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私の片想い(Ⅲ)


私の日記帳?

私ね…結構長い間、瞬の事見ているんだ。

でもね、私…

ふと思えば、瞬の事何も知らないの。

何だかそれが寂しくて、時々凄く不安になる。

こんなに好きで、こんなに彼を見てるのに…

何で瞬の事、こんなにも知らないんだろう。



瞬とはじめて出会ったのは…

そう…あの時。

私がまだ小学生の頃。

三年生の時だったかな?

瞬は突然私達の学校にやってきた。

所謂転校生。

今まで海外で生活していたらしく、

ご両親の都合で(一時?)日本に帰国したらしい。


私の家の近所には大きな家あった。

まさか瞬がその家の息子様だったなんて当時は夢にも思わなかった。

それまで、そこには誰も住んでいなかったから。


家が近所だった為か…

一緒に帰る事が多かった私。

瞬とはそれからの腐れ縁って奴で、

私はその頃から瞬に惹かれていったの。

何気ない仕草(優しさ)が私の心を引き寄せる。


…その間一時期、瞬は私達の前から姿を消した事がある。

小学校を卒業すると、

瞬はご両親と一緒に元いた海外へと帰って行ったの。


だけど瞬は、戻って来た。

中学三年。二学期が始まってすぐの頃だった。

丁度今ぐらいの時期か…

ご両親とは別で、瞬は一人で帰って来た。

そして今は僅かなお手伝いさん達とあの家に一人で住んでいるみたい。


あの頃はただ単純に、瞬が戻ってきて嬉しい♪

なんて思っていたけど、今思えばなんでまた戻って来たんだろう…



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