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変わラナイ日々

その夜、晴は手紙を手に一人うなだれていた

義父と婚約者からの手紙、おおよその内容はなんとなく把握できるようなものであった

把握できるからこそ、読みたくないという気持ちがあったのもまた事実だ

義父のリボルバーを改めて手に取り、少し考えた後に彼は手紙を読むことにした


義父からの手紙にはいくつかの思い出話、そして晴の成人の祝い言葉とともに

狩人長見習いとして黒宮家の長を継ぐこと、愛用のリボルバーを含めた一式を託すことが記載されていた

そして最後に、長女との結婚を大いに祝福することそして嬉しいことが長々と書いてあった

ひとしきり読み終え、続けて婚約者からの手紙の封を切る

成人の祝い言葉や愛の言葉、様々な思い出が書き連ねてあり一つ一つ思い出すたびに晴は涙した

最後に、お祝いの品として、箱の底を二重底にしておいたから見ておいてと書いてあることに気が付きマチャから渡された箱をよく見てみた、すると確かに二重底になっており箱の隅に開けるためのくぼみがついていた

底をあけると小さなお守りが一つとメモサイズの手紙が添えてあり、その手紙には

「一緒にしあわせになろうね!」と一言だけ書いてあった

それを見た刹那、"もう愛せない""もう会えない""もう触れ合えない"と様々な想いが心をよぎりいつしか彼の心に深い闇を植え付けていた


涙はすでに止まらなかった、時間も忘れて泣き続けていた

子供のように泣き明かし、気を失うように眠るまで彼は泣き続けていた

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