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パパは高校生!?(Ⅳ)



‘美月…’

瞬がそう言うと女の子は

瞬に隠れながらか細い声で言う。

夜星ヤボシ 美月ミヅキ…」

「美月ちゃん?」

私が聞き返すと美月ちゃんは頷く。

「今何歳?」

「…3才」

「今年で4つになるんだ」

瞬が美月の頭に手を置きながら言った

「そう…」

どうしよう…会話が……

私がそう思っていると

置いていた手で彼女の頭を優しく撫でた。

「よくできました」

優しい笑顔を向ける瞬。


瞬のそんな顔…初めて見たかも。

瞬…瞬もそんな顔するんだね?


「美月ちゃんは日本人なの?」

名前からして日本人ぽいけど…

美月ちゃんの頭は向日葵のように明るい黄色。

でも瞳は黒色…

「…ハーフかな?」

‘かな?’

私はなんとなく、その言葉が妙に引っかかった気がした。



「愛、用事はもう終わりかな?」

「ぇ?…うん」

やっぱり私…

「悪いけど美月をそろそろ寝かしたいんだ」

…迷惑なのかな?


そう言うと瞬は美月ちゃんを抱き上げる。

「そっか…もしかして風邪引いたのって…」

「うん…美月の方なんだ」

「…」

「愛?」

「ぇ!?…なに?」

「なんか…色々ごめんね?」

「何が?」

「いや…なんとなく…」

瞬…

「…あの…この事は…」

「誰にも言わないよ?」

「……ありがとう」


瞬?

私は瞬のなに?

私…瞬の秘密護るから…

私…






次の日、瞬は二日ぶりに学校へ来た。







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