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connecting  作者: 由幸
一章
4/4

zenith

自己紹介をし終わり、燕が持ってきた契約書にそれぞれがサインをした。

「これで君たちはうちの会社のタレントになったわけなんだけど、活動始める前に一ヶ月くらい研修期間があるからそれは分かっといてね、それと決めなきゃいけないことが、グループのリーダーと、グループ名、あと担当カラー、どうする?」

「あ、そう言うことも決めないといけないのか、」

考えること多すぎない?と宇宙くんが愚痴をこぼす。

「私は仕事があるから決めといて〜」

また出て行った…もう少し説明ちょうだいよ…

「…とりあえず担当カラーから決める?」

確かにそれがいいかも、

「みんな何色がいいとかある〜?」

「私はないなぁ」

私もないや、

「僕もー」

「俺もー、ってかみんなさえ良ければ最年少から年齢順で決めてかね?」

確かに宇宙くんの案良いかも、

「じゃあ俺の案ということで!あかねっちは何色が良い?」


「俺は〜、え…あかねっち?」


「そうそう!あかねっち!なんかかたっくるしいじゃん?茜だと、だからあかねっち!みんなのもあるよ!」

「みんなのもあるよって…w」

朝日くんが苦笑いをしている、まぁ私も苦笑いしている気がするし、人のこと言えないけど、

「ちなみに私達は何なのw?」

「それ気になるかも、w」

小春ちゃんに続けて星奈ちゃんもいう

「飛鳥も気になるでしょ?」

「え、あぁ、うん!気になる!」

急に話振られてびっくりしたぁ、きっと私が話してないことに気づいて気を回してくれたんだと思う。小春ちゃんよく周りを見てるなぁ、

「えっとね〜、あさひんでしょ〜?」

「あさひん、え、俺あさひんなの!?」

指を指されて朝日くんが驚いている

「そうだよ〜、んで、こはるんでしょ〜?」

「意外と可愛いねw気に入った!」

小春ちゃんがにかっと笑いながら言う

「よかった、で、あっちゃんで〜!」

指を指される

「私あっちゃんなんだ、」

なんかあっちゃんって朝日くんの方につけそうなあだ名だなぁ、

「で〜!せなっちで〜!」

「せなっちって初めて呼ばれたや、w」

「で、あかねっち!」

「あー、俺のマシな方か、」

「マシって言わんでくれない!?」

「ごめんごめん、」

茜くんがあしらう様に言う

「じゃあ元の話に戻すけど俺赤色がいい、」

「いいじゃん赤色!茜にぴったりじゃね!」

朝日くんの言葉にみんなで頷く

「私は緑色がいいな」

「星奈のイメージにぴったりだね!」

「小春ちゃんありがとう!」

「いえいえ!」

確かに色は星奈ちゃんにぴったりだと思う、!

「次はあっちゃんの番だよ」

あ、もう私か、

「私は桃色にしようかな、」

桃色は桜の色で好きだから、

「いいじゃん!次ってどっち?君ら同い年だけど」

「あー、僕何色がいいとかないから小春先決めていいよ」

「ありがと〜じゃあ私は水色にしようかな」

「じゃあ僕は青色で」

2人秒速で決めれるのすごいなぁ、

「じゃあ最後俺かぁ、えー、俺正直何色でも良いんだけど…先輩達って何色担当が居たっけ、」

「そういえば私もよく知らないなぁ」

「わ、私も…」

「えー!?小春と飛鳥はともかく宇宙も知らないの!?シンガーソングライターなんてこっちの道詳しくないと大変でしょ!?」

「いや、俺のいたネット界隈は歌い手サマとかVtuberサマがいるからさぁ、そっちなら詳しいし、何なら友達も多いんだけども、アイドルとか見てないし、何ならお誘い受けて初めて調べたわ、アイドルについて、良ければせなっち教えてくんね?」

「もっちろん!このエンターテイナー様に任せなさーい!

Asterism(アステリズム)は橙色、緑色、青色、紫色、赤色そして桃色、Chromatic (クロマティック)は青色、赤色、黄色、橙色、緑色、紫色だね、」

「ちなみにそれぞれのリーダーはAsterismは橙色、Chromaticは青色担当だよ、リーダーはどちらも最年長がやってるらしいわ」

「そうなん?あさひんも詳しいね」

「僕これでも元()()子役だよw?暗記は得意だからね」

「さっすが、」

本当に2人ともすごい、!よく知ってるなぁ!

