表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
帰りたくない私たちの異世界戦争  作者: ピグ・マリオン
1/1

生き返らないためには世界征服するしかない!

「帰りたくない」


私は柔らかい水の中にいた。

それは温かく、流れはとてもゆっくりで、とても大きなものに包まれ、守られているような心地よさを私は感じていた。


「帰りたくない」


まわりには様々な色をした光球がゆっくりと動いている。

一呼吸置いて残像がゆっくりと現れ、そして消えていく。

とても・・・きれい。


「帰りたくない」


私はそれを『見る』のではなく感じている。

ああ、私もかれらと同じ優しく漂う光なのか。

不思議と、そうわかってしまった。

なんて、素敵なことだろう。


「帰りたくない」


不意に、引っ張られるような感覚を感じて私はそちらに意識を向ける。

そこには強く輝く真っ白な光の玉。

段々と大きくなってゆく―――いや、近づいている。


「帰りたくない」


光の玉が視界いっぱいに広がったとき。

風が、私を包む水を吹き飛ばした。


『汝の意思を汝に代わり、汝よりも肯定しよう』


後ろから声が聞こえた気がしたが、私が振り返るより早く、私は意識を失った。













評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