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第二十七話 廃工場

怠惰と崩壊は、廃れた雰囲気の漂うニアダフスクを歩き回り、手がかりを探していた。街には人影が少なく、話を聞こうにも応じてくれる者はほとんどいない。


「ここもD.P.companyの影響が色濃いようだな。」崩壊は眉をひそめながら、注意深く周囲を見渡した。


「でも、どこに隠れてるんだろう?地下にある可能性が高いって言ってたけど、入口すら見つからないよ。」怠惰は困り顔で呟く。


その時、風に乗って小さな音が怠惰の耳に届いた。


「何か聞こえた?」怠惰が耳を澄ませると、微かな機械音のようなものが遠くから響いている。


崩壊も音のする方向に顔を向けた。

「あの廃工場からだな。」


二匹は音を頼りに街外れの廃工場へと向かった。そこは錆びついた鉄骨と崩れかけた壁に囲まれ、人気のない場所だった。

「見た目は普通の廃工場だけど...」怠惰は慎重に扉を開け、中を覗き込んだ。


中には古い機械や壊れたベルトコンベアが放置されていた。薄暗い空間には埃が積もり、静寂が支配している。しかし、微かに聞こえる音は確かにこの工場の中からしているようだった。


「どこかに隠し扉があるのかもしれない。」崩壊は床や壁を調べながら進む。


「何だろう、この音...普通の機械音じゃない気がする。」怠惰は耳を澄ませ、音の発信源を探る。


すると、部屋の奥にある壁に微かな亀裂を見つけた。その近くには妙に新しい機械装置が設置されている。


「これ...明らかにこの廃工場の古さと合わないよね。」怠惰は装置に触れてみたが、反応はない。


崩壊が近づき、その装置をじっくりと観察した。

「コードロックのようだ。暗号を入力することで扉が開く仕組みかもしれない。」


「暗号なんてどこに書いてあるんだろう...」怠惰が頭を掻きながら呟くと、機械の周囲に小さな文字が刻まれていることに気づいた。


「『勇気を持つ者が真実に辿り着く』...か。」崩壊がその言葉を読み上げる。


「どういう意味だろう?」怠惰が首を傾げると、崩壊は少し考えた後、思い切って装置のボタンを適当に押し始めた。


すると、装置が突然動き出し、亀裂の入った壁が静かに開き始めた。

「当たり...ってこと?」怠惰は驚きながら壁の奥を覗き込む。そこには暗い地下への階段が続いていた。


「ここがD.P.companyの施設に繋がっている可能性が高い。」崩壊は階段を睨みながら言った。


「また地下か...嫌な予感しかしないけど、行くしかないね。」怠惰は覚悟を決めた表情で階段に足を踏み入れた。


暗闇の奥に広がるのは、またしてもD.P.companyの陰謀の影だった。怠惰と崩壊は慎重に進みながら、この地下施設の真相に迫ろうとしていた。

崩壊は直感でパスワードを当てた!

崩壊は少しうれしくなった!

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