にゅー高校生
4月、入学式の次期
そして!!!
「私の青春が始まるのだぁーーーー!!!」
私は宮森 ヒナ
今日から高校生です。
そして、今日待ちに待った日 その2
ぴよぴよクローバーのグッズが発売なのだ
それにちなんでぴよぴよクローバーのお試し非売品先着5000人に入学式後に直行なのだ
「よし!お母さん行ってきます」
「は~い、行ってらっしゃいな」
周りからは幼稚とか言われたりするし
高校生になってクローバーとか好きのどこがいけないのかわからない
「解せぬ」
そもそも、私が選んだ高校は校舎や校内などの至る所にクローバーが描かれていたり
所々カラフルでいるだけでハッピーといいますか
お母さんに言ったら「ひーちゃんらしくていいわね」って言ってくれたし
でも私立なんだよね
まぁ、女子の靴下にはクローバーが柄でバックについている校章にはクローバーが混じってて
可愛いし、何が悪いのかよくわからない
「おっ、ついたついた!私立四葉学園」
一歩門の先へ進む
そこには桜の木が沢山あってさくらふぶきが舞っていた
「か、可愛い」
下駄箱入口付近にいたビラを配っている人が目に入る
「あら、こんにちは」
「こんにちは!あの・・・、そのネックレスってどこで買ったんですか?」
「いいことを聞いてくれたわね・・・でも今は時間がないからまたあとでね!はいどーぞ」
そーいって紙を渡してくれた
「それはね、新入生のクラス発表の紙よ・・・アナタは、多分これね」
「うわぁー、すごいです。どーしてわかったんですか!?」
「入試の時に真面目に受けていた姿を見てね」
「うわぁ・・・恥ずかしい」
「ふふっ・・・、可愛らいい子ね」
「いいえ、そんな!!私より先生の方が可愛らしいです」
「あら、ありがとう」
「あの、お名前聞いてもいいですか?」
「そうね、私はこの学園の校長をしております。桃園 四葉です。」
「えぇー!?校長先生!?あぁーえっとごめんなさい」
「どうして謝るのかしら、アナタはどうしてこの学園を希望したのかしら?」
「クローバーが大好きなんです!!見ているだけで幸せになるんです!!」
「まぁ、私と同じね・・敬意をしめしてコレをアナタに」
「えっ、でも・・・これ」
「素敵ね、とってもお似合いよ」
「やっぱり駄目ですよ・・・、校長先生にも悪いですし」
「いいのいいの、それよりアナタの名前教えて頂戴な」
いい人~!!
「えっと・・・改めて、1年!!宮森 ヒナです!!」
「ヒナちゃん・・・。」
「・・・?」
「ひーちゃんね!!」
お母さんと同じ考えー!!??
「えっと、何か色々ありがとうございます。これからよろしくお願いします。」
「えぇ、こちらこそ」
「えっと、それじゃ・・・さよなら」
1ーAは2階の奥
そして、教室に入ると他の生徒がこっちへ向く
「うわぁーすごい!!!可愛い!!」
(ねぇ、あの子でしょ?校長話していた子って)
(しかも、校長の私物もらったってさ)
(ちょっと、ずるくない?)
(ねぇー)
周りの小言何か気にしないもん
一々気にしてもアホくさいってお母さん言ってたし
「えっと・・・体育館は何処じゃ?」
入学式早々迷った
「もーう!!何処~ここ」
ふと、窓を見ると屋上に私と同じ1年が座っていた
「わ、ワイルド~!!あの人に道聞いてみよ」
まだ、屋上へ足を踏み入れてないのに
扉を開けたらガン見されていた
「・・・なんの用だ」
「体育館ってどこかわかる?」
「あっち、真逆」
「おぉ~すごい!!ねぇ、道案内してよ!!」
「はぁ?今なんて・・・。」
「いいから!行こ」
「お、おい!!ふざけんな、てめぇ・・・。」
「で、どっち?」
「はぁ・・・仕方ねぇか」
そう言って屋上にいた同級生の彼は不テクされながら
体育館へ案内された
「ねぇ、君名前なんて言うの?」
「・・・宮川 侑斗だ」
「ほう・・・私は宮森 ヒナだから!!ちなみに1ーAだよ」
「・・・同じクラスかよぉ」
「おぉーそれはそれは、1年ヨロシク!」
「ちっ、あぁ・・・俺は行くから」
「ほら、行こう!!」
その後、宮川君と知り合いになり
クラスのみんなに超人と私は呼ばれるようになってしまった。