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最高の能力が欲しい  作者: 大路
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「牙」最高戦力集結

 大満足の食事が終わり皆んなで談笑をしていると

 アキさんに呼び出された。


「変態の直樹さん達は黒牙なんですよね?」

「変態ではないですが俺を含めた三人は黒牙です」


 シリアスな顔して変態と言われた。

 否定はちゃんとしたが!!


「次に起こる戦争で世界は大きく変わると思います。

 私達姉妹に出来る事があれば何でも言って下さい!

 ガラン様への恩も勿論ありますし、兄の暴走を止め

 たいのです!!」


 そう決意を表明するアキさんにありがとうとだけ

 伝える。


 その会話を聞いていたのかガランが入ってきた。


「我もついている。大丈夫だ」


 そう頼もしく言うガランにそうですねと安堵した

 表情を見せるアキさん。


「だが一ヶ月で貴様らの戦力を上げれるだけ上げな

 ければならんな」


 そうガランが言う。

 確かに今のままでは戦争でむざむざ死んでしまう。

 取り敢えず修也の家に帰り皆んなで相談する事に

 した。


 全員でアキさんとリリスにお礼を言いガランの

 背中に乗り修也の家を目指す。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・



 黒牙代表 相馬 悟side


 今私は赤牙代表のマルクと総帥と三人で黒牙専用

 ヘリで青牙本部を目指している。


「しかしあの直樹とかいう小僧は不思議だな」


 そう何気なく総帥が口を開かれた。

 確かにあいつは不思議な力を秘めた様に感じる。

 初めて会った時以上にこの前も強くなっていた。

 ギフトの力なのだろうか?


「あいつのギフトはただレベルが上がりやすいだけ

 ではないと思うがなぁ」


 総帥がそうつぶやかれる。

 確かに私もそう思うそう感じる何かがあのギフト

 にはあると。


 そんな会話をしていると青牙本部に到着した。

 連絡を入れていたので青牙代表の 神宮寺 拓哉が

 出迎える。


「総帥チィースです!

 相ちゃんマルちゃんもお久〜」


 相変わらず口の利き方も知らないこのチャラ男が

 青牙代表の神宮寺だ。

 見た目も短い髪をツンツンと立てピアスを瞼、

 両耳にしている。


 私は嫌いだが実力はかなりの物で牙では総帥の

 次に強い。


 そんな神宮寺にも今回の視察の内容を話す。


「それヤベェじゃん。でもあの勇者が総帥に勝てる

 要素ないっしょ?」


 神宮寺が舐めた口を総帥に利く。


「儂も負けるとは思ってないが向こうが戦争の準備

 をしているのは確かだ!先に叩くのが我々のやり方

 だろう?」


 総帥がそう仰ると神宮寺も口角を上げ頷く。

 青牙をざっくり視察した後最後の牙「白牙」に

 向かう。


 青牙は代表がこんなだからだろうか余り統率は取れ

 ていないが自由な感じで実力の高い者達がかなり

 いる。


 そして四人でヘリに乗り到着した最後の牙

「白牙」に到着した。


「相馬の所の歩美も美人だが相変わらずの

 美貌だな」


 総帥がそう言いながら話しかけた相手が

 白牙代表 一ノ瀬 香 和風の着物を着た

 妖艶な美女だ。

 髪の毛は金髪で青い目175センチ位の高身長完璧な

 スタイル。

 洋風な見た目ではあるが本人は和のスタイルが

 好きらしい。


「総帥それに代表の皆様お久しぶりですわ」


 香が挨拶をしてきたので軽く頭を下げる。


 香にも今回の訪問の意味を告げる。


「一ヶ月後にこちらから打って出るという事でよろ

 しいですの?」


 そう総帥に質問する香。


「その通りだ!今回は儂も含め総力戦になる!」


 総帥がそう仰りながら代表が全員揃ったので今後

 の作戦について話し合う。

 まず集合場所は王都へのアクセスを考え黒牙本部

 に決まった。

 特攻部隊として初めに突っ込むのは黒牙の

 ガルフと私に決まった。



 まぁ適任だなぁ。



 後は戦局を見て総帥が動くとの事。


 戦力分析をした結果は以下の通りになった。


 牙

 黒牙 総勢700名 ギフト持ち17名

 赤牙 総勢570名 ギフト持ち10名

 青牙 総勢950名 ギフト持ち21名

 白牙 総勢600名 ギフト持ち16名


 ギルド王都支部

 1番隊 総勢10名 全員が強力なギフト持ち

 2番隊 総勢30名 ギフト持ちも確認済みで5名

 3番隊 総勢50名 ギフト持ち?

 4番隊 総勢50名 ギフト持ち?

 5番隊 総勢100名 ギフト持ち?

 この5番隊以降20番隊までは全て100名で

 構成されている。


 隊長クラスは全員がギフト持ちと考えて良いだろう

 総数はギルドが他の地域からもギルド員を呼び出す

 だろうからもこちらの倍はいると考えて良さそうだ

 ただこの戦争に必要なのは数じゃあない。


 一番恐ろしいのはギフトの能力だ。

 最後にこの戦争の最大戦力を分析する。


 牙

 総帥 大川 景豪 ギフト無し


 ギルド王都支部

 勇者 神崎 涼人 ギフト「超越者」

 神龍 カムイ


 この二人を抑えないと我々の勝利は無い!!


「勇者のギフトでは儂を抑える事は出来ん神龍は

 少々厄介だが神宮寺辺りが自由に動ければ何とか

 なるだろう」


 総帥が戦力分析表を見ながら口を開かれた。

 そうたしここまでの情報では以前と同じだ。

 それ以上の何かがあるからギルドが動いているはず



「怪しいのは魔国ですわ」



 そう言葉を発した香を全員が見る。


「あの魔王が本当に動くか?」


 香の言葉に赤牙代表のマルクが返す。


「それは分かりませんわ。でもその可能性しかない

 かと思いますわ」


 そう答える香。

 確かにその可能性が濃厚か?


「単刀直入に儂もそう思う!」


 単刀直入この言葉は総帥が良く使う言葉だ。

 これを使った時の総帥の判断が今まで間違って

 いた事はない。


「単刀直入に言う‼︎魔国が完全にギルドと合流する

 前にギルド本部を叩く!そして世界を変える!」


 総帥のそのお言葉が会議室に響き渡る。

 最近現場を離れていたが昔の獣の血が蘇ってきた。





 勝利するのは我々牙だ!!

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