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ラルがやって来る ヤァヤァヤァ

セントラルダンジョンからの帰り道。

転移で帰るモリスさん達を見送って、僕とアーシュは歩いて帰ることに。

久し振りにダンジョンから出るセカンとラルに、外の景色を見せてあげたいからね。


「やっぱり外はいいわぁ。一応うちのダンジョンも今じゃあ外と変わらないようになったけど、やっぱり気分的にね」

「うん、みんなでお外の散歩、楽しいです。もうこんな日は絶対に来ないはずだったのに」

「ほんとね。ああ、早くフィラスト姉さんやサーケイブ達にも会いたいな」


セカンとラルのそんな会話を聞きながら、僕たちは森の中を進む。

僕とアーシュは歩いて、そしてセカン達は僕とアーシュの視線くらいの高さを飛んで。


「お姉ちゃん、あそこにラビットがいるですよ」

「ほんとだ。あっ茂みの中に入っちゃった」

「自然に繁殖してる魔物とか久し振りに見たです」

「ほんとね。同じ魔物なのにダンジョンコアで作ったのとはどこか雰囲気が違う気がするわ」

「うん、何だか・・・野性、って感じです?」

「ああそうかも。ダンジョンコアを操作して生み出す、『飼い魔物』って言うのかしら、それに対して『野良魔物』みたいな?」


何となく言おうとしてる事は分かるかも。

ダンジョンの魔物と森の魔物が出会ったら「『ふん、たかが野良魔物風情が』『プライドを持たぬ飼い魔物など』」なんて言い争いが、なんてね。



そんな中アーシュが、

「そっ、そそそそういえばカルア――」

どことなく挙動不審な感じで話し掛けてきた。

「あんた最近、お姉さんと会ったりとかしてるの?」


お姉さん・・・ああピノさんの事か。

「うん、この間も会ったよ。ベルベルさんのお店で」

「おっお祖母さまの? ああ、他の大人の人達の集まりでって事?」

「うんそう。セントラルダンジョンの話をして来たんだ」

「ああそういう・・・・・・ほっ」



僕の顔のすぐ横で、ラルの耳がぴくぴくしてる。

「お姉さん? ひょっとしてカルアお兄ちゃん、お姉さんがいるです? だったら一度挨拶して――」

「あーうん、それはまた今度ね。えっと・・・心の準備とか必要だと思うし」

「心の準備? 私そんな緊張とかするほうじゃないですよ?」


ええっと・・・


「ピノさん・・・なんだけど」

「ぴっ!?・・・きっ聞かなかった事にしとくです。でもまさか、家に帰ったらお姉さんが待ってたり、なんて事は・・・」

「それは大丈夫、僕は王都で一人暮らしだから。ピノさんはヒトツメの街で生活してるんだよ」

「それを聞いて安心したです。もうこのままダンジョンに戻ろうかと思っちゃったですよ」


そこまで・・・


「一体、ピノさんってラルのダンジョンで何をしたの?」

「・・・聞かないほうがいいと思うです」


話したくないのか、思い出したくないのか・・・

だったら触れないでおいてあげるのがいいのかな。


そんな感じで森を出て、草原を抜け、そして王都へ到着。

もちろんラルとセカンは『隠蔽』を発動して。


「へえ、流石王都って言うだけあって、随分賑やかな所ね」

「そうだね。僕も初めて来た時ビックリしたよ」

「カルアお兄ちゃん、こんな都会で一人暮らしとか、イケてるです」

「そう・・・なのかな?」


「ね、アーシュ姉さまの家もこっちなの?」

「ううん、あたしは向こう。この道をもっとずっと行った先よ」

「うわぁ楽しみ。早く行こっ!」

「ええ?・・・せっかくだからあたしもカルアの家に・・・」

「アーシュ姉さまの家っ、アーシュ姉さまの家っ」

「ううう・・・分かったわよ、じゃあ行きましょうかセカン。じゃあねカルア。また明日学校で」

「うん、またねアーシュ」

「セカンお姉ちゃんバイバーイ」


アーシュ達と別れ、ラルとふたり僕の部屋に向かい、そして到着。

「ただいまー・・・って誰もいないんだけどね。あ、そう言えば王都に来たばっかりの時、こんな感じで部屋の扉を開けたら『おかえりなさい』ってピノさんが出迎えてくれたことがあったっけ」

