28. ご褒美?
今更ですが、感想などもらえますとモチベーション上がります。
ブックマーク登録も嬉しいです。
ついに、ついにこの時がやってきた。
師匠から出された課題を全部クリアし、大人のマッサージを受ける日が来た。
しかも、師匠の寝所で!
いやー、これは不可避だ。俺はちーっとも期待なんてしてないんだからね。
師匠は人外の神獣だけど、でもそんなのリビドーの前には関係ない。
『・・・・・』
メーティスさんが何か言いたげだが、気にしない。
露天風呂で体を清め、疲れを癒す。
「アキラよ、準備はできたかの?」
「はい、師匠」
「では、ついてくるのじゃ」
俺は、師匠に本殿の奥へと案内される。
三創神の本尊を通り過ぎ、さらに奥へと続く道を歩いていく。
結構長い。通路の雰囲気が変わっていく。神社の通路から岩肌の洞窟のような通路へ。
あれ?師匠の寝所へ向かってるんだよな?
「師匠、なんだか道が」
「ふふ、気にするでない。妾の寝所へ続く道じゃ」
不穏すぎる。
「さあ、着いたのじゃ」
着いたのは、岩の洞窟の広間だ。天井まで20m、直径100mほどの広さがある大空間だった。
「師匠、こんなところで寝てるのか?」
「まぁ、そんなところじゃ。では、さっそく大人のマッサージを始めるのじゃ」
Oh, さすが師匠。大胆です。
「ほれ、服を脱ぐのじゃ。もちろん全部じゃぞ」
「は、はい。よろしくお願いします」
いそいそと服を全部脱ぐ。
「では、そこの台に仰向けで横になるのじゃ」
いつの間にか、岩でできた台が現れていた。
あれ?ぜんぜんエロ要素がないですよ?むしろ改造されそうな雰囲気なんですが・・・
「何をしておるのじゃ。早くするのじゃ。妾を待たせるでない」
「は、はい!」
台の上に仰向けに寝そべる。
すると、手と足が拘束された。
「師匠、最初からこういうプレイはハードルが高いです!」
「何を言っておるのじゃ?今からお主には成人の儀式を施す。お主の経絡秘孔に妾の魔力を流し魔力の流れる道を広げるのじゃ。この村のエルフの成人の儀式じゃ。案ずるな皆心地よいと言っておった」
実は、この村のエルフの皆さんは成人の儀式で、通常のエルフより強化されている方々だった。
周りの魔物が弱いため忘れがちだが、世界樹があって神獣が住む村の住人が普通のはずない。いわゆるハイエルフってやつだ。
「では、やるのじゃ」
経絡解放は末端から心臓に向かって順に行っていく。
まず足の裏。師匠が土踏まずに親指を当て、指圧するとともに魔力を流す。
無理やり血管を広げられているような痛みが走る。
「グゥ」
「ちゃんと耐えられておるの。魔力制御の修行の成果じゃ。あの修行がなければ、今ので爆散しておるところじゃ」
秘孔を突いて爆散させるとか、どこの世紀末覇者だよ。
「次は、ふくらはぎじゃ」
「グァ」
痛みが強くなってくる。
太腿、手のひら、二の腕、上腕部、肩、頭頂部。
場所が変わるたびに痛みが強くなる。
「おかしいの。エルフたちは、心地よいと言っておったのじゃが、人間は違うのじゃな。まぁこの世界で生き残るためじゃ。辛抱するのじゃ」
魔力の操作に長けたエルフであれば、成人の儀式は心地よいマッサージのようなものらしい。
だから、師匠も大人のマッサージと言っていたのだろう。
しかし、人間はエルフよりも魔力に耐性がない。そのため、秘孔に魔力を流されるたびに激痛となる。
「あと二か所で終わりじゃ」
残る部位。心臓と下腹部。エルフであれば昇天ものの心地よさらしいが・・・
人間の場合、どうなるかこれまでの流れからすると明白だ。
師匠が、そっと下腹部に手を添える。
「あふん」
「いくぞよ」
「ぎゃぁぁぁぁぁ」
激痛が体を襲う。デッドボールが息子に直撃したような痛みが。
「あとは心臓で最後じゃ。死ぬでないぞ」
手のひらが胸に当てられて、本日一番の魔力が流れ込んでくる。
末端から広げられた経絡へ心臓から膨大な魔力が流されていく。
全身の血管が浮き出て、鼻や目から血が流れる。
「アキラよ、よく頑張ったな。これで完了じゃ」
手足の拘束が解かれる。俺はぐったりとして動くことができない。
『告、楓の魔力により神獣の眷属の称号を得ました。魔力操作能力が向上しました。これにより、ユニークスキル撮影者の新たな能力が解放されます。動画撮影モードが解放されました。』
メーティスさんが色々と教えてくれる。
動画撮影モード? そういや動画撮ったことないな。
やっと、立ち上がる。痛みは引き、全身に魔力が漲り巡りが良くなったことがわかる。
いつも以上に身体強化できている。
「さて、服を着てこれを背負うのじゃ」
師匠が持ってきたのは100kgの亀の甲羅だった。
修行は継続なんですね・・・
俺は、服を着て亀の甲羅を背負う。
100kgを背負うが、魔力で体を強化することでなんとか立つことができた。
くそ、それにしても大人のマッサージがこういう結果に終わるとは。
騙された orz
「さて、次じゃ」
そう言って、師匠が巫女服を脱ぎ始めた。
タワワな果実が二つ。引き締まったウエストにヒップ。
狐のもふもふの尻尾。
本物のご褒美キター♪───O(≧∇≦)O────♪




