表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ミラピュア~破滅回避への物語  作者: たかくん
初等部3年生編
190/315

187.大炊御門家の闇?

長かった3年生編は、今回で終了!


第187話



そして、春休み...



「さぁ!玲奈様!お入り下さい!」


「では、本日はお世話になりますね。」



この日...私は、奏ちゃんの家にお泊まりに来ていた。



「奏ちゃんのご両親もわざわざ、出迎えありがとうございます。」


「いえいえ!こちらこそ、こんな我が家に足を運んで下さり...本当にありがとうございます。」



出迎えを受けた私の中に1つの疑問が浮かんできた...



「おや?奏ちゃんのお姉様の姿が見えないようですが?...」


「「「.........!!」」」



そんな私のなにげない疑問の言葉に一瞬だけ、大炊御門一家の顔色が変わったかと思うと...



「あっ...あぁ!筑紫の事ですね!あいつなら最近、家を出て...一人暮らしをしてるはずですよ!?」


「そっ...!そうです!そうです!筑紫は向こうで元気にやってると思います!そうよね?奏?」


「はっ...はい!うちの両親の言う通りです!」



そう答えた大炊御門一家の様子が明らかにおかしい...表情に焦りの色が生まれてるし、おまけに口調がオドオドしてるし...



「ですが...」


「筑紫の件は以上です!さぁ、奏!岩倉様を部屋にご案内してあげなさい!」


「はい!では、玲奈様!部屋へと参りましょうか!」



私が何か言う前に大炊御門一家は話を遮ると、半ば...強引に私を部屋へと案内してきた。


どうやら、一家は...相当、筑紫の件には触れてほしくないらしい...



(まぁ、私も奏ちゃんの事をいじめていたあの姉がどうなろうが知らないけどね...)



それに...前回の奏ちゃんの待遇についての件とは違って、今回の件は私が積極的に干渉するメリットがゼロに等しい。



ついでに大炊御門一家も筑紫の件には触れてほしくないと言えば、それまでだ...



そんなわけで...私は深くは追及することはなく、その日は奏ちゃん家でのお泊まり会を満喫したのだった...










・・・・・


その頃...とある一家の家では、



「いよいよ、4月からお前も明成学園に入学か...いいか?絶対に筑波百子様に逆らうんじゃないぞ!...そして、あの方のお役に立つんだ!分かったな?」


「はい...」


「このチャンスさえ、掴めば...我が家も安泰だ!」


「.........」



こうして...それぞれの春休みはあっという間に終わりを告げ、ついに新学期が始まるのだった...




次回から、4年生編です。これからもよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