54 —— 追跡者・進化ミノタウロス!! 逃げ場なしの絶望!!
54 追跡者・進化ミノタウロス!! 逃げ場なしの絶望!!
「グォォォォォォ!!!!」
—— ドガァァァァァン!!!!
背後で 木々が粉砕される音 が響く。
進化ミノタウロス はまるで機関車のような勢いで俺たちを追いかけてきていた。
足元の地面が揺れるレベルの 猛スピード だ。
「ちょ、ちょっと!? なんでこんな速いねん!!?」
「ミノタウロスってパワー型ちゃうの!? なんでスピードまであるんや!!?」
「そんなの俺が知るかぁぁぁぁ!!!」
俺たちは全力で森の奥へと駆けていた。
—— しかし、その時だった。
前方から 別の音 が聞こえてきた。
「えっ……ちょ、なんか聞こえへん?」
「おいおい、まさか……」
—— ガサガサガサ……!
木々の隙間から、大量の赤い目 がギラギラと光っていた。
「え……ちょ、待って!? これ……魔物の群れちゃう!?」
「えぇ……なんでこんなとこに大群おんの!? やってられへんわ!!」
「いや、それどころじゃねぇぞ……」
「それじゃあ、私はこの辺で。生き残ったら命はもらうわ! それじゃ!」
「えー! マジで? あ! もうきえてる。すげ」
俺は 後ろの進化ミノタウロス と、前方の魔物の大群 を交互に見た。
「—— 前に進んでも地獄、後ろに戻っても地獄 ってことか……!!」
「どないすんねん!? こっち詰みやん!!!」
「もう、こーなったら突っ切るしかないやろ!!!」
イリスが 闇のオーラをまといながら 叫ぶ。
「よっしゃぁぁぁ!! 行くでぇぇぇ!!」
「お、おい!? 何を——」
—— ドカァァァァァン!!!!
イリスの 暗黒魔法が爆発 し、魔物の群れを一掃。
「おおおっ!? すげぇ!!」
「ほらほら、今のうちや!! 走らんかい!!!」
「了解!!!」
—— 俺たちは 一気に森の奥へと突っ走る。
しかし、進化ミノタウロスは止まらない。
「グォォォォォォ!!!!」
「こいつしつこすぎるだろ!!!!」
「も、もうちょっとで森を抜ける! そこまで耐えるんや!!!」
—— そして、ついに俺たちは森の出口へと飛び出した。
「よっしゃあああ!! 抜けたぁぁぁ!!」
—— だが、次の瞬間。
俺たちの目の前に 絶望の光景 が広がった。
目の前に広がるのは、底なしの崖。
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「詰んだぁぁぁぁぁぁ!!!!」




