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世界樹ダンジョン(仮)  作者: 珊瑚
8/22

ダンジョン

18時に投稿すると言って初日で時間を変更してしまいすいませんでした。

これからも予定からズレてしまうことがあると思いますが暖かく見守っていただけるとありがたいです。


俺が目を覚ました時、既に日は高く登っていた。


「うう…体が痛い…今日中に普通に寝られるだけのスペースは掘っておきたいな。腹が減ってるし葉でも食うか」


俺はアイテムボックスから葉を取り出し、合計30枚ほどを食べた。

お腹が脹れてきたところで食べるのをやめ、最後は世界樹の皮茶を飲むことにする。


「合成 世界樹の皮茶(温)」


合成した皮茶をアイテムボックスから取り出す。

出てきたのは木のコップ…湯のみが正しいだろうか?に入ったお茶だった。

見た目は完全にお茶だ。

匂いは緑茶みたいな匂いがする。

まあ、緑茶の匂いを嗅いだのは半年ほど前のことなのでそれであっているかは怪しいが。

肝心の味は…


「うん美味い!」


砂糖水みたいな味がする世界樹の雫で作っているので甘すぎないか心配だったが、普通にお茶の味がした。


「けど、温いな…温は温かいじゃなくて温いだったのか…魔法が使えたら温めたり出来るのか?…まあ、腹も膨れたし穴掘りを始めますか!」


俺は昨日と同じように木を掘り進めていく。

そして、深さが2メートルほどになった所で、それは起こった。

差し込んだナイフが空洞にたどり着いたのだ。


「なんだ?もしかしてこの木腐ってるのか?」


そう考えたが穴を空けて覗いてみたところ、そうではないことがわかった。

そこには明らかに人工的に作られた空間が広がっていたのだ。


「これは…なんだ?」


こんな雲の上まで下から穴を掘る時間はないはずだ。

スキルを使えば出来るのかもしれないが、さすがにないと思っていいだろう。

つまり、この空間は元からこの木の中にあったと考えるのが妥当である。

そこまで考えて俺は1つの結論をだす。


「もしかしてこの木はダンジョンみたいなものなのか?だとすると、この空間を下に降りていけば地上に戻れる!」


それは仮定でしかないが、もしこの考えが当たっているのなら絶望的に思えた地上への帰還も現実的になってくる。


「それじゃあ、今後の目標はこの空間の探索だな!待てよ、ここを拠点として使おうと思ってたけど、もしここがダンジョンならかなり危険かもしれないんだよな…となると結局枝の部分に建物を作ることになるだろ?じゃあこの空間の探索は安心して寝れる拠点を作ってからか。…先は長いなぁ。モンスターとかが来ても怖いし、ひとまずここは封印しときますか」


そう言って俺は世界樹のブロックを合成する。

これは少し前に気づいたことなのだが、意識するとある程度合成するアイテムの形が変えられるようなのだ。

それを使ってH型のブロックを作成し、アイテムボックスから穴の中にブロックを出して蓋をする。


「俺もスキルの使い方が上手くなってきたんじゃないか?この調子で拠点も作れたらいいんだけど…」


そう言って拠点の作成に取り掛かったが、満足のいく拠点が出来上がったのはそれから1週間後のことだった。

屋根が難しすぎたんだ…

もちろん壁も床も何回もやり直したけどさ…

その間にそこそこスキルレベルも上がった。

存在を忘れていた鑑定も使って、持ってる物を全て鑑定したりしてもに行く準備は完了している。

それじゃあ、あの空間…もうダンジョンでいいかに行く前に最終確認をしますか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

木暮 紡木 Lv1

種族:人間

職業:合成師

ステータス[0]

HP 10/10

MP 357/357

力 1

魔力 3

敏捷 1

防御 15

器用 1

運 1

スキル[2]

・合成Lv3 ・鑑定Lv2 ・アイテムボックスLv1 ・剛力Lv1 ・短剣術Lv2

称号

無し

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ちょこちょこステータスが上がっているのは世界樹アイテムのせいだ。

鑑定した結果見つかったステータスアップアイテムはこんな感じ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・世界樹の葉

食べると最大MPが極少量アップする。

・世界樹の雫

飲むと最大MPが少量アップする。また、MPが少し回復する。

・世界樹の皮茶(温)

飲むと防御が少量アップする。

世界樹の雫を原料にしているため、MPも少量アップする。

・世界樹の果実

食べると魔力が少量アップする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


とまあ、世界樹アイテムはかなりのチートアイテムだった。

それがわかってからこれらを食べまくった結果、今のステータスになった。

ちなみに世界樹の雫はMP回復もできるため、いくつかアイテムボックスに入れてある。

後、合成や鑑定などをする際にはMPは消費しないようなので、この大量のMPは宝の持ち腐れ状態になっている。


「まあ…準備もできたし行きますか!」


そう言って穴へと着いた俺だったが、まだ穴を開通させていなかったため、ダンジョンに入れたのはそれから20分後のことだった。

アイテムの鑑定結果を載せました。

他のアイテムの結果が知りたいという方がいれば、設定話を作ろうと思うのでメッセージ等で教えてくれるとありがたいです。

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