表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら何故かフライパン戦士になっていました。『スキル「死ぬたびに強くなる」で最強に』  作者: 米糠


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

91/244

91 旅の始まり「さて、どこ行こか?」

 


 91 旅の始まり「さて、どこ行こか?」



 エリュシオン大陸、某所——


 澄み渡る青空の下、のどかな風が草原を吹き抜ける。小鳥のさえずりが響く中、カインたちは木陰の下に腰を下ろしていた。


 巨大なリュックを背負ったカインが地図を広げ、しげしげと眺めている。


「さて、そろそろ次の目的地を決めたいんだけど——」


 彼がそう切り出すと、目の前の即席キャンプ場では、それぞれが好き勝手にくつろいでいた。


 ルナは焚き火の横でティーポットをゆらゆらさせ、優雅にお茶を淹れている。

 イリスは木に寄りかかりながら剣の手入れをしており、フェリシアは何やら短剣を磨きつつ鋭い視線を向けていた。


 ……が、誰も返事をしない。


「おーい、お前ら、聞いてるかー?」


「……聞いとるけどなぁ。どこ行くん?」


「いや、それを相談しようって話やん!」


「適当なとこ」


「まぁまぁ、こういうのは冒険者らしくワクワクせにゃいかんだろ!」


 そう言いながら、カインは地図の上にドンッと拳を置く。


「例えば、こういう古代遺跡とかどう!?」


「お、ええやん!  ウチ、遺跡好きやで!」


「……アンタ、ただの戦闘狂やろ」


「遺跡って……危険」


「そんなん、俺の力でどうにかなるだろ!」


「どうにかなる精神、それで何回も死んだ」


「そんなん気にしてたら冒険なんてできねーぜ!」


「……ほんま、学習せぇへんなぁ(ため息)」


 カインの無鉄砲さにはもう慣れたものの、それに巻き込まれる側の気持ちも考えてほしい。


 フェリシアが呆れ顔で短剣を磨き続ける中、イリスだけは興味津々に地図を覗き込んでいた。


「んー?  でもこの遺跡、未調査って書いてあるやん。そんなん、絶対何かおるで?」


「だから面白いじゃん!」


「……いや、絶対ロクなことにならへんわ」


 全員がなんとなくカインの言うことに危機感を覚えつつも——


 結局、流れでその遺跡へ向かうことが決まるのだった。


 ⸻


「よっしゃ、じゃあ出発だ!」


「……はぁ、また厄介ごとに巻き込まれそうやなぁ」


「まぁええやん!  楽しんだもん勝ちやで!」


「もう……」


 こうして、「遺跡探索」という名の新たな死闘(?)が始まるのだった。


 ——この時、誰も予想していなかった。

「またカインが余計なことをして、命がけの大騒動になる」ことを……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