表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最高の能力が欲しい  作者: 大路
103/120

最強の男

何故かは分からないが総帥が目の前に居る。

本当に本物なのか??


そんな驚く僕達を他所に総帥は口を開く。



「説明は後だ!敵の殲滅を優先しろ!」

「は、はい!」



迫力のある声に押され思わず返事をする。

この迫力は本物だ・・・


疑問は残るが痛む身体を動かし襲い来る蛇達を相手

にする僕達三人!

そんな様子を見て満足そうにして総帥が口を開く!



「貴様等はその邪魔な蛇共を相手にしとけ!

このデカ物は儂が潰してやろう!」


「調子に乗るな人間風情が!!」



総帥の言葉に怒りを露わにし襲いかかるレプティル

しかしその攻撃を簡単に受け止め巨大なレプティル

を投げ飛ばす総帥!



「くっ!」

「余所見するな!爬虫類!」



そう言いながらレプティルの身体を殴り付け

吹き飛ばす総帥!

レプティルの巨体が宙を舞う!



圧倒的な強さ・・・



あの最強の男が帰ってきた・・・



そんな様子を見ながらも何とか蛇を

駆逐していく僕達。



「しかし頑丈な蛇だな」

「く、クソッ!」



ダメージは多少あるものの致命傷には至らない

レプティルを見ながら総帥が口を開く。

確かにあのレプティルのタフさは相当だ。

しかしレプティルは強者が故か総帥の強さに気づき

焦りを見せている。

その証拠に僕達を相手にした時とは違い口調が汚く

なっている。



「何か武器が必要か・・・」

「こ、殺してやるーー!!」



何か武器を探す総帥に8つの蛇頭がブレスを放つ!

そのブレス攻撃を素手で弾き飛ばす総帥!

一瞬驚きを見せるレプティルだが更にブレスを乱射

とてつもない威力の攻撃が洞窟内を揺らす!



「死ね、死ね、死ねーー!!」



砂煙が晴れると多少ダメージを負った総帥が姿を

現す。



「中々面倒な奴だ!」

「チッ」



舌打ちをしながら8つの蛇頭で多様な攻撃を

仕掛けるレプティル!

その攻撃を避けながら総帥が此方を向いて

声を上げる!



「あるではないか!!」



ある??



「最強の武器が!!」



最強の武器??



そう口を開いた総帥の視線の先にあったのは



正志!!



「ま、まさか俺っすか!?」

「単刀直入に言う!こっちに来い!」



かなり嫌そうな正志だったが総帥の迫力に負け渋々

総帥の元に向かう!



「貴様確か重量を変化出来たな!」

「は、はい・・・で、でも」

「やれ!!」



そんな二人のやり取りを見ていたレプティルが口を

開き攻撃を仕掛ける!



「何をゴチャゴチャ言っている!」



その攻撃を避けながら総帥が正志に言う!



「早くしろ!!」

「わ、分かりました!」



総帥の迫力に完全に押され重量をMAXに変化する

正志。

その正志を満足気に眺めた総帥は正志の足を掴み

右腕に力を込め持ち上げる!


20トンの正志を片手で・・・


「そのまま姿勢を保て!!」

「は、はい!」


そんなやり取りをし正志を大剣の様に構える総帥!

顔を青ざめさせ直立する正志!

そんな二人を見て苛立ちながらレプティルが口を

開く。



「貴様ら・・・ふ、ふざけるなー!!」

「単刀直入に言う!至って真面目だ!」



そんな事を言った後の総帥の動きは常軌を逸して

いた。


襲いくるレプティルの牙を躱しながら20トンの正志

を振り回しレプティルの首を攻撃する。


その威力に吹き飛ばされ首が千切れるレプティル!

更に総帥は攻撃の手を緩めずレプティルを追撃する


一本また一本と首を失うレプティル!

8つあった首は残り3つになり紫色の血を

流しながら焦りを見せるレプティル!



「く、クソがーー!!」



雄叫びをあげるレプティルに対し冷静な口調で返す

総帥!



「少しは黙らんか!この武器を手にした儂に勝てる

勝てる者などおらん。部を弁えい!!」



正に圧倒的な強さ・・・


あのヤマタノオロチが赤子扱い・・・


そんな総帥の手にはしっかりと顔の原型を留めて

いない正志が握られていた!











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