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秘密の女子会と相互理解について

突然のバーベキューは大盛況のうちに終わり、ここは王都にあるミレアの私室。

その可愛らしい部屋の中で、可愛らしいベッドや椅子に座るのは、部屋の主であるミレアと、そして・・・


「ピノ女子力様が私の部屋に来てくれるなんて嬉しい! それに聖女ロベリーもようこそ!」


「『ピノ女子力様』はやめて・・・」

「『聖女ロベリー』はやめて・・・」


ミレアの第一声にいきなりダメージを負うふたり。


「えーー、だってピノ様は私の女子力の師匠だしー、ロベリーさんはもう『付与の聖女』で有名だしー」


「年齢イコール恋人いない歴の私が、現在熱愛中のミレアさんの師匠だなんてあまりに・・・」

「有名って・・・そんなに広まっちゃってるの!? バカっ、あの時そんな事口走った私のバカっ!!」


「私がオートカ先輩と結ばれたのはピノ様から伝授された女子力のお陰ですよー? それでもやっぱり私の女子力って、ピノ様と比べたらまだまだ全然だしー。あと『付与の聖女』っていうのは『聖女のクリーム』の煽り文句が発信源ですよー? 『付与の聖女が作り上げた奇跡のクリーム』って。説明書にボトルを額に(かざ)すロベリーさんのシルエットも描かれてるし」


「ううーー心が痛いよー。世界チャンピオンに弟子入りされた初心者みたいな気分だよー。・・・あれ? でもちょっと待って! 私の恋愛の師匠はロベリーなんだよ?」

「ええっ、聖女ってそっち方面からなの!? でも言われてみれば、室長の前でポロっと言っちゃっただけの言葉が、世間に広まるなんてあり得・・・ん? でも室長って今までに何度か人の前でそれを・・・あ、ミカに言ったのも室長だった・・・そうか室長、だったか・・・」


「ええっ!? じゃあロベリーさんは師匠の師匠って事? じゃあ・・・じゃあ大師匠!? ロベリー大師匠!?」

「そうなのよ。だからね、この際私よりもむしろロベリーを師匠として・・・」

「え? ちょっとイヤっ、聖女もイヤだけど、大師匠はもっとイヤ! 何だかおばあちゃんになっちゃった気がする。って言うか、それじゃ私ベルベルさんの師匠にもなっちゃったみたいじゃない! それにピノ! あなたさっきから私に師匠の座を擦り付けようとしてない!?」


「ええー? それじゃあ、私の女子力の師匠がピノ様でー、恋愛の師匠がロベリーさんって事で、ファイナルアンサー?」

「「ファイナルアンサーじゃないっ!!」」


ここでおもむろに立ち上がったロベリーは、腰に手を当ててふたりを見据え、

「大体ね、私ピノの恋愛相談には乗ったけど、恋愛経験なんて一度もないんだからね。学校時代の友達の事とかを参考にしただけで、私だって年齢イコール恋人いない歴なの! むしろこのままだと、ピノのほうが先に恋人が出来る可能性が高いんだからね!!」


「「すっ、すみませんでした!」」


ロベリーの心の底からの叫びに思わず謝るピノ。そしてつられて一緒に謝るロベリー。


「だから・・・だから私たちは、友達! 師匠と弟子とかじゃなくって、それにもちろん聖女とかでもなくって、友達! そう、お互い呼び捨てで名前を呼び合う、そんな友達よ!!」

「そうか、それなら回避可能・・・」

「友達!? わ、それってむちゃくちゃうれしいかも! 学校時代はオートカ先輩を追っかけすぎて友達を作るヒマとかなかったし、研究所でも所長だったから・・・あれ? もしかして私・・・今まで友達って一人もいなかった? あれ?」


「いいのよ! 過去なんてどうでもいいの! 私たちに大切なのはこれからよ! そう、これからずっと友達! 一緒に走ろうって約束して本当に一緒にゴールを迎える、そんな友達!」


いつしか胸の前で手を組み、そしてその手を広げたロベリーにふたりは、

(なんて聖女っぽい・・・)

(これはもう聖女ね・・・)


「と・も・だ・ち!!」

「「は、はいっ!!」」



「よし分かった。じゃあピノ様とロベリーと私は今日から友達! よろしくね」

「よろしく! ってあれ? 私は『様』のまま?」

「だって『ピノ』より『ピノ様』のほうが何か言いやすくない? それにそっちのほうが可愛いし。だからほら、ニックネームってやつ?」


「ピノ、ピノ様、ピノ、ピノ様、ピノ、ピノ様・・・うん、言われてみれば『ピノ様』って、何となく呼びやすいし可愛いかも。よし、今から私もピノの事は『ピノ様』って呼ぶわ。ピノ様もミレアもそれでいいわね?」

