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転生したら何故かフライパン戦士になっていました。『スキル「死ぬたびに強くなる」で最強に』  作者: 米糠


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51 逃げた先にさらなる地獄!? フライパン剣士、新たな刺客と遭遇!!

 

 51 —— 逃げた先にさらなる地獄!? フライパン剣士、新たな刺客と遭遇!!



 俺たちは 進化ミノタウロス の圧倒的な威圧感に耐えきれず、全力で森の奥へと駆け抜けた。


「……はぁ、はぁ……お、おい……なんで……こんなに……森が広いんだよ……!!」


「そやな……どんだけ走っても出口見えへん……!!」


「はぁ……カイン……あんた、ちょっとは作戦ってもんを考えたらどないやの……?」


 ルナが息を切らしながら、ジト目で俺を見上げる。


「いや、俺としては華麗に撤退する予定だったんだが……」


「ただの 逃げ やろがい!!!!」


「違うよ ! これは 戦略的撤退 なんだよ!!」


「ほんなら後ろから 追撃 されとるんはなんでやねん!!!」


 イリスが振り向くと、背後では 進化ミノタウロス がなおもこちらを追いかけてきていた。


 しかも めっちゃ速い。


「おかしいやろ!? なんでミノタウロスがこっちの2倍のスピードで走れるねん!!」


「た、たぶん進化した影響やろな……」


「余計なとこで進化すんなぁぁぁぁ!!!」


 俺たちは全力で逃げ続けるが、どこまで行っても森は深いまま。


 このままでは…… 追いつかれる。


「くっそ……どうすりゃいいんだ……!?」


 —— その時だった。


 ズドォォォォン!!!!


 突如として 地面が大爆発 した。


 俺たちは 反射的に地面に伏せる。


「な、なんやねん今の!?」


「ちょ、ちょっと待ってや……あれ、誰かおるで……!!」


 イリスが震える指で、爆風の先を指さした。


 そこには——


 黒装束に身を包んだ、細身の女性。


「……やっと追いついた」


 彼女は、冷たい目でこちらを見下ろし、 シュル…… と短剣を抜く。


 俺は息を呑んだ。


「私は、フェリシア・ヴァルガ!! ルミナス帝国の 最強の暗殺者よ! 

 ……お前がカイン・レヴェナントね。おもしろい噂を聞いたわ」


 —— なんだこいつ。わけわからん奴が出てきたぞ! ヤバい。


 背後には 進化ミノタウロス。


 前方には 最強の暗殺者フェリシア。どう考えてもこの女、俺の命をとりにきてるんだよね? 

 ……てことは?


 俺はなんども前後を確かめる。


 詰んでるやんけぇぇぇぇぇ!!!!

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