「んでさ、俺は何色にすべきだ…?あかねっち決めてくんね?俺には決めれんわぁw」

「え、俺、!?えー、じゃあ黄色とか…?なんかすごい元気だし、イメージカラーにぴったりな気がするんだけど、」

「確かに宇宙くんにぴったりかも!」

「あすかの言う通り僕もぴったりだと思う!」

「そうそう!!!」

「みんなが言うなら俺、黄色にするわ!」

「じゃあイメージカラーみんな決まったね、次はグループ名でも決める?」

「いいんじゃない?俺何も案浮かばないけど」

「私も浮かばないなぁ」

次々にみんなが俺も、私もと言っていく、

まぁグループ名なんて重要なものそうホイホイ出てくるもんじゃないしねw

真面目に考えないとなぁ、無難に虹とか入れてみる…?いや無難すぎるしなぁ、そういえばこのメンバーみんな苗字に空に関係するものがついていたよな、

私は夕暮、朝日くんは蒼穹、小春ちゃんは雨空、星奈ちゃんは昊天、茜くんは暁紅、宇宙くんは天ノ川、それなら空についてのグループ名が良いかな?

空か…流れ星…雲…天頂…?

「……… zenith(ゼニス)とか…?」

「zenith…?由来聞いてもいい?」

「うん、私たちみんな苗字に空に関係するものでしょ?」

「確かに私たちの苗字は昊天、夕暮、天ノ川、蒼穹、暁紅、雨空で空に関係するけど、」

「zenithは日本語にすると天頂って意味でね、上を目指し続ける、そんなグループになれたらなーっていうのが由来なんだけどどうかな……?」

無言の時間が流れる、やっぱりダメだったのかな…?

「………あっちゃん、」

「な、なに…?」

「天才じゃん!!!」

「へ…?」

散々に言われるんじゃないかと思って身構えていたから拍子抜けする。

「え!?覚えやすくて言いやすい、グループ名をつける上での絶対条件満たしているし!!!」

「私もいいと思う!飛鳥天才だよ!」

「僕も賛成!」

「私も!」

「俺も!俺も賛成!!!」

よかったぁ、!

「じゃあグループ名はzenithで!あとはグループのリーダーだけど、一応聞くけど宇宙くん、リーダーやる?」

「やるわけないじゃん!!!他の先輩方が最年長がリーダーやってようと知ったこっちゃないわ!俺にやらせてみろ!グループ崩壊まっしぐらだぞ!?そういうあさひんがやれば良くない?今までの話し合い回してたのもあさひんだし、」

「僕は絶対やりたくない、リーダーとか無理、小春やれば?」

「私はそういうの向きませーん、茜やってみれば?最年少リーダー、いいんじゃない?」

「まだ高校生だから青春を味わいたいから却下、星奈さんやらない?」

「人前に出るのは得意だけどリーダーはお断りしとくね、ふざけまくりたいし、飛鳥やらない?」

「えー…あんまり人前に出ること得意じゃないし…」

私には向かないだろうから、

「そこをなんとかッッッだって考えてみてよ!!!どう考えても任せられない最年長の俺でしょ!?」

「リーダーだけは断固拒否の僕で、」

「うまくいく未来が見えない私でしょ〜?」

「最年少だし高校生だから年齢的にキツい俺と、」

「ふざけまくりたいエンターテイナーの私だよ?」

「「「「「俺/僕/私 らに任せちゃダメだって!!!」」」」」

…それを聞くと私がやるしかないような気がしてきた…

「わかったよ、上手く出来るかは分からないけど頑張ってみるよ、リーダー」

「「「「「!!!」」」」」

「あっちゃーん!!!ありがとぉぉぉぉ!!!」

「飛鳥がリーダーなら一番安心だよ〜!」

「本当にありがとう!」

「お陰で解散とかにはならなさそう、ありがと!」

「じゃあ、よろしくね、飛鳥!」

このグループのリーダーとか正直不安しかないけどせっかくリーダーに選んでくれたんだ、頑張らないと、私はニッと笑う

「こちらこそっ!」

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