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お題もの

お題もの、その四

作者: ひばり れん

僕は猫。

名前はくえんさん。



太陽の光と反対の黒い毛を持つ黒猫だ。

目は夜きらりと光るすぐれものだ。


「よーし

 今日も世界せいふくするぞー」


小さな前足を

地面から浮かせて 僕は歩き出した。



雨に濡れたって平気さ。

直ぐに乾くから。


一人だって平気さ。

寂しくなんてないもん。


傷が出来るとちょっと痛いけど、

舐めれば大丈夫。


でもね。


僕とすれ違う人間たちはいつも冷たい目。

僕が何したっていうのさ。


やめてよ、やめて。

いじめないで!


いたいよ


「にゃー!」


なんて泣いても

君たちはなんとも思わないんだろう。




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― 新着の感想 ―
[一言] BUMPの歌 『 K 』思い出しちゃった。 だめです。涙が… でも… くえんさん くすっ
[良い点] ストレートに伝わってくる。 動物と人間の間にある、見えない格差。 とても読みやすくコンパクトに伝わってくる点、とても読みやすく。 [気になる点] いくつかのエピソードを組み込むと更に伝わり…
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