉じた!




 ・・・・・・・・・・・・・・


 直樹side


 急いでラグナを感じる場所に向かう俺達。

 しかし突然飛行を中止するガラン。


 そして重い口を開く。


「ら、ラグナが死んだ・・・」

「どういう事だ?」


 そんなガランに質問をする。

 どうやらラグナを感じていた場所からラグナの

 気配が完全に消えたらしい。



 カインは??



 それについては分からないが何かが起こったのは

 確かだ。


 取り敢えず来た道を戻り神殿に帰る。


 何が起こった?

 ラグナは?

 カインは?

 ロアは?


 訳が分からない間に神殿に到着する。

 そして更に押し黙るガラン。


「今カムイからも通信が来た」


 カムイもラグナは死んだと感じたらしい。

 これでラグナの死が信憑性を増してきた。


 ロアがやったのか?


 混乱が俺達を包む。

 そんな中神殿の中から出て来るデセオ。


「おっ早い帰りだな、それより何をしたんだ?

 異次元空間がめちゃくちゃだぞ?」


 そんなデセオの言葉に全員が驚きの表情を見せる。

 そんな中ガランが口を開く。


「デセオどういう事だ?詳しく話してくれ!」

「な、何だよ急に」


 そうガランが言うと驚きながらもデセオは説明を

 してくれた。


 何でも俺達が出発した後暇になったデセオは

 異次元空間を通り狭間界に戻ろうとしたらしい。


 しかし突然ある一部の空間が大爆発を起こし

 空間が消滅し通過不能になってしまったらしい。

 タイミング的に俺達の誰かかと思っていたが違った

 との事。


 そこは人間界と狭間界を繋ぐ空間で行き来するには

 必ず通過する道らしい。


 そこまでを聞いて全員がある一つの仮説を立てる。

 ロアとカインの戦闘により起きた事だと。

 同士討ちか?


 恐らくロアが良く使用するあのチャックの先は

 異次元空間なのだろう。

 そこにロアは身を隠し何かを企てていた。

 そしてそこに行く方法をカインは見つけた。

 そして戦闘になり大爆発を起こした。


 ラグナとの交信が途絶えた事から考えると

 良くて同士討ちかカイン達が負けたか。


「デセオはどうやって異次元空間に

 干渉してるんだ?」


 俺が質問するとデセオは困った顔をしながら口を

 開いた。


「だから、分からねぇんだよ!死ね!」



 分からない??


 そんな不思議な顔をする俺を見てマダラが説明

 してくれた。


 マダラが言うにはデセオは元々何故か異次元空間に

 干渉する力を持っていてその能力の詳細を本人も

 理解していないとの事だった。


 恐らく力任せに次元空間をこじ開けてるのだろうと



 本当にデタラメな奴だ・・・



 ロアは異次元空間に干渉出来る力を持っていて

 そこに身を隠し何かを企てていた。

 その場所を突き止めたカイン。

 戦闘の詳細は分からない。

 空間が破壊される大爆発。


 訳が分からない事だらけだ。


 全員が無言で何かを考えている。

 アキさんとリリスは複雑な表情をしていた。


 そんな中突然ガランが口を開く。



「カムイ!!何が起こった?」



 焦りの表情を見せながらカムイと通信している

 様子のガラン。


「直樹大変だ!王国が攻められている!」

「な、誰に?」


 





 誰がこんな時に?




 何の為に?





 全員が驚いた顔をしている




 そんな俺達を見ながらガランが口を開く。









「ロアだ!!」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