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最高の能力が欲しい  作者: 大路
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戦争で起こった事part2

魔人達がなだれ込んで来る中香さんが立ち上がる。

そして歩美さんを睨み付け言葉を放つ。


「歩美ちゃんまさか貴女が裏切り者とはね」

「まだ動けたんですね?確かに心臓を」


話しの途中だが殴りつけられ吹き飛ぶ歩美さん。

殴りつけながら香さんは口を開く。


「時に精神は肉体を凌駕するわ!」


更に生き残っている牙達を見ながら更にこう言った。


「逃げる者は去りなさい!ここで戦える者こそ誇り高き牙のメンバーです」


「ウォーー!!」

「やってやる!!」

「裏切り者なんかに負けるかよ」

「魔人の野郎共八つ裂きだ!」


その香さんの言葉に俺も含めた全員が奮い起つ。

逃げる者など一人もいなかった。


「それでこそ誇り高き牙のメンバーです!!」


香さんはそう言いながら全員の精神のリミッターを

外した。


そこからは魔人達との混戦になり周りを見る余裕は無かった。


しかし一人二人と敵味方関係なく人が倒れていく。

その中で最後の意地で薄く笑いながら自爆する香さんの姿だけがはっきりと見えた。

俺も必死にマシーンを操り抵抗したが魔人達と共に

その大きな爆発に呑まれた。


かなり離れた場所に飛ばされたが俺は運が良かったのか生きていた。

意識が目覚めた時には戦争は終わっていた。

俺は身体を引きずりながら偵察様に隠していた

マシーンに乗り込み戦場を離脱し今に至る。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

直樹side


なるほど俺達が居ない場所にもロアが現れていたのか

歩美さんの裏切りがかなり響いた様だ。


そこから北野さんはあの街に身を潜め超小型カメラを

駆使して仲間を探していたらしい。

それで俺達を見かけ顔を確認しようとしていたら

カメラを修也に撃ち抜かれた様だ。


「でっ神宮寺が捕まったっていうのは?」


そう北野さんに質問をする修也。


それについても北野さんは説明してくれた。

あの街に逃げ込んでから各地の情報も知ろうと

超小型偵察カメラを各地に送り込んだらしい。

中々仲間を見つける事が出来なかったが魔国で

神宮寺の姿を捉える。

神宮寺は手負いで何者かに追われていた。

そして遂に集団に囲まれ捕らえられてしまう。


そこでカメラの存在に気付いた一人の人物が

カメラを破壊する。

最後にカメラで確認出来た人物。




それは




魔王 カイン・アクレピオス


「それはいつの情報だ?」

「昨日の出来事だよ」


修也の質問に答える北野さん。

神宮寺は捕まってはいるがまだ生きている。

魔国で捕らえられている可能性が高い。

全員を見渡すとデセオ以外の全員が頷く。


「新生「不規則な希望」初陣だ!!」


俺達は神宮寺 拓哉を救出する為魔国に攻め入る。

しかし目的はあくまで神宮寺の救出!

そして新たに組織に北野さんが加わった。

北野さんのギフト「発明」は情報を得る事に長けて

いて本当に助かる。


神宮寺奪還には俺、修也、ガラン、アキさん、リリスで向かう事に決まった。

アキさんとリリスは本人達たっての希望だった。

確かに魔国に詳しい者達がいる方が良い。


いつ神宮寺が殺されてしまうか分からない。

出発は早い方が良い!


という事で俺達はすぐに出発する事になった。


「これを持って行ってくれ」


そう言って北野さんが渡して来たのは小さな機械。

北野さん曰く通信機らしく此処と連絡が取れる

様になっているらしい。


これはありがたい!!


「じゃあ皆んな行ってくる」


そう言って俺達五人は魔国を目指す。

魔国近くまではガランに運んでもらう。

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