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最高の能力が欲しい  作者: 大路
19/120

黒牙幹部 小太郎

「直樹君いきなり幹部会なんてさすがだね。

 代表殴ろうとしちゃうし」


 そう笑いながら言ってくる修也に

「殴ろうとしたんじゃなくて勝手に手が

 出たんだよ」


 そう修也に言うと笑いながらあれは

 テストなんだよと説明してくれた。


 相馬代表が殺気をあてると弱い者は動けないか

 下手したら失神する者もいるらしい。


 恐らくだが相馬代表のギフトなんだろう。

 それに負けず戦闘態勢取れた者は合格らしい。


「殴りかかったのは多分直樹何かしかいないよ」


 反射的に手が出ただけだったんだが・・・


 まあ何はともあれ合格らしいので後二時間位で

 始まる幹部会の事を聞く。


「幹部会っていうのは?」

「まあ「黒牙」のナンバー10までが集まり次の

 任務とかを話し合う会合だよ」


 ちなみに初めに会った正志がナンバー10らしい。

 修也はナンバー4なのだそうだ。


 これは全て強さの順番で決まるらしい。

 じゃあさっきの秘書の歩美さんは相当強いみたいだ


 幹部会まで時間があったのでカフェスペース

 みたいな所で修也と談笑していた。



「修也さんおはようございます」


 一人の幼い少年が声をかけてきた。


「・・・や、やあああ小太郎」

「こちらが直樹さんですか?」

「そ、そうだよ!」


 珍しく狼狽えている修也を見ていると小太郎と

 呼ばれる少年が話しかけてきた。


「直樹さん修也さんに勝ったんですか?

 どんな卑怯な手を使ったんですか?」


 何か中性的な顔立ちで赤い綺麗な髪の毛をした

 少年が明らかに敵意剥き出しで睨みながら

 話しかけてきた。


「いや別に卑怯な事とかしてないし

 勝ったっていうか引き分けかな」


「・・・卑怯な手を使ったに決まってんだろが!!

 何が引き分けだ?殺す!!」



 えっ⁉︎



 何この子めっちゃ怖い!!

 何か最後「殺す」とか言わなかった??


 しかも刀抜いて切りかかってくるし!!


「え、え⁉︎」

「小太郎止めろ!!」


 小太郎を抑えながら修也が怒りながら言う。


「小太郎お前僕に迷惑かけるつもりかい?」


「いや僕はそんなつもりじゃ・・すいません」


「直樹君に謝るんだ!!」

「直樹さんすいませんでした」

「いやいや別に良いけど」


「でも修也さんの邪魔になるような事したら僕が

 直樹さんを殺しますからね」


「はぁ」



 ・・・・・・・・・





 笑顔で言い去っていく小太郎。

 うん、あんまり関わっちゃ駄目な子だ。

 修也の事を慕っているのは分かるが慕い方が

 異常すぎる。



「ごめんね、本当は良い奴なんだけど・・・

 僕の事になるとちょっとね」


  ハハっと笑いながら修也に気にしてないから

 大丈夫だと伝えた。


 そんな事がありながら時計を見ると幹部会開始

 10分前だったので会議室に向かう。


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