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失恋(Ⅲ)




それから私は、再び彼が描いた絵を見た。


あれ?

こっちに帰ってきてからは描いてない…

てことは…やっぱり、瞬はこっちにいたんだ。

でも…

…何で?



その後すぐ、私は部屋を出た。


…戻ろ。

でも、どうしよう…

きっと今、不細工だ。


…帰ろ。

瞬と会いたくない…


私は何とか玄関口まで辿り着き、そのまま帰った。

瞬に『急用が入った』と、一言メールで告げて…


次の日が土曜日で良かった。

私は今…瞬に会うのが怖い。


日曜日が終わり、月曜日になった頃…

私はどんな顔をしたらいい?


私…瞬の前で、また笑えるのかな?




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