「カルアお兄ちゃん、そんな事言って怖がらせようとしても、そうはいかないですよ。私はじぇんじぇんひぇーき(全然平気)ですょぅ・・・」


なんて事を言いながら扉を開けて、部屋に入ると・・・

うん、もちろん誰もいない。


「ほらね、大丈夫だった」

振り替えってラルにそう言うと、ラルは恐る恐る中を覗き込み、誰もいないのが確認できたのか、やっと中に入ってきた。

「もうっ、カルアお兄ちゃんが変な事言うから・・・でももう大丈夫です。奴さえいなきゃこっちのもんです。天下獲ったるです!」

そしてテンションがおかしい。



「ふぅーん、ここがカルアお兄ちゃんのおうちですか。何て言うか・・・狭いっていいですよね。何だか落ち着くです。カルアお兄ちゃんが来る前の私のダンジョンみたいです?」

「そんな狭いかな・・・一人暮らしには十分な広さだと思うよ。ほら、一応キッチンとかもあるしね。小さいけど・・・」


僕の言葉にラルは小さく微笑み、

「私のダンジョンをあり得ない大きさにしたお兄ちゃんらしくない発言です。そのうちダンジョンコアを手に入れて100階層のダンジョンとか作っちゃいそうです」

そんな無茶を言った。


作らないよ?


作らないからね。



・・・面白そうだけど。



「さて・・・来たはいいけど、やる事無くなっちゃったです。ベッドの下とか衣装ケースの中とか・・・ちっ、秘密の思春期アイテムとか何処にも無いです。空虚な空間です」

あ、空間把握で家捜ししたな?


「なんていうか、あまり生活感ないですね」

「まあここじゃあご飯食べて寝るくらいしかしないから。錬成とかしたいときはヒトツメの家に転移してやってるし」

「ああ、もうひとつ家があるですか・・・もしかして奴はそこに?」


奴って・・・


「ピノさん? 違うよ、ピノさんは自分の家にいるから」

「ん?? 姉弟なのに別の家があるです?」


ああそうか、ちゃんと説明してなかったっけ。


「ピノさんはね、僕のホントのお姉さんじゃないんだ。前に色々あってね、それでピノさんがお姉さんになってくれて、今でも僕の事を色々と助けてくれてるんだよ」

「ほーーん、つまり、私とカルアお兄ちゃんみたいな関係、って事です?」

「ああ、・・・そうかも」

「なるほどです。そして私がカルアお兄ちゃんに魔力を染められちゃったみたいに、カルアお兄ちゃんも奴に染められちゃった、と」

「え? ええっと・・・」


染められちゃった、って・・・


「そう、奴はとんでもないものを染めていったです。あなたの――」


コンコンコン


ん? 誰か扉をノックしてる?

「ごめんラル、誰か来たみたい。ちょっと隠れてて」

「隠れてって何処に・・・おっ、あそこがいいです!」

「それか『隠蔽』でも・・・ってあれ?」

もう消えてる。よし・・・


「はーーい」

そして扉を開けると――

うそっ!?


「こんにちはカルア君」

そこには笑顔のピノさんが。

ラル・・・どこかでフラグ立ててた!?


「突然ごめんね。急に王都に来る用事が出来ちゃって、そっちが一段落したから顔を見にきたの。ふふ、ビックリした?」

「ええ、ビックリしました・・・すっごく」

「ふふふ、作戦大成功ね!・・・部屋、入っていい?」

「え、ええっと・・・」


どうしよう、ラル、大丈夫かな・・・

「え? あれ? どうしたのカルア君、何だか・・・もしかして誰か来てる? まさか可愛い女の子が部屋の中にいたりとか・・・」

「ええっ!? そそ、そんな事・・・」

「まっまさか、アーシュちゃん、とか・・・」

「いやいやいや、アーシュじゃないですよ」

「アーシュじゃない(・・・・)って・・・じゃあ他の誰かがいるって事!?」


しまった! 墓穴掘った!

こうなったら仕方ない・・・ラル、ちゃんと『隠蔽』しててよ!


「いやー僕も今セントラルダンジョンから帰ってきたばっかりなんですよ、どうぞどうぞピノさん、さあ入ってください」

「あやしい・・・」


ちょっと目付きが怖いピノさん。

部屋に入ってあたりを見回し、

「あれ? ホントに誰もいない・・・って、ん?」

ベッドの上に視線を止めた。


僕もつられてベッドを見ると・・・

ぶふっ、布団が膨らんでる!? まさか・・・ラル・・・


止める間もなくピノさんがベッドに歩み寄り、そして布団をパッと剥がして・・・

「あれ? 何かいるような気がしたけど・・・気のせいだったのかな」

そこにラルはいなかった。 よかったあ・・・


ホッとした次の瞬間、ピノさんの体が一瞬ぶれて見えたと思ったら・・・まるで見えない何かを抱えてるみたいにお腹の前に腕をまわして・・・

ってまさか!?


