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第三十一話 メテオカタストロフ

逃げる怠惰と崩壊。しかし、メイカーは二匹がこの場から去ることを許さなかった。足場を失ったかに見えたメイカーは、まるで重力を無視するかのように上空へ飛び上がり、その体から奇妙な砲台が出現した。


「逃げられると思うな。この街ごと貴様らを葬る!」


砲台がオレンジ色に輝き始めると、周囲の空気が振動し、轟音とともにエネルギーが収束していく。


隕石(メテオ)の地獄(カタストロフ)!」


メイカーが放った言葉とともに、巨大なオレンジ色のビームが天を切り裂き、地上へと降り注いだ。それは地獄の業火そのものであり、ニアダフスクの街を一瞬にして焼き尽くした。


爆発の衝撃波があたり一帯を包み、建物は崩れ落ち、街は焼土と化した。人々の悲鳴と焼ける音で正に地獄のようだ。

怠惰と崩壊は瓦礫の中に埋まりながらも、辛うじて命を繋いでいた。しかし、熱波と瓦礫の重みで体は動かず、意識が薄れていく。


「...崩壊、まだ、生きてるか...?」怠惰がかすれた声で呼びかける。


崩壊もまた、息も絶え絶えの中でかろうじて応える。

「ああ...だけど、もう動けそうにないな...」


怠惰の目に、視界がゆっくりと暗闇に覆われていく中、一筋の光が差し込んだ。それは崩壊が瓦礫を崩したことで現れた小さな光だった。


「...あれは...?」


薄れゆく意識の中で、その光がまるで何かを示しているかのように輝いて見えた。

怠惰は全力を振り絞り、手を伸ばそうとする。崩壊もまた、光に気づき、わずかに頭を上げた。

「何かが...そこにある。もしあれが希望なら、掴むしかない...!」


光の方向に向かって、二匹は懸命に這い進む。その光の中に何があるのかは分からなかったが、不思議とその輝きには温かさと力強さがあった。


しかし、背後ではメイカーの冷たい声が響く。

「どこへ行こうというのだ?これ以上無様に足掻いても無駄だ。」


メイカーはゆっくりと二匹に近づきながら、砲台のエネルギーを再び充填し始めた。

怠惰と崩壊は、目の前の光に最後の希望を見出し、動ける限りの力を振り絞ってそれに触れようとする。そして、その瞬間――


光が爆発的に広がり、二匹を包み込んだ。


「な...何だこれは!?」メイカーが困惑した声を上げる。


光は瓦礫の山を吹き飛ばし、崩壊した街の中で新たな空間を作り出したように見えた。その中で、怠惰と崩壊は温かな感覚に包まれながら、再び力を取り戻していくのを感じた。


「この力は...いったい何だ...?」怠惰が呟く。


崩壊も同様に驚いた表情でその光を見つめていた。

「まさか、これは...!」


その光は、ただの希望ではなかった。ニアダフスクの地下に隠されていた、D.P.companyが恐れ封じ込めていた『希望』の力だったのだ。怠惰と崩壊は、その力に導かれるように、再び立ち上がる。


「メイカー、お前の好きにはさせない!」


新たな力を得た怠惰と崩壊の二匹とメイカーとの戦いは、ここから再び幕を開ける――。

復活!!!

すみませんでした。

また、頑張って書いていくのでよろしくお願いします!

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