「ええぇぇ・・・?」

「もっちろーーん!」


こうしてこの日から、ピノはロベリーからも『ピノ様』と呼ばれるようになった。



「さて、じゃあ話も丸く収まったところで。ピノ様、今日は別にこうして用もなくお話ししたかった訳じゃないんでしょ?」


そう、この集まりを呼び掛けたのはピノ。

バーベキューの最中にふたりそれぞれに声を掛けたのである。


「そうなの。ちょっとふたりに相談があって」


そのピノの言葉にミレアとロベリーは、ずずずいっと身を乗り出す。

恋バナか? 恋バナなのか? 恋バナだろうな!?


「あのね、実はカルア君にこれをプレゼントされたの」

そう言って取り出したのは、鈍い光を放つナックルダスター。

「「こっ、これは・・・」」


これが乙女へのプレゼントだと!? あり得るのか!?

これに込められたカルアくんの真意、それは一体・・・

そんなふたりの困惑と深読みを余所に、とてもうれしそうな表情のピノ。


「この間のペンダントも嬉しかったけど、これもすっごくいいでしょ? この色といい形といい、もう一目で気に入っちゃったの」

「へ、へーーそう」

「ウン、ワタシモソウオモッテタ」

そうか、あり得るのか・・・ この上級者さん達めっ!


「でしょでしょ? それでね、思ったの。せっかくのプレゼント、ただ身に付けるだけなんてもったいないって。これを使って、カルア君を助けたいって」

「うんうん、そーよね。せっかく貰ったんだから、やっぱ撲殺とかしたいものね」

どこか投げやり気味な返事だが、ピノはそれに気づかない。


「そうなの。でね、これからカルア君達パーティはダンジョンとか危険な場所に行く事が増えるでしょ? それにカルア君自身への『危機』も。そんな時に、みんなを『影から』助ける事ができないかなって」

「ん? 『影から』・・・?」


「そう、きっと私が表立って助けちゃうと、カルア君や周りの子の成長に繋がらないって思うの。だからね、ピンチの時にだけそっと手助けする、そんな存在でありたいなって」

「「ピノ様・・・」」


「だから・・・だからね、このナックルダスターにミレアが作った『戦闘スーツ』、あれを組み込めないかな?」


そのピノの相談にミレアは、

「ああーーー、そう来たかぁ・・・」

途中まではギリギリ恋バナっぽかったのに・・・


そしてロベリーは、

「付与? 既存の魔道具に対する追加付与・・・しかも別の魔道具との合成もしくは機能のみの統合・・・どちらにしても一筋縄ではいかないかも。ひょっとして錬成も必要になるかな? うん、これは・・・これは燃えるわね!」

仕事(聖女)モードに入っていた。


「それでピノ様、そのナックルダスターには何が付与されてるの?」

「ええっと、まずこのナックルダスターが壊れない為の『固定』でしょ? それから身に纏う『結界』、それに風の『温度調節』、あとは『結界』へのベクトル操作だったかな」


「なるほど・・・基本はあの子達のペンダントと同じ付与で、武器だからボックスの替わりに『固定』を足してあるのか。それでもその大きさならまだ容量には余裕がありそうね。ところでピノ様、それ実際に試してみた?」

「うん、でもこれ長時間の連続使用は難しそうね。目一杯で動かすと1時間が限界だった」

「1時間? それって聞いてた話と・・・ああそうか、保有魔力量の違いか」


「ん? 聞いてた話って?」

「パーティの子達が使った時には数分で魔力切れになったんだって。私の戦闘スーツを渡したのは魔力節約の為なのよね。ボディラインをシンプルにして結界の魔力消費を押さえるのよ。あれってかなり前に作った試作品だから、見た目の変化しかしないしね」


「ああ、そういう・・・。何となくは聞いてたけど、やっぱり戦闘用の機能は付いてないのね。でも今の言い方って、今なら本当に戦闘用として使えるスーツも作れるって事?」

「まあね、これでも軍事技術を担当する研究組織のトップだし。今作るなら、装着時間を50分の1くらいにまで短縮できるし、防御面や攻撃面だってかなりの性能に出来るわよ」

「やっぱり・・・」


「でもだからってねえ・・・。ま、いくら可愛い弟弟子君の為でも、子供に軍事兵器を渡すような真似はしないって」

「そっか・・・うん、ありがとう」


「それに、あの子のほうがよっぽど危ないものを作ってるみたいだし。軍事転用の宝庫みたいな魔法や魔道具をぽんぽん開発しちゃう子に、軍事転用済みの魔道具なんて渡せる訳ないって。それってもう世界の危機って言うか平和の危機って言うか・・・」

