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最高の能力が欲しい  作者: 大路
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勇者登場

 ギルド王都支部


「大変です!!13番隊加賀隊長、原山副隊長の

 死亡が確認されました!

 やったのは恐らく「黒牙」です」


 慌ただしく加賀と原山の死亡を伝える隊員。


 その報告を受けた

 ギルド王都支部一番隊隊長の神童 仁は

 ふぅっと息を吐き口を開いた。


「勇者様と王に報告に行ってくる」

「はっ!」


 その返事を聞き神童は扉を出て王宮に向かう。



 ・・・・・・・・・・・・・

 神童 仁side



 王宮に着き王が居る場所に案内される。


「ギルド王都支部一番隊 隊長 神童 仁 入ります」

「入れ」


 その声を聞き扉を開ける。

 ロレスタン王国の王 ファン・ロレスタン

 ギルド王都支部マスター勇者 神崎 涼人

 黄金の神龍 カムイ

 この国の最重要人物三人が出迎える。

 俺は膝を着きながら13番隊加賀、原山の死を伝える


「そうか・・・」


 まず口を開いたのは王だった。


「後三カ月で魔国の王カインが帰ってくる予定だ!

 その時が牙の最後になる。

 今は悔しいが見守るしかない」


 そう王が続けて口を開いた。


「しかし牙がそれまでに攻めてきた場合はいかが

 致しますか?」


 勇者がそう王に尋ねる。


「それまでにという事はないだろう」


 牙は今の段階では攻めて来ないとタカをくくって

 いる王に対して神龍カムイが口を開く。


「最近ガランの野郎の気配を感じるぞ!

 もしあいつが牙に付いた場合少々厄介だぜ?」


「な、あの黒神龍のガランが」


 カムイの発言に更に焦りの表情を見せる王。


「魔国との合流を早めるべきかと」


 勇者がそう王に助言する。


「そうした方が良いな・・・

 黒神龍の動きは確かに危険だな」


 王も黒神龍ガランの動きに危険を感じ魔国との合流

 を早める為に早急に魔国に行く様に指示を出された


「畏まりました!一番隊隊長 神童 仁

 魔国に向かいます」


「よろしく頼むぞ」


 そう王に言われ私は王宮を出て魔国に向かう。

 三カ月後を予定していた戦争は早まるかもな。


 まぁ世界が変わる瞬間は私自身早く見たいが!



 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 勇者side


 神童が部屋を出た後三人での話し合いになった。


「カインは計画の前倒しを了承してくれるのか」


 王が弱気に口を開いた。


「弱気になっては駄目ですよ」


 俺は王にそう助言する。


「まぁそうだが今回の戦争に必要なあの男を

 カインは説得に行ってくれてる訳だしなぁ」


 王が尚も弱気に話す。

 確かにあの男が此方に着き魔国が合流すれば

 戦力は圧倒的に有利だ。


「まぁその場合は仕方ないでしょう。

 王国と魔国だけでも過剰戦力だと思いますよ」


 俺がそういうと横でカムイも頷いている。

 そして納得し王が口を開く。


「確かにそうだな!まぁ死神一族が着いてくれれば

 尚も良しだか仕方がないな」


「はい!」

「まぁ俺に任せときな」


 そう王の言葉に返事をする僕とカムイ。

 今魔国の王カインが交渉している人物

 この世界でナンバー1と言われる殺し屋の一族の長

 通称ロア彼が此方に手を貸してくれればこの戦争は

 勝率8割といった所だろう。


 しかし仮にロアが此方につかなくても王国と魔国が

 手を組めば十分に牙を倒せる!


 俺は早くこの世界を変えたい!

 そして俺だけの理想郷を作るんだ!!


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