表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最高の能力が欲しい  作者: 大路
111/120

修也 カムイ マダラpart2

 全身の鱗がボロボロのカムイ。

 骨を何本も砕かれたマダラ。

 右腕千切れかけの僕。


 満身創痍って感じの此方に対して無傷の化け物三体

 何とか現状を打破しないと。


「うぉぉーー!!!」


 突如マダラの声が辺りに響く。


「鬼術 閻魔」


 マダラがそう唱えるとマダラの周囲にバチバチと

 雷が走りマダラ自身の身体が赤黒く巨大化していく

 その体躯はカムイと同等程度になり鋭い牙を

 生やしたマダラがそこに立っていた。


「この姿解放させた事後悔するが良い」


 その言葉と共に巨大な拳が酒呑童子を捉える。

 まるでピンボールの様に吹き飛ばされる酒呑童子。

 更にマダラから放たれた雷がヴォルグを襲う。


 ヴォルグを庇う様にアンモナが前に出ようとする。



「させるかよ!!」



 素早く動いていた神龍カムイの鋭い爪がアンモナを

 切り裂く!

 アンモナの盾を失ったヴォルグは口から火球を放ち

 雷を相殺する!



 今だ!!



 そのタイミングで僕は一気に斬撃をヴォルグに

 飛ばす!


「チッ!」


 舌打ちをしながらヴォルグは素早い動きで対応

 するが避けきれなかった斬撃がヴォルグを切り裂く


 傷を負った三体の化け物だがまだまだダメージは

 浅い様ですぐさま立ち上がる。


「閻魔たぁやるじゃねぇか」

「餌のくせに、餌のくせに、餌のくせに」

「傷を負ったのはいつぶりだろうかな」


 三者三様の言葉を放つ化け物達。

 その言葉と共にヴォルグが動く。

 超スピードで動くヴォルグの牙を躱し更に拳を

 振るうマダラ!

 それを難なく躱すヴォルグ!

 鬼と狼の激しい攻防が辺りに衝撃波を撒き散らす。


「ぼけっとすんな女!距離とられるとお前の魔法は

 厄介だからなぁ!」


 カムイが爪でアンモナを切り裂こうとする。

 それを魔法の障壁で防御するアンモナ。

 カムイとアンモナ因縁の対決も更に激化する!


「お相手が変わっちまったなぁ」


 そうニヤニヤしながら言い放つ酒呑童子。

 金棒を引きずり酒を煽りながら無防備に歩き

 距離を詰めてくる。


 左手で斬撃を飛ばす!

 しかし酒呑童子は避けようともしない。

 酒呑童子の胸に薄傷が出来る。


「何だそのオカマみたいな攻撃」


 更に特大の斬撃を飛ばす!

 今度は少し血は出たものの酒呑童子を切り裂くには

 至らない。


「あぁなっちゃいねぇな!攻撃ってのは

 こうすんだよ!!」


 酒呑童子が金棒を振るうと衝撃で僕を覆っていた

 鎧式の斬撃が全て吹き飛んでしまう。


「何だ?斬撃でガードしてたのか、中々面白い

 技だなぁ」


 更に歩を進める酒呑童子に後退りをしてしまう。

 まるで蛇に睨まれたカエル。

 圧倒的な強者に恐怖を感じる。


「うぉぉーー!!」


 闇雲に斬撃を乱射する。

 しかしどれも酒呑童子にダメージを与える事が

 出来ない。


「はっはっ!痒い痒い」

「く、くそっ!」

「はい!終わり」


 目の前に迫った酒呑童子が金棒を振り上げる

 世界がスローモーションになる。






 完全に死ぬ・・・







 キン!!!





 酒呑童子の金棒はある者に阻まれる。




 な、何故?




 何でお前が??




 思考が追いつかない・・・




 ロア!!












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