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最高の能力が欲しい  作者: 大路
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求める者

 クリスマスが近づくとある冬の日。

 12月21日寒い夜道を一人の青年が帰路に向かい

 歩いていた。


 桐生 直樹(23歳)


 何処にでもいる普通のサラリーマン。

 そんな彼が何気なく夜空を見上げた時凄まじい

 閃光と共に大爆発が起きた。



「う、うわぁぁーーー!!」



 何が起こったのか?

 神のイタズラ?

 何かの偶然?


 彼がその爆発を見た日以来この平凡な世界の日常は

 無くなり辺りにはモンスターが蔓延るまるで

 ゲームの中の様な世界に変わってしまった。


 そんな奇跡の日から1カ月が経とうとした時より

 この物語は始まる。



「はぁはぁ」


 直樹は走っていた。

 何者かに追われ・・・


「はぁはぁ、久しぶりに家を出たらこれだよ!

 何で街中にローウルフが出んだよ」


 直樹が言うローウルフとは狼に似た二メートル弱の

 モンスター。

 偶然街中に迷い混んだらしい。


 路地裏に逃げ込んだ直樹だったがモンスターも

 路地裏に入ってきた。


 絶対絶命そんな言葉が脳裏に浮かぶ。

 しかしローウルフは背後から何者かに斬りつけられ

 絶命した。


「大丈夫か?」

「は、はい」


 間一髪命を救ってくれたのはギルドと呼ばれる

 世界の治安を維持する警察の様なものの隊員だった


 軽く礼をしてその場を立ち去る。

 自分も剣を使えたら、

 魔法を使えたら、

 そんな言葉が脳裏に浮かぶ。


 こんなファンタジーな世界で自分には何も優れた

 能力がない。

 さっき命を助けてくれた隊員だって歳はそんなに

 変わらない。


「はぁ何で俺だけ・・・」


 思わず独り言が漏れる。

 気がつけばこんな世界。

 でも自分には前の世界の記憶がはっきりある。

 家だって変わってない。(物は無くなってたけど)

 お金もサラリーマン時代のタンス貯金はあった。


 それより不思議なのは学生時代も俺はこの世界で

 過ごしていた事になっている事。


 サラリーマン時代の俺の記憶がおかしいのか?


 頭がごちゃごちゃする!!

 精神的に限界がきそうだ・・・



「大丈夫、君にはやるべき事その為の能力がある」



 えっ??

 誰??


 今確かに声がした様な・・・


 遂に俺壊れた??



 怖ぇぇぇーーー!!



 けど金もあんまり無いしこんだけ不思議な事が

 起こったんだしもしかしたらチートな能力でも

 宿ってんじゃねぇか?


 良し明日行ってみるか!

 ギルドに!!


 ただあこ行くの嫌なんだよねぇ・・・






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