「そっか・・・あぁ、ごめんなさい」


「でもピノ様にだったら少しくらいは追加機能を付けてもいいわよ。何かリクエストとかある? こんな機能あったらいいな、みたいな」

「うーん・・・あ、あれって出来ないかなあ。魔法に変換しないで魔力そのものを攻撃に使う、みたいなの。何だか魔法って、持ってる力をわざわざ別の力に変換してから使う、みたいなまどろっこしい感じがあって、私あんまり好きになれないのよね」


「ほほう、なるほど興味深い。ピノ様はそういう考え方なのか・・・だったら、『圧縮魔力弾』みたいな感じかなあ」

「『圧縮魔力弾』?」

「そう、魔力を魔法じゃなくって物理的な力として使えないかって研究が以前あったのよ。ほら、身体強化って魔力だけで体を(かた)くする効果があるじゃない? だったらそれを発展させれば、硬くした魔力そのものを撃つ事が出来るんじゃないか・・・ってね」


「へえ、それっていいかも」

「うん。ただこれ、魔道具単体で魔力を打ち出すってところまでは開発出来なくって、研究を中止しちゃった技術なのよね。実現出来たのは使用者にイメージを(うなが)してそれを補足するところまで。つまり撃てるかどうかもその威力も完全に使用者次第、って事なわけ。これじゃ兵器として成り立たないわ」


「だったらますます私向きかも。ミレア、私それがいい! それを付けてくれる?」

「分かった。やってみる」

「やったありがとう! すっごく楽しみっ! 撃ってるっかなっ!」

「そっか・・・きっとこれも『女子力』、なのね・・・」



それから3人はお茶を飲みながら、ミレアとオートカの馴れ初めで盛り上がって、多少の罪悪感をトッピングにケーキを食べて・・・



「そう言えばピノ様、さっき聞きそびれてたけど、スーツはどんなデザインがいい?」

「うん、私がイメージしてるのはちょっと鈍めの銀色をベースに、黒の縁取りが付いた流線的な感じかなあ。あっそうだ、大事な事を伝え忘れてた。声を変える機能を付けて欲しいの。中の人が私だって気付かれないように。それと男女の判別が難しい見た目に」


「なるほど・・・『影から』だから正体が分からないようにか。了解、デザインはいくつか考えてみるね」

「ねえちょっと待って、それだったら『隠蔽』もあったほうがいいんじゃない?」

「そうか・・・ピンチの時にサッと現れてサッと消える。うん、いいかも。ピノ様どう?」


「うん、すっごくいいと思う!」

「よし、じゃあちょっと待ってて」

そう言って通信機を取り出したロベリー。


「あ、室長です? たしか室長って『隠蔽』使えましたよね? ・・・・・・ええ、その『隠蔽』です。実は今度それを付与した魔道具を作りたいんですけど、後日ちょっと手伝ってもらっていいですか? ・・・・・・ええ、それはもちろん。・・・はい、大丈夫ですっ。・・・分かりました。じゃあお願いしますねっ」


それを聞きながら、少女ふたりは目で会話する。


――いつもよりちょっと声が高いよね?

――これってやっぱり?

――うん、今までの様子からみても

――どうする? 突っ込む?

――ううん、今はまだ意識させないほうがいいかも

――じゃあ見守る方向かな?

――だね

――了解。今はスルーで


そう、これこそが人が理解し(わかり)あえた瞬間である。


「お待たせー。モリス室長の『隠蔽』を付与させてもらえる事になったよっ」

「ありがとうロベリー!」

「ん、これで要件はすべて固まったかな? ・・・よし、じゃあ設計に入るね!」



それから数回のデザイン合わせ、製作、試着、テスト、調整を経て、ピノ専用戦闘スーツ、通称『メタルピノスーツ』は完成した。

と同時にロベリーはナックルダスターに対する最適化を施し、実に2倍以上の効率化を実現させたのである。まさに付与の聖女の面目躍如、といったところだろう。


そして、スーツを装着しなくても使用できるように、圧縮魔力弾の機能はナックルダスター自体に搭載される事となり、


「多分これピノ様だったら使っているうちに、機能なしでも魔力弾が撃てるようになるんじゃないかな。これって言ってみれば『補助輪』みたいなものだから」


そんな未来が来るらしい。





僕が『気配察知』の訓練を開始してから、今日でちょうど1週間。

『パッシブ型』はすっごく難しくて、僕は何となく感じ取れるようになったくらいなんだけど、ネッガーはほぼ完璧にマスターしたみたい。やっぱ凄いや。


ネッガーの訓練はバット2種類から3種類に増え、相手は攻撃力の低いバットから危険な切り裂きバットに替わり、そして昨日とうとう4種類すべてを同時に相手出来るようになった。

僕にはとても真似できないよ。だってこれ、身体強化しないでやってるんだよ?


