VS魔女アンモナ
急いでガラン達の元に向かう俺達!
そして俺達が最初に見た光景は流血をし傷を負って
いるカムイの姿だった。
「か、カムイ!大丈夫か?」
「あん?ああかすり傷だ!」
ガランは何か猿の様なモンスターと交戦中。
良く見ると赤龍兄弟も猿モンスターと戦っていた。
その中でカムイが睨む目線の先に居る女性に目が
行く!
圧倒的な強者の威圧感・・・
何者だ・・・
「お仲間さんの登場ですか、少し面倒ですね」
「お前は何者だ・・・ッ!?」
俺が女に問いかけ様とした瞬間パチンッと女が指を
鳴らす。
すると辺りの猿のモンスターが一斉に襲いかかって
くる。
「私の名は魔女アンモナ!どうぞよろしく」
「魔女?」
そんな会話をしている間にも俺達に襲いかかる
猿のモンスター達!
数は多いが大した事は無く皆んなどんどんと猿達を
倒していく。
誰もが楽勝だと思った瞬間1匹の猿が
木を刀代わりにして斬撃を飛ばしてきた!
「な、何!!これは僕の技・・」
「ウオッ!?こっちはブレスを吐きやがった!」
「私の方は魔法を使ってる!」
何と猿達は仲間の技を次々に使い出した。
これは数が多いだけにかなり厄介だ!
そんな焦る俺達にアンモナが話しかけてくる。
「その子達は真似が上手なのですよ」
「クソッ!これはちと面倒だぞ」
マダラが悪態を吐きながら猿を殴りつける。
四方八方から斬撃、ブレス、魔法の嵐が俺達に
降りかかる!
「我に任せておけ!」
ガランがそう言うと全員を取り囲む様に結界が
出来攻撃を遮断する!
「さすが神龍様!素晴らしいですね」
「余所見をしていて良いのか?」
ガランの言葉と同時にアンモナの背後に現れたのは
カムイ!
驚いた表情をするアンモナに対して特大のブレスを
放つ!!
「消えちまえよ!!」
しかし次の瞬間ブレスは何かに弾かれカムイに
返っていく!
それをカムイはまともにくらってしまう!
「グアッーー!!」
「か、カムイ!」
自身のブレスをまともにくらい墜落するカムイ!
更にそこに最上級魔法を撃ち込むアンモナ!
助けに行こうとするがそれを猿達が邪魔する!
「神龍同士の中々のコンビプレーで!?」
「あれ位で勝った気になってんじゃねぇよ!」
アンモナが口を開いた瞬間カムイが尻尾で
アンモナを叩きつける!
傷は負っているがカムイはまだまだ大丈夫そうだ!
地面に叩きつけられたアンモナが口を開く!
「貴方は私が殺しましょう」
「あん?う、うお!」
アンモナがそう言ってカムイに手を翳すと
景色が歪みカムイとアンモナが消えた!
最後にアンモナの言葉が聞こえる。
「他の皆様には置き土産を差し上げます」
その言葉が消えると突如猿達が攻撃を止め
道を開ける。
地面に突如魔法陣が展開される。
「な、何だと」
「でかい」
全員が驚きながら見ている中現れたのはガランの
倍近くはありそうな巨人!
「アンモナの野郎!また俺を面倒な事に
使いやがって!」
そう言うと巨人は近くにいたマダラに殴りかかる!
それをマダラは受け止めるが吹き飛ばされる!
何ていう怪力だ・・・
「さっさと終わらせるからかかってこい雑魚共」
そう言いながら手招きをしてくる巨人!