199.ゴールデンウィーク前日
今回は短めです。
第199話
「では、当日の集合場所は.........で、集合時間はお昼頃でよろしいでしょうか?」
「「「「「「異議な~し!」」」」」」
ゴールデンウィーク前日の午後の学園にて、私は遊びに行く予定のグループの皆と最後の打ち合わせをおこなっていた。
「あの...玲奈ちゃん...」
「...姫由良ちゃんが私に何を言いたいのかは分かっていますよ...もちろん、蛇茨ちゃんにも何かしらのおみやげを買ってあげるつもりなのでご安心ください。」
ちなみに残念ながら...今回のゴールデンウィークのお出かけには蛇茨ちゃんは不参加だ。
一応、誘ってみたのだが...多少は落ち着いてきたとはいえ、自分の気持ちに完全に整理がついたわけではないという事で断られてしまったのだ...
正直、今回のゴールデンウィークのお出かけで蛇茨ちゃんとの関係を少しでも改善していければ...と考えていたので、ち私はょっとだけ残念に思っている。
「ふ~ん、そっか...」
「元気を出してください!私は今も蛇茨ちゃんの事を大切なお友達だと思っています!今回のゴールデンウィークのお出かけに誘えなかったのは残念ではありますが...また、次の機会に蛇茨ちゃんを誘いましょう!」
「玲奈ちゃん!!...」
どうやら、姫由良ちゃんは私が蛇茨ちゃんを見捨てしまうのではないかと危惧していたらしい...まぁ、そんな事はないから安心してほしい。
「では、明日を楽しみにしましょう!」
「「「「「「は~い!!!」」」」」」
だけど、私は知らなかった...
楽しくなるはずだったゴールデンウィークにまさか、あんな事態が巻き起こってしまう事を...
次回から波乱のゴールデンウィーク!




