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不思議なあなた。  作者: _hu_
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新保さん

小説なんて初めて書くから全くわかん無いよ誰か助けてください。

駄文ですが、暖かく見てくださるとありがたいです。


とても短いですが、少しづつ更新していければな、と思います。

冬がやってきました。

桜の葉も枯れて、そろそろ雪が降り始めそうです。

三階にある私の教室から、校庭にある桜の枯葉を事務さんが忙しそうに掃除してるのが見えます。

あっ、風で集めた枯葉が散ってしまいました…。今日は風が強いので大変そうですね。

「丹治さん」

「はっ、はい!?」

急に呼ばれると驚いてしまいます!

声が裏返ってしまいました。は、恥ずかしいです。

「丹治さんの?」

何でしょうか?可愛らしいクマさんのカバーがついて…あ、私のスマートフォンです!

「あ、ありがとうございます!」

「いえいえ」

カバンから落ちてしまっていたのでしょうか。危ないところでした。

…あれ?

「新保さん新保さん」

「ん、なに?」

「ここにクマのキーホルダーがついていませんでしたか?」

「いや、なかったけど」

「そ、そうですか…」

クマのキーホルダーが無くなっています。あー、結構気に入っていたのに。後で探さなきゃ。

見つかるといいね、と言って新保さん。三つ前の座席に戻って行きました。

新保さんは不思議な男子です。背は高い方。その割に細身な身体、すらっと長い足。いつも暗めの服を着こなしていて、落ち着いた感じの良い雰囲気をまとっています。

しかし新保さん。他の男子と違い、一人でいることが多いんです。嫌われてるわけでは無いと思いますが、大人っぽいからでしょうか。休み時間は本を読んでいることが多いと思います。


「丹ちゃーん、新保と何を話してたのー?」

「あ、唯ちゃん。私がスマホ落とちゃったみたいで、拾ってもらったんだ!」

「ほうほう。あの不思議くんから話しかけるなんて珍しい。」

「唯ちゃんもそう思う?」

「思う思う。必要以外自分から話しかけてこないからね。でも話してみると案外普通だし。何考えてんのかわかんないって感じ。一部の女子にモテるのも不思議なのよね。」

「へぇ、そうなんだ。」

「物好きな人もいるもんよねー」

唯ちゃんは小学校からの親友で、とっても可愛い子です。運動が得意で凄いんですよ!一年生で陸上部のエース候補です!!


「ところで、クラスで肝試しやるの聞いた?」

「え、えぇ?この時期に肝試しやるの?」

「そうなんだって。熊倉のやつも変なこと考えるよ。」

熊倉くんはこのクラスの学級委員です。明るくて面白い人で、時々クラスで奇想天外な企画をして遊んでいます。

「唯ちゃん、肝試しはいつやるの?」

「クリスマスらしいよ。聖なる日に肝試しなんて笑えるよね。」

「ク、クリスマスか…。何人くらい集まるかなー?」

「クリスマスだからね、良くて20人くらいじゃないかな。あたしは参加するけど、丹ちゃんも行くでしょ?」

「うん、楽しそうだしもちろん行くよ!!」

我が家はいつもクリスマスはイヴに祝うので、当日の夜はやることが無いのです。

「じゃあ熊倉のやつに言っとくよ。っと、そろそろ授業始まっちゃうや。」


次の時間は数学。睡魔との戦いになりそうです。

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