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49. キャンプの朝はコーヒーに限る。

 おはよう、諸君。いい朝だ。コーヒーがうまい。


 昨晩の成果がどうだったかって?

 ()()()()()()


 ああ、笑うがいい。ヘタレだと罵るがいい。甘んじて受けようではないか!

 ギアナは巨乳のエルフの美少女だぞ?彼女いない歴38年の前世の俺を舐めてもらっては困る。え?師匠と温泉でイチャコラしてた?それは違う。師匠に揶揄われていただけだ。でなければ、俺は、すでに大人の階段を登っているはずだ。


 人外とはいえ、師匠は巨乳の美女様でいらっしゃる。まぁ、長命な上に唯一無二の存在故に、生殖という概念がないらしいので、ただただ、じゃれあっているという感覚らしい。妖狐の状態に置き換えると温泉にペットと一緒に入っている感じと思えばわかりやすいか。もちろん、師匠にとってのペットポジションが俺なわけで・・・。


「おはよ〜〜」

「おはよう。ギアナ。コーヒー入れておいたよ」

「ありがほ〜。ふぁぁ。朝に弱いんだよね。私」


 ちょっとギアナさんや。年頃のお嬢さんが、下着姿で男性の前に出てくるのはあかんと思うよ?そりゃ、鎧をつけたまま寝ないのはわかるけど。

 下着といっても布を胸に巻いただけなので、くっきりと神の頂の形が見えるし、なんなら、ポロリもあるよ的な危うさがある。


 フクさんにもらった燻製肉を焚き火で炙って、まだ柔らかいパンに香草と一緒に挟んだ朝食を渡しつつ、記憶領域を拡張し、4Kで録画しようと試みる。


『告。マスターにそのような機能は備わっておりません。』

 ですよねぇ。


「ん、何?何?お姉さんの美しさに見惚れちゃった?」


 目の前で谷間がゆれる。ギアナがウリウリとわざと揺らしている。


 師匠といいギアナといい恥じらいというものがないのか?と言いたい。

 恥じらいというものは、女性を引き立てるスパイス。

 しかし、これはこれでありがとうございますなんだよなぁ。


 ということで、ゆれる双丘をガシッと掴んでみる。


「・・・ヘブシ」







 朝食を終えて準備を整えて俺たちはトリプレットデザートの王都を目指して出発する。テントの片付けもものすごく簡単だ。まじで売れる予感しかない。


「ほれひゃあ。ひゅっぱつは」


 俺は悪くないと思うんだが、ギアナの全力の往復ビンタが炸裂した俺のほっぺたが腫れ上がっている。


 ごめんなさい。そして、ありがとうございます。


 ギアナは葉隠出身。身体強化で放たれる往復ビンタは普通の人なら死んでると思いますよ?


「アキラぁ。大丈夫?」

 ソラちゃんが心配してくれる。


「急に触るから驚くじゃない。けど、ちょっとやりすぎたわ。ゴメン」


 急じゃなきゃいいんですかね?

 あ、睨まれた。


 ちなみに、魔力を使って魔素操作すると、すぐに腫れを治すことができるのだが、ギアナに睨まれているので自然に治るのを待つことにした。


『はぁ。』


 久しぶりのメーティスさんの呆れたため息いただきました。


 目を覚ました盗賊達は、大人しくしている。

 ここに置いていくといったら騒いだので、気絶しないくらいの雷遁を何度が喰らわせたので、今はおとなしい。騎士団の到着を待っていてもらおう。土遁で作った檻を壊せるような魔物が来た場合は運がなかったってことで。







 1日目よりも道に慣れて来たこともあって、自転車に込める魔素を増やしてスピードを上げる。大体20km/hくらいだろうか、景色が流れていく。途中途中で綺麗な風景を見つけては、撮影する。さすが異世界。見たこともない美しい景色と生態系。ここで撮影しなければ、ユニークスキル撮影者の名が泣くというものだ。


 撮影していると、ギアナが「またぁ?」って感じの顔をしているので、ミコト様からもらったNikanのクラシックデザインのカメラを渡すことにした。メーティスさん曰く、ソラ分体:ギアナを通してユニークスキルの貸し出しが可能となるらしい。なのでソラちゃんに分体を作ってもらいギアナに渡す。そして、カメラを貸し出した。


 最初は、重いとか邪魔だとかぶつぶつといっていたのだが、50mmF1.4で近くに咲いている花を撮った途端に目の色が変わった。

 もちろん、設定は絞り優先モード(Aモード)にして、F値は1.4にしてある。美しい背景のボケと浮き立つような花の写真は心を奪うに十分な美しさを持っている。


 途中、ギアナが思った場所にピントが合わないといって来たので、AFの範囲設定を画面全体からスポット(画面の1点)に変更して、自分でこの四角の枠を動かしてピントを合わせる方法を教えた。


 ギアナ。めっちゃ写真撮るやん。

 1日目の倍のスピードで移動しているため、本日中に王都に着くはずが、撮影に熱中したせいで、途中で日が暮れてしまった。


 遠くに王都が見えている。

 自転車を止めてキャンプの準備を始める。今日は俺も薪を集める。


「お、松ぼっくりあるじゃん。これ火をつけるのにいいらしいんだよ」


 松ぼっくりがコンニチワと話しかけてくる。気がした。

 ゆるーくキャンプする女の子たちの話で得た知識だ。ネットキャンパーである俺は実践したことがないが、異世界で実践できるとは感慨深いものである。


 実は、火遁があるので、着火は簡単なんだけどね〜。それでも工夫は大事なのだ。


 薪を拾いながら、野草なども一緒に探していると遠くから悲鳴が聞こえてきた。


「キャァーーーーー」


「ギアナ」

「荷馬車がゴブリンに襲われているようね」


 困っている女の子がいる!助けよう。

 きっと、トリプレットデザートのお姫様的な人が襲われているに違いない。


「アキラくん。本当にお人好しよね」

「揉むぞ」

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