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ミラピュア~破滅回避への物語  作者: たかくん
初等部4年生編
260/316

257.玲奈グループのクリスマスパーティー!


第257話



兼光とのクリスマスデートも何とか無事に成功させる事ができ、私は改めて同級生のグループメンバー達とクリスマスパーティーをおこなう事になった。



「玲奈ちゃん!このピザは美味しいですよ!」



「清芽ちゃん、わざわざありがとうございます。」



今も私は隣に座っている清芽ちゃんからピザを一枚受け取り、美味しく頂いていた。



「あっ!ちょっと!?清芽だけズルいわよ!玲奈様!私のローストチキンを受け取ってください!」



「奏ちゃんも...わざわざありがとうございます。」



いや、作ったのはあくまでうちの料理人であって清芽ちゃんや奏ちゃんではないんだけどね?



なんて、ツッコミはさておいて...私は奏ちゃんから受け取ったローストチキンも美味しく頂いていた。



「奏!?何をしているのですか!?玲奈ちゃんのクリスマスデートを尾行するだけでは足らずにまたしても、私の邪魔までするなんて!」



「なっ...何よ!?あんただって玲奈様のクリスマスデートを尾行しておいて!そもそも、人の事を言える立場なのかしらね~?」



「ぐぬぬっ...」



どうやら、私と兼光のクリスマスデートを尾行していた内の二人は奏ちゃんと清芽ちゃんだったようだ。まさか、こんな思わぬ形で判明してしまうとは思ってもいなかったよ...



「びっ...尾行!?どういう事ですか!?」



「そうですよ!?今回のクリスマスデートは尾行はお互いに無しという決まりでしたよね!?」



「「ギクッ...」」



真里愛ちゃんと沙友里ちゃんの発言から、私と兼光のクリスマスデートを尾行するのはダメだったらしい...それを破って抜け駆けした事がバレた二人に真里愛ちゃんと沙友里ちゃんは怒り心頭の様子で奏ちゃんと清芽ちゃんも必死に謝っていた。



「...気は進みませんでしたが、玲奈ちゃんのクリスマスデートを邪魔するのは流石にかわいそうだとあれほど言ったのに!」



「「ごめんなさい...」」



「まぁまぁ、私は気にしていませんよ?二人も悪気はなかったようなので許してあげて頂けませんか?」



「玲奈ちゃんがそう言うなら...」



見かねた私が仲裁に入った事で何とか奏ちゃんも清芽ちゃんも許してもらえたようだ。



「それで、その...玲奈ちゃんは二条様とのデート、楽しかったですか?」



「そうですね。一緒に映画を観たり、カラオケでたくさん歌えたりと中々に充実できましたよ。途中で筑波百子に邪魔されたり、クライムの歌姫に遭遇したりとハプニングもありましたが...」



「えっ!?クライムの歌姫様に会えたんですか!」



「よりにもよってクリスマスデートで遭遇だなんて!凄い偶然ですねっ!」



私と兼光のクリスマスデートの内容が気になっていた真里愛ちゃんと沙友里ちゃんは熱心に私の話を聞いている。



「それにしても、筑波百子の方は懲りない子ですね。玲奈ちゃんには絶対に勝てるわけがないのに...」



「あはは...確かに...」



確かに何かと私に勝負を挑んでくる百子の考えは不明だ。グループディスカッション発表会での一件で私を目の敵にしてる?いや、発表会本番により前に日咲と蛇茨ちゃんを使って私を陥れようとしているから、他にも何かしらの理由があったりして?



まぁ...とりあえず、難しい事は後回し!今はグループメンバーとのクリスマスパーティーを楽しもうじゃないか!




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