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最高の能力が欲しい  作者: 大路
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最強の剣

 マダラside


 やっとデセオの奴が行った。

 しかし神龍が三体も入る戦争とはな。


 神龍も気になるが直樹に聞いたロアとかいう人物



 一体何者だ・・・



 昔は人間界とは簡単に行き来出来た時代が

 懐かしい。

 あの頃は簡単に酒が手に入ったのになぁ


 しかしこの妨害は一体誰が何の為に?

 そんな事を考えていると騒がしい声が

 聞こえて来た。


「離せ!!我には待っている仲間とラーメンが

 あるのだーー!!」


「離しませぬぞ!ガラン様はこの龍人族の王

 なのですから」



 龍人族の王?

 もしかして直樹の知っている神龍か?



「扉がまた壊されている!!」


「デセオの仕業か?」


 そんな事を言いながら集団が入ってきた。

 俺の顔を見て引きつりながら声を掛けてくるのは

 龍人族の騎士隊と副族長のドーシン。



「これはこれは狭間界アンチェイン マダラ様」


「扉はデセオだ、後で俺が直しておく」



 そう言いながら出ようとすると子供の姿をした

 恐らく神龍だと思う者が口を開いた。



「デセオとは昔ラグナと戦った者か?」



「白の神龍と戦ったのは確かにそいつだ。

 それとお前は桐生 直樹を知っているか?」



 直樹の名前を出すと目を見開き驚きながら

 俺に直樹の居場所を聞いて来た。



 やはり直樹の仲間の神龍か・・・



 俺は今さっきデセオと二人で人間界に戻った事を

 伝えた。まだ時間的には妨害は復活していない

 旨を伝える。



「あの強固な妨害を破るとはそのデセオと言う者は

 相当な強者だな。ラグナが負けたのも頷ける」



 そう言いながら穴に入ろうとする神龍。

 周りはそれを必死に止めているがそれをはね除け

 穴に入る。


 龍人族のドウシン達は手を着いて項垂れている。

 すると穴から飛びながら顔を出し話し出す神龍。



「ドウシンよ!我は行かねばならんがまた

 我が人間界との道を作ってやる。

 その時はカムイを連れて来るのでカムイを

 王にしろ」


「でもカムイ様はガラン様に敗れたのでは?」


「金の神龍王はあれ位では死なんよ」



 そう言言いながら穴に潜って行く神龍。

 しかしもう一度顔を出し俺に話し掛けてきた。


「我の仲間が世話になった礼を言う。

 向こうに着いたらデセオと言う者にもしっかりと

 礼をしとく」


「礼は良いが喧嘩はするなよ!彼奴は馬鹿だが

 強いからな」


「貴様程の者が言うなら相当なのだろう。

 まぁそうなったら勝つのは我だがな」


 それだけを残し神龍は穴の中に消えて行った。

 あれは本気で戦えばデセオや俺でもヤバいかもな。

 人間界も面白い奴が多いもんだ。


 まだドウシン達は項垂れているが俺は帰ると

 するか。


 俺が街に出るとまたもや珍しい奴に出くわす。

 直樹が来てから目まぐるしく事が動いている様な

 気がするな。


「久しぶりだなシャックス!」


「何だマダラか」


 シャックスは悪魔族で狭間界に三人いる

 アンチェインの称号を持つ一人。


 俺やデセオと違い部下を多数持ちこの狭間界

 史上最悪の戦争「龍魔戦争」を引き起こした張本人

 そんな奴が何故龍人の街に?



「デセオは人間界に行ったのか?」


「そうだ!俺の酒を回収しにな」



 相変わらずだなお前らはと言いながら

 更にシャックスは口を開く。



「俺も人間界に回収する物があってな」


「何だと?」



 人間界にシャックスが行く?

 昔ならまだしも今は行く事は出来ても

 帰って来る事が出来ない今の現状で何故?

 考えれるとすると武器か。

 シャックスは狭間界1の武器マニア。


 俺が考えているとシャックスがそれを見ながら

 話し出した。


「帰って来れないのに何故?そんな顔だなぁ。

 見つかったんだよ」


「見つかった?」







「最強の魔剣エペタムが」



 シャックスが長年探し求めていた魔剣エペタム。

 主人が神力と呼ばれる神の力を大量に持つ場合だけ

 意思を持つ事が出来ると言われる伝説の魔剣。



 それが人間界に・・・



「兄弟剣のネシリカがエペタムが人間界で

 目覚めた事を教えてくれた。ネシリカとエペタムの

 両方が揃えば世界を行き来する事なんて

 造作もない」


「親方様ー!!準備が整いました」



 そう話すシャックスに部下達が声を掛ける。



「そういう事だ、じゃあな」



 そう言いながらシャックスは部下達が用意した

 アイテムを受け取り人間界に向かって行った。



 クソッ!!



 俺も行く流れだな!!



 帰り方は何とか模索しよう!!



 帰れなくても酒は人間界の方が美味いし良いか?

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