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第三章 誕生会と雪うさ

前回の続きです

パッカパッカと馬の蹄を鳴らしながら走る馬車に揺られながらオヤジうさぎは森の国の中でも最も古い町・・・中称旧市街へと向かっていた

ちなみに馬車は紳士ウサギが家まで使いを出しくれた手綱を引いているのはきぐるみウサギが引いている






第三章 誕生会と雪うさ


パカパカひひィ~と馬の鳴き声が聞こえてから一軒の豪邸の門の前で馬車は止まった

ガチャ「おやじウサギ様着きました」

「お、ありがとよ、きぐるみ」

「いえ、わたしはこれで、でわまたあとで」

そうしてきぐるみウサギはまた馬車に乗り馬小屋の方に向かった


俺はそこから歩いて行くと目の前に大きな扉がありその扉を2回ほどノックした

トントン「はい、ただいまおあけします」とメイドの声がしたと同時にキィーと古めかしい音共に玄関のドワが開いた

中に入っていくと「「いらしゃいませ」」とメイドたちがお辞儀をしてきた

だが、俺はこの感覚にはどうにもなじめないが

と、そこに「よお、オヤジよく来たな!」と紳士ウサギが出てきた

「こっちこそ招待状ありがとうな」

「いえいえ、まあ立ち話もなんだし中に入らないか?」

「ああそうだな」

こうして二人は家の中の一番広く今日のパーティーに使われる大ホールへと向かった

ホールの中にはもうすでに何羽ものうさぎが雪うさの為に集まってテーブルにはたくさんのおいしそうな料理にとても高そうなお酒などが並んでいた


「わーおさすが森の国一番のお金持ち!!」

「オヤジお皿はあそこにあるから食べてくるといい」

「サンキュー!!さーて何から食べようか」

オヤジうさぎは口には出ないがかなり食い意地が張っている

そしてしばらくしてお皿いっぱいに料理を抱えたオヤジうさぎが戻ってきた


肉だんごをホクーに突き刺して食べてみた

パク

「うめー口の中に肉汁がしみ込んでくるぜ」

と感想述べていた時だった

オヤジうさぎが料理に舌つずみをうっている間にも

行事はどんどん進んで行っていた時

突然ホール内に歓声が上がった今日の主役である雪うさが登場したのである

そして壇上に上がって進行をしていたウサギからマイクを渡されていた

「えーごっほん本日は私くしこと雪うさの誕生日会に来てくださって誠にありがとございます。」

「皆様どうぞ今宵は楽しんでいってくださいね」と言って頭をぺこりと下げて

壇上降りて行った


「やっぱ可愛いな~少し貴婦人に似てきたか」

貴婦人とは雪うさの母親である

ちなみに本名で呼ばれるのを嫌うため紳士うさぎと夫とそのほかごく一部の

者しか本名を知らない。実の娘の雪うさにも知らせていない


なんて独り言を言っていると突然後ろから声をかけられた

「おやじさん!!」

「え、ああ!雪か!大きくなったな、最後に逢ったのは9歳ぐらいのころか?」

「違うよ~!10歳のころだよ!!」

「ああ、そうだったな、そういえば、誕生日おめでとう!これは俺からだ」

とおやじウサギは腹巻から四角い箱を出した

「わーありがとう、開けていい?」

「どうぞ」

雪うさがきれいにラッピングされた箱を開けると中には

薔薇の花が彫られたジュエリーボックスが入っていた

「かわいい!ありがとう、大事にするね」

「喜んでくれてよかった」

バツウサに黙って3日も仕事をさぼってよかったわ

(こら~仕事さぼらないで下さいよ~byバツウサ)


「雪そこに居たの?」

「あ、貴婦人」

「あら、おやじさんもご一緒だったの」

「こんにちは貴婦人今日はお招きありがとうございます」

「いえ、雪のわがままに付き合ってもら」

「もう!余計のところまでいわないでよ!」

といろいろと話していると男の低い声がした

「あ、貴婦人此処に居たの!!」

声の主は貴婦人の夫で紳士うさぎの息子である

槙ウサギだった

「ん、おやじさんと雪も一緒だったのか?」

「ああ、槙か!久しぶりだな!!」

「こちらこそ、久しぶりです」

おやじウサギと槙ウサギは紳士うさぎとの縁で知り合った

槙ウサギが小さい時からおやじウサギは家に出入りしており

槙ウサギはおやじウサギをもう一人の父のように慕っている

「まだ、あいさつまわり終わってないだろ」

「あら、そうだったわねさあ、行くわよ雪」

「はい、貴婦人、お父様」

「でわ、またあとでおやじさん」

「分かった」

そうして3人はまた客人たちの中に入っていった

「よーしまた食いまくるぞう!!」

おやじウサギはスキップをしながらトレイに乗せられた豪華な食事を

皿いっぱい持っていたその時だった

「あ、あの貴方はあの有名なおやじウサギ様ですよね」

少しトーンの高い女性特有の声が耳に入ってきた

「ああ、俺がそうだが貴女はたしか・・・キャロットカンパニーの

社長夫人の文月夫人じゃありませんか!」

キャロットカンパニーとは森の国の中でもトップ3に入る有名企業で

人参の販売、輸入輸出をおもな仕事にしていて紳士ウサギとも

取引をしている会社で文月夫人はそこの社長夫人てある

文月夫人とは前に別荘の建築を依頼をおやじウサギの会社にした縁で知り合った

ただ、その時はおやじウサギは別の仕事で立ち会ってはいないため

直接会うのはこれが初めてだったりずる

一度顔をお互い見たぐらいである

「まあ、嬉しいですわ覚えててくれたんですか」

「ええもちろんですともこんなに美しい方を忘れるなってしませんよ」

「ふふ、御冗談を」

「そういえば、何かご用でも?」

「ああ、そうでしたわまた、貴方の会社に仕事を依頼したいですわ」

「仕事を?ええ良いですとも、それで内容は?」

「良かった、内容はですね南町に孤児院を作る計画がありまして

その家の建築を依頼したいんですわ」

キャロットカンパニーは売上の一部を身寄りのない子ウサギ達に寄付する運動をしているため一般民からの支持も良い

「孤児院ですか、判りました良いでしょうお引き受けしましょう」

「!!ありがとございます、詳し事はまた後日会社で」

「分かりました」

「でわ、また」

そう言って文月夫人は去っていった


そんなこんなで夜もすっかり更けてパーティもお開きに

最後は雪うさの一言で

「皆様今日はお楽しみいただけたでしょうか、これで今宵はお開きとさせていただきます」


「さてと、俺も帰るとするか」

「では馬車をお出しします」

「え、いいのか?きぐるみ」

「はい、旦那さまからのご命令です」

「そうか紳士がかならお言葉に甘えるとするか」

と玄関に向かったその時紳士から貰ったであろうネックレスを付けた

雪うさに呼び止められた

「おやじさん!!今日は楽しかったですか?」

「ああ、とっても良かったぜ!」

「そうですか、なら良かったですジュエリーボックス大切にしますね」

「ん、もう行くな」

「はい、じゃさようなら」

「おう、ばいばい」


こうして雪うさの誕生日会は幕をとした





また読んでくださってありがとうございます

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