「さて、それで君は誰なのかな? ね、とりあえず姿を現そうか?」

ピノさんの腕の中にいるのはきっとラル。何だか僕の方を見てるような気がするから、そっと首を振る。


そして・・・

「こここっ、こんにちはです」

目が泳ぎまくってるラルが、そっとその姿を表した。

ピノさんの腕の中で・・・


「ええっと・・・君はもしかして、ラルちゃんの操化身(アバター)、かな?」

「そっ、そうです! だから何をしても無駄です! ノーダメージです! だから無駄な事はやめておとなしくするです! 私は決して暴力には屈しないです!」

「ええっ・・・私そんな事しないよ?」

「騙そうったってそうはいかないです。うちの子達にあんなトラウマを植え込んでおいて、今更無害アピールなんて、ちゃんちゃらおかしいです!」

「トラウマなんて・・・そおっと抱き寄せて優しく撫でてあげただけじゃない」


なんだろう・・・微妙に食い違っているような・・・

「ええっと、ラル? 何があったのか今度は話してくれるかな?」

「・・・分かったです。こうなったらもう隠しても仕方が無いです。あれは数日前の事でした――」


そしてラルが話してくれたのは・・・

ピノさんが出会ったコボルトやケットシーを無差別に拉致して、他の女性陣と一緒に無理矢理その体中を撫でまわし、ぐったりと動けなくなった彼らを放置して次の獲物に襲い掛かり・・・

その繰り返しにより4階層に渡って被害者が続出、彼らは今でも動くものが視界に入るとビクッと怯えた顔をするらしい。


「かわいそうですけど、あの子達はもう、ダンジョンの魔物としては終わっちゃってるです。じっくり時間をかけてケアしてあげて・・・それで心の傷が癒せればいいですけど、多分それは叶わない望みな気がするです。だからせめて、あの子達の心の負担にならないセカンドキャリアを見つけてあげたい・・・です」


「ピノさん・・・普通にエンカウントした魔物を・・・モフってきちゃったんですか」

「だって・・・だって可愛かったん、だもん・・・」

胸の前で絡ませた両手の指をモジモジと動かしながら、視線を落として気まずそうにそう答えるピノさん。

その仕草は・・・何だかいつものピノさんと違って・・・


「冒険者に殺されるのならいいです、それは循環の環に戻るだけですから。でも管理者の私にそれは出来ないです。だってそれは管理者による削除、つまり消滅って事になっちゃうです。でもだからと言ってあの状態のあの子達を冒険者の前に出すのは・・・」


ラルがじっとピノさんを見てそう続けた。

ピノさんの様子を見て危険は無さそうと思ったのかな? 最初みたいに怯えまくって接するよりはいいけど。


でも冒険者を怖がるようになっちゃったコボルトやケットシー、しかも撫でられる気持ち良さを強制的に覚え込まされちゃった、かあ・・・


「じゃあさ、その子達を第10階層の『ふれあいボスの間』の担当にしたら?」

戦わなくてすむし、撫でてもらえるし。うん、我ながら名案かも。


「それも考えたですけど、そしたらビクビク怯える子達が遠巻きに眺めてくるだけの部屋になっちゃうですよ?」

あ、そうか・・・だったら、

「じゃあさ、一度に全員じゃなくって少しずつの人数を入れてみたら? あ、最初は短時間でローテーションとかしてもいいかも。他の人懐っこい子達と一緒なら、その子達もちょっとずつ馴れていけるんじゃないかな」


「そうか、一度に全員とかじゃなければ・・・」

軽く視線を下げて考え込むラル。

僕はいい考えだと思うけど、どうかな?


「うん、それだったらいけそうな気がするです! さっすがカルアお兄ちゃんです! そこのトラウマインプランターなんかにはもっったいない、最高のお兄ちゃんです!!」

大はしゃぎのラル。よかった・・・


でも、それとは対照的に、

「トラウマインプランター・・・」

落ち込むピノさん。

うーん、こちらは頑張れとしか・・・



そんなピノさんだったけど、しばらくして、

「ラルちゃん!」

「はっ、はいぃ!?」ビクビクッ

ガバッと顔を上げ、ラルの目をじっと見て話し掛けた。

ラルがビクッとしたのは驚いたから? それとも怖くって?


「ラルちゃん、ごめんなさい。私、あの子達がそんなに怖がって嫌がってるなんて気付かなくって・・・」

「ぅぇえ?」

急な謝罪に戸惑った声を上げ、

「・・・しっ、仕方ないです。そういう事なら赦してやらない事もないです」

でも、大人の対応。見た目は子供なのにね。



「ホントっ!? じゃ、じゃあ」

「た・だ・し!」

「え?」

「当分は『ふれあいボスの間』は入室禁止です!」

「ええっ、どうして・・・」

ホッとした表情から一転、愕然とした表情となるピノさん。


「どうして、って・・・さっきのカルアお兄ちゃんの話、聞いてなかったです? これからあそこへは、強制モフ被害者の子達が配属されるですよ? もしそこにあなたが現れたりしたら、その子達がどうなるか・・・分かるですよね?」