そして今日、ネッガーはひとりで魔物部屋に出現する全てのバットを相手にする。つまり僕は一度もスティールせず、ただここで応援するだけ。頑張れネッガー!


そんな僕の目の前で、今最後のバットが地に落ちた。

「いいだろう。これでこの部屋での訓練は終了だ」

「はいっ!」

「うむ、では下に行くぞ。次の訓練だ」


僕が「収納」を使って床に散らばったバット達を部屋の隅に片付けたら、1匹だけの金属ボッチ、じゃなかった金属バットが待つ下の階へ。

「よし、あの金属バットはカルア君、君が片付けてくれ。訓練場所はこの次の階だ」

「はい、じゃあ『スティール』」

そして「収納」。

「下に降りたら『結界』を頼む」


下の階。

結界の中にいる僕たちは今、眩しい金属バットの群れに囲まれている。

「いいか、ふたりとも。ここでは魔物の魔力属性の感知を行う。まずはカルア君、ここでも最後の1回まではスティールで殲滅、そのあと金属バットの数を4分の1に減らしてくれ。そこから訓練を開始する」


そして大量の金属バットを収納して。

「よし、では開始だ。まずは『気配察知』、そしてそこから各属性の違いを感じ取るんだ」


僕は『アクティブ型』、ネッガーは『パッシブ型』でそれぞれ察知を開始。

「む、気配察知・・・分からない?」

「あ、これ分かるかも。結構違いを感じる」


そんな僕たちの様子を見て、

「うむ。『アクティブ型』は自分の魔力で直接相手に触れる為、非常に分かりやすい。一方『パッシブ型』は相手から届くごく僅かな魔力の波動でしか判別出来ないので、非常に困難だ。カルア君は今感じ取った魔力とその金属バットが放つ魔法から属性を紐付けるんだ。それができたら『パッシブ型』を試してみるといい」


ここでネッガーが、

「ブラック先生、気配が全く感じ取れません」

「それは魔力の気配が、という事か?」

「いえ・・・魔物の気配そのものが感じ取れないんです」

「なに? ちょっと待て・・・・・・む、確かに感じられん。これは・・・あ!」


「何か?」

「これはすまない、うっかりしていた。カルア君の結界は空間の断絶だから、外から中へは気配も魔力も届かないのだ」


あ、言われてみれば確かに。


「ふむ、仕方がない。ではカルア君、各属性を1匹ずつ残して残りは殲滅してくれ。そうしたらネッガー君は金属バットの魔法攻撃を避けながら結界の外で訓練を再開、カルア君は属性が紐付け出来たら結界を解除して訓練に参加だ」


そうして金属バットは4匹に。

もう属性の感じは掴めたから、僕も結界を解除して訓練に加わる。


そして今日の訓練はそろそろ終わりかなって頃に、

「見えた! こいつは火、こいつは水、こいつは土、そしてこいつが風だ!」

ネッガー開眼!

それぞれの攻撃を避けながら・・・あ、全滅させちゃった。


「あ・・・すまない。つい・・・」

「ふむ、思ったよりも早く掴んだな。よし、では時間は少し遅いが、最後にもう一周して今の感覚を覚え込むぞ。カルア君、すまないが最後はネッガー君に付き合ってくれ。魔物部屋はすべてカルア君が殲滅、金属バットの群れは最後の1回になるまでカルア君が殲滅して、そこから全てネッガー君だ。では行くぞ」


そして僕のボックスには、魔石と金属バットの在庫がまた増えて・・・


「ラスト一匹!」

ネッガーが倒した金属バットは、ネッガーがチーム共同ボックスに収納。共同ボックスにも「固定」を付けておいてよかったよ。


「うむ、どうやら魔力や属性の感知も会得したようだな。後は明日以降で慣熟すればいいだろう。よし、今日はこれで終了だ」


そしてダンジョンから出た僕たち3人。

「気配察知は、極めれば相手の考えすらも感じ取れたかのような瞬間があるという。もしかしたら、すべての人間が完全に気配察知を極める事が出来たら、世の中から無駄な争いが無くなるかもしれんな」

「ああ、そんな世の中が来たらいいですね」

「そうだな、俺もそう思う。いつか極められたら・・・」



そんな素晴らしい未来を語り合う彼らは、数日前に恋バナで理解し(わかり)あえていた少女達の事など知る由もない。

そしてそれが「気配察知」ではなかった事もまた。

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