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最高の能力が欲しい  作者: 大路
63/120

ギルド王都支部一番隊隊長 神童 仁のギフト

 小太郎side


 ギルド王都支部一番隊隊長 神童 仁に攻撃を阻まれ

 一旦距離を取る。


「佐助あれ程油断するなと言っているだろう‼︎」


「隊長面目無い」


 神童と副隊長の兵頭が話をしている。

 まぁ兵頭が怒られている。

 フゥッと一旦神童はため息を吐き俺を見据えると

 口を開く。


「私が瞬殺してやる」


 瞬殺だと?

 舐めるのもいい加減にしろよ!

 僕は花咲石の力を借りて食人樹を召喚する。



 ⁉︎



 神童が手を前に差し出すと全く同じ食人樹が現れる。

 二つはぶつかり相殺する!


「悪いが俺はギフト持ちには負けんぞ!」


 そう言うと今度は俺の身体が何かに押し潰される

 様に地面に押し付けられる!


 ヤバい‼︎


 瞬時にそう感じ抵抗しながら植物の蔓で攻撃をする。

 それを軽く避ける神童。

 一瞬重圧が無くなったので僕は一旦距離を取る。




 しかし‼︎




 気づいた時にはもう遅かった!




 僕は無数の鋭利な木の枝に貫かれていた!



「ち、ちくしょう」



 だんだんと寒くなってきて目の前が真っ暗に

 なっていく。



 修也さん力になれずすいません・・・








 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 修也side


「早く行かなきゃ」


 僕は前を向き走っていた。


「修也!!」


 僕の名前を呼ぶ声が聞こえそちらを振り向く。


「正志!!」


 お前みたいな雑魚がどうやってここまでと

 言いかけたが時間が無いので前を向き直す。


「おい待てよ!」


 無視をすると遅い足ながら後ろから付いてくる正志



 うん!?


 場違いな大きな木が目に入る。


 小太郎の能力だな!





 えっ!?




 何でだよ?





 俺の目に入って来たのは木に血まみれで突き刺さる

 小太郎の姿!!


 急いで駆け寄り回復薬を飲ませ様とするが飲む体力もない小太郎!


「おい!!小太郎!!しっかりしろよ!!!」


 僕の声が響く。

 何で小太郎が自分の能力にやられてる?

 急いで小太郎を木から降ろし応急処置をする。

 ヤバいこのままじゃ死んでしまう・・・


「おいっ!ってそれ小太郎じゃねぇか!」


 後ろから正志が声をかけてくるがどうでも良い。

 今は小太郎を何とかしないと・・・

 頭をフル回転させ考える。

 引き返すか?

 正志に小太郎を預ける?

 頭の中に選択肢が色々浮かび混乱する。


「正志後方の戦局は?」


 正志にそう尋ねる。

 いきなり聞かれてびっくりした様子だったが正志が口を開き今の戦局を説明してきた。


 どうやら後方はかなり押されている様だ。

 なので後方に戻っても小太郎の治療に手が回るかは

 微妙みたいだな・・・


 後方がかなり混乱した状況だから丁度最前線との

 この辺りが今セーフティーゾーンになっている

 みたいだ。


 だからこの馬鹿は生き残れたのか。



「今日はお前らの仲間の魔法使いいねぇのかよ?」


 今は一刻を争うんだ。

 こんな奴の話に付き合ってる暇なんてない。




 うん?




 そうか奈美ちゃんとガランがいる筈。

 しかも正志が見てないという事はまだこの先に居る

 可能性が高い。


 正志にしては良い事を言うじゃないか!


 小太郎を優しく担ぎ前に進みだす。


「おいそんな瀕死の奴連れて先に行くのか?」


 正志が何か言っているが無視して前に進みだす。


「おい無視すんなよ‼︎」


 そんな事を言いながら後を追ってくる正志。


 小太郎絶対助けてやるから死ぬんじゃないぞ!!



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