「・・・はい、ごめんなさい」


「同行した他の連中は1ヶ月間の入室禁止です。あの人達は本当に撫でてただけですから、多分それくらい経てばあの子達も受け入れられる筈です。ちゃんとあなたから伝えとくですよ?」

「はい・・・」

「ならこの話はこれでおしまいです。仮にもあなたはカルアお兄ちゃんのお姉さんという立場ですから、当方には敵対関係を続ける意思は無いです」


そして少し間を空け、


「だから、お互いの自己紹介からやり直すです」

と微笑みを浮かべた。


ホント、見た目は子供、対応は超大人だよ、ラル。

でも・・・よかったあ!




そしてピノさんとラルはお互い少しずつ打ち解け、少しずつ話が弾んでいった。


「ところで、あの時確かに目が合ったです。あれは絶対気のせいとかじゃ無かったです」

あの時? ってどの時?

「それってもしかしてケットラが出てきた時の事?」

「ですです」

「うん。あの時、視線っていうか気配っていうか、何だか見られてるなって分かったの。その気配の発信元を見てた感じかな」

「・・・」


変な顔で固まるラル。


「どうしたのラルちゃん?」

「あれ、ダンジョンの管理者権限で絶対気付かれない監視機能を使ってたです。いいです? 『絶対気付かれない』が売りの機能ですよ?」

「うーん、そういうのタイプの相手とは昔よくやりあったから・・・それで慣れちゃったのかな?」

「そんな・・・あり得ないです! だってダンジョン管理用ですよ? それこそ時空間魔法の『隠蔽』にだって――」


「ああっ!!」

そうだよ! さっき・・・


「っ!? ビックリしたぁ・・・カルアお兄ちゃん、急にどうしたです?」

「ねえラル、さっきピノさんが来た時さ、ラル『隠蔽』掛けてたよね?」

「ええ、もちろんちゃんと・・・って、ああっ!!」


そう、『隠蔽』してたラルをピノさんが捕まえたじゃないか。それもあっさりと。

「なんで『隠蔽』してたのに捕まえられたです? しかもあの時布団を剥がされてすぐにその場から離れたのに」

「だって気配が――」

「する訳ないです。だってカルアお兄ちゃんの隠蔽って、うっすら空間遮断もやってるですよ?」


校長先生の真似だけどね。


「そんな事言っても――」

「理屈に合わないです。感じ取れる要素なんて無い筈です!」

「理屈じゃないの、感じるんだもの」

「・・・理屈じゃ・・・ない・・・?」


ひどく恐ろしいモノを見るような目でピノさんを見るラル。

もしかして最初に逆戻り? せっかく打ち解けてきたのに・・・


「今はっきり分かったです。一緒にいた連中がこの人の事を『ピノ様』って呼んでた理由。愛称とかかと思ってたですけど・・・この得体の知れない恐怖、そして底が知れない能力がその理由だったです。君臨する者に対する敬称として『様』を付けてたです!」

「ちょっとラルちゃんそれ誤解――」

「どう呼ぼうか悩んでたですけど、こうなったら仕方ないです。私も『ピノ様』とお呼びするです。でもこの心はカルアお兄ちゃんのもの、それだけは売り渡さないです!」

「ええぇぇ・・・」


そしてラルはピノさんにビシッと人差し指を突きつけ、

「いいですね、ラル(・・)はこれから『ピノ様』の事を『ピノ様』って呼ぶです!」

「うう、イヤだなあ」

「返事はハイかイエスかオーケーの三択です!」

「それって実質一択――」

「い・い・で・す・ね!?」

「はい! ぅぅもう、分かったよ・・・」

「分かればいいですよ、ピノ様」



上からなのか下からなのかよく分からない立ち位置のラル。

もしかしてこれ、単なる勢い任せとか?

でもひとつだけ確実なのは、この時からラルが自分の事を『ラル』って呼ぶようになったこと。その後の話でもずっと自分の事をそう呼んでたからね。



そして夜になってピノさんも帰り、僕とふたりきりになったラルは放心したような表情で、

「カルアお兄ちゃん、ラル頑張ったです。とってもとっても怖かったけど、最後まで頑張れたです。ラル、ちゃんと頑張れてた・・・ですよね?」

そう僕を見上げてきたから、

「うん、よく頑張ったねラル。僕ちゃんと見てたから。すっごく偉かったよ」

って頭を撫でてあげたんだ。


そしてラルは嬉しそうな顔で、

「じゃあカルアお兄ちゃんバイバイ。また明日です」

って帰っていった。

もちろん転移でね。




って、明日また来るの? え?

年末年始は毎日更新!!

この下から作者に【お☆玉】をお願いします。

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